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【解説動画付き】FX波引き|何故、大中小の波引きが必要になるのか?(後編)

 

こんにちは~しんたろうです。

前回、【解説動画付き】FX波引き|何故、大中小の波引きが必要になるのか?(前編)を公開しましたがいかがだったでしょうか?

波引きは基本中の基本であると同時に、これが相場環境認識の殆どを占めているので、中途半端な波引きや波引き忘れなどは致命的な欠点となりトレードに関わってしまいます。

なので今回は後編ということで、波引きから得られる情報を使った相場環境認識を行っていきたいと思いますので最後までお付き合いください。

 

こんな方におすすめ

  • 波引きをどのように活かせばいいのかわからない方
  • 波引きを何のために行っているのかわからない方
  • チャートがどこへ向かっているのかよくわからない方
  • エントリーポイントを探している方
解説動画




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波引きから得られる情報とは?

このブログや公式You Tubeチャンネルで公開している波引き動画をご覧になられた読者様の中には・・・

「チャートの波引きなんて誰でも引ける」

「出来上がったチャートなんだから何とでも言える」

と考えている読者様は少なくともいるのではないでしょうか。

しかしいざ波引きを行っていただくと、めちゃくちゃに波を引いたり、全体のバランスがバラバラだったりと、最初からうまく引ける読者様はかなり少ないように感じてなりません。

 

それもそのはず、波引きの真の目的や何故、大中小で波引きを行うのかなどの明確な理由をほとんどの方は知らないですから。

そして波引きから得られる情報が相場の未来を指し占めることも知らないのです。

そのくらい重要な下準備を波引きは含んでいるのです。

波引きからチャートの未来を知ろう

では波引きを行ったチャートからどんな情報が得られるのでしょうか。

これが分かれば今現在、自分が立っているところがどんな場所なのかも分かりますし、これから何が起きて何が待っているのかチャートの将来も分かってきます。

1.チャートのゴール

ゴールといっても「終焉」ではありません。1つの波が完成したことを表す意味のゴールです。

チャートは、フラクタル構造をしており、いろいろな波が集まって出来ていることは前編で解説したとおりです。

ということは波引きから得た情報を使えば、波が集まって出来た1つの完成形を事前に知ることが出来るのではないでしょうか。

実際のチャートで考えてみましょう。

こちらはUSDCAD週足チャートです。

青の波と緑の波を描いたチャートですが、A波と考えられる波をコピーしC波が今後どのくらい成長するのか分析してみました。

完成したチャートを見るとほぼ同等の値幅まで動いていることが分かります。

これはエリオット波動論の修正波のルールの一つなのですが、修正波の基本形によるとA波とC波は同等の波であるということが記載されております。

もちろん実際のチャートではA波の161.8%や61.8%になるC波もあるので、絶対に100%になるという保証はどこにもありませんが、基本形がそのようになっているのであれば、まず疑って分析したほうがいいのではないでしょうか。

2.波の構造

このチャートから分かるもう一つの情報は緑の波の中に青の波が含まれている点です。

フラクタル構造を考えると、青い波が3つ集まって緑の波を形成していることがわかりますので、青い波(修正波)が分かればその上の波を知ることが出来るようになります。

先程波引きを行った際、青い修正波が緑の波の中に含まれていたことが分かっているので、次に出現する波の中にも、もしかしたら青い波が現れるかもしれないと、ある程度予想することは出来るようになります。

実際のチャートでも分かる通り、赤い波の中にも青い波の修正波が現れているので、フラクタル構造を考える上でも副次的な青い波が分かるだけでも波の構造が手にとるように分かるのではないでしょうか。

ただどこの波でも必ず含まれるというわけではないことは、このチャートを見ても分かると思いますので、過信は良くないですが、フラクタル構造をしていて現在地を把握する上では欠かせない情報なので、青い波の副次的な波が出現すれば積極的に活用したほうがいいと思います。

 

完成したチャートで波の構造が見えないのであれば、考えられる原因は2つです。

・今後、今まで出現した副次的な波が現れる可能性

・見ている時間軸が違う可能性

見えていないからといって、安易に考えてはいけません。

 

そしてここがもっとも重要なポイントなのですが、修正波がいつ終了し推進波に移行するのか考える上でも大中小の波引きは重要です。

修正波はその性質上、単純に動くものもあればかなり複雑に形成する修正波もあり、その上、期間も決まっていないので最悪な場合、3~5年間ず~っと修正波ということもあったりします。

なので完成したチャートから得られた情報(修正波の値幅など)を使って、現在発生している修正波を分析し、ある程度完成した修正波を分解することで、終焉を予想することに利用すれば推進波をしっかりトレードすることにも繋がると考えております。

 

私達がトレードしなくては行けない波は推進波です。

儲けるためには伸びる値幅を取りに行かなければいけません。

間違っても大中小の波引きを使って修正波を理解しトレードしても、結局のところどこまで行っても修正波なのですから、これからやってくる本命に負かされる運命にあります。

そうならないためにもまず完成した修正波に含まれていた副次的な波を分析し、どの規模の修正波が含まれていたのか事前に知ることが、長期的な修正波の終焉を知る足がかりになるでしょう。

 

「そんな長期間待てないよ・・・」

という意見が聞こえそうですが、それならば他の通貨ペアを監視すればいいだけです。

負けやすい通貨ペアをトレードする必要はどこにもありませんので、激甘なボールが来るまで絶対にバットを振らない覚悟をしっかり身につけましょう。

 

自分勝手な考え方を導入してはならない

よく多いのが「副次的な波が出ないこともある」というエリオット波動論に無い自分勝手な考え方を導入してしまう点です。

推進波は5波、修正波は3波で構成されているという基本ルールを無視した考え方を導入してしまえば、選択肢が増えるだけでなくチャンスを取り逃す原因にもなりかねません。

仮に今回のトレードで成功したとしても基本ルールを無視した行動はいつまでも続くわけがないのですから、いつか必ず破綻します。

そうならないためにも基本を抑えたルールでトレードや相場環境認識を行う必要があって、自分勝手な考え方を導入すべきではないのです。

 

損切りを行う際もルール通りにトレードした結果、想定外の事態になった場合に損切りすべきであって、勝手な思い込みや不安、恐怖から損切りをするべきではありません。

トレードするべきポイントを見つる際も同様です。一切メンタルを受けないトレードを行うべきだと私は思います。

なので一刻も早くメンタルから切り離すべく、まずは波の構造を考えてトレードの参考にしてみてください。

 

まとめ

負けが連続した場合や相場に迷った際は必ず初心に戻って波引きを行ってみてください。

波引きは面倒な作業なのでチャートに慣れ親しんだ方からすると「そんなことしなくてよくない?」と思われがちですが、自分の手で引くからこそ見えてくるチャートの姿があります。

ただ引くだけならインディケーターを使えば簡単です。しかし丁寧な仕事ほどリターンが大きいのも事実ですし、その分知り得る情報量も桁違いです。

まずは冷静にどんな相場であっても波引きを行ってみてください。そして波引きがうまく出来ない場合はかなり難しい相場に突入しているか、見えていないチャートがあってまだ部品が揃っていないのかも知れません。

今回の動画や記事を参考に大中小の波引きの大切さを改めて感じてみていただければ幸いです。ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。

 

 

 

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