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FXデイトレード手法|もっとPIPSが欲しい?それなら先端トレードは止めましょう

 

こんにちは~しんたろうです。

今回のテーマは先端トレードについてです。

もっとたくさんPIPSが欲しい。安全なところからエントリーして波を全部取りたい

などたくさんの方が先端付近でトレードされていると思います。でもこれって全く意味がないのです。その理由について解説させていただきます。

 

先端を狙っても意味がない?初心者が必ず行ってしまう罪とは

チャートを見ると急激に動いた波を見て「端から端まで取りたい」と誰でも一度は考えてしまうのではないでしょうか?

こうやってこのような理論を使えば取れるのでは?と土日の動かないチャートを見ながら検証しているかと思います。

でもそれって全く意味がないことで、先端を取りに行くことはかなりリスクが高い愚かな行為であると私は考えております。でも何故先端を狙ってはいけないのでしょうか?私なりに考えてみました。

1.ボラティリティーが低い

波の先端はトレンドの転換でもあります。例えばこんなチャートがあったとしましょう。

2017年頃のUSDJPY週足チャート

アップトレンドから転換しダウントレンドになっておりますね。

相場の参加者はいつか終わるアップトレンドに対して「どこがゴール?」といつも悩んでいたはずです。

そしてゴールを迎えたあとアップトレンドでロングポジションを持っていた神々は徐々に利食いをしてきます。

その徐々に動く下落に便乗して仮にショートポジションを持ったとしましょう。

さて先端付近のボラティリティーがかなり高いように見えるでしょうか?

むしろ波の後半のほうがしっかりとした大陰線を作っている相場ばかりで、あとから見れば最初の先端付近は全く動いていないことがよくわかりますよね。

でも何故こんなことになってしまうのでしょう。

まずジェットコースターを思い浮かべてみてください。

読者様はジェットコースターの一番最上部にいます。

今から急激な下落をしようとしておりますが、最上部はスピードも殆どありませんし、むしろ止まっているような感じがしませんか?

逆に最上部でジェットコースターの最高スピードが出ているような遊園地があるでしょうか?もしあったら事故を起こしてしまうでしょうねw

FXも同じで物理的に考えても先端はボラティリティーが低くなってしまうのです。

波の先端は買う勢力と利食いをする、もしくは売りの勢力が均衡する場所です。

プラスマイナス0になる箇所といってもいいでしょう。

ボールを空に投げるとある地点でストップし、そのまま地面に落ちていきます。

そのストップしている地点が波の先端でもあるのです。

ですからトレンド方向がまだ見えていない箇所でトレードしても全く意味がなく、むしろ事故の元になってしまうでしょう。

今すぐ波の先端でトレードすることは止めていただきたいのです。

2.ダマシが多い

自分が「先端だ!」と思ってポジションを持ったとしても、やっぱり違うのか~?と思わせるような「ダマシ」のような動きが先端では頻発します。

2019年5月頃のUSDJPY日足チャート

例えば赤矢印の先端でタイミングよくエントリーしたとしましょう。

ですが青矢印ように戻り高値を作る場面が必ずやってきます。

そうするとポジションを持っている方からすると、どんどん増えていた証拠金が減るように見えて、「もったいない」「負けたくない」などの感情がむくむく膨らんでくるはずです。

人は損をしたくない生き物なので、どうしよう~!!と悩むことになります。

もちろんダウントレンドならそのまま下落するかもしれませんが、この波が修正波で入っているとなると話は別です。

いつか戻ってくる波=推進波として考えているわけですから、我慢できずに微々たる利益で決済することになります。

ですがこのチャートでも分かる通り、再び下落を始めるのです。

そして殆どの参加者は「もっと落ち着いて見ておけばよかった」「無駄な利食いをした」と嘆くことになります。

でも落ち着いて考えてみてください。先端でエントリーしたからこうなったのではないですか?

先端付近はダマシのような動きが出やすいポイントです。

もしこの波がダウントレンドであるならば、高値を切り下げ、安値は更新する動きになるはず。

ということは高値は切り下げということは、直近の高値付近まで上り詰めてくる可能性があるということです。

ですから先端でエントリーしても全く意味がなく、むしろ高値を切り上げるような動きが出てからエントリーしたほうがもっとpipsが狙えるのです。

3.自分の感覚だけでトレードしてしまう

一番の問題はここにあると思います。

自分の勝手な想像だけで先端を決めてしまい、「そろそろいいのではないか」「ここから入らないともったいない」などのどうでもいい欲に支配された考え方でトレードを始めてしまいます。

もちろん先端で入って爆勝ちが毎回出来る方はいいかもしれませんが、当てずっぽうで勘を頼りにトレードすることの怖さは負けたあとにやってきます。

「何であんな無駄なことをしてしまったのだろう・・・・」

いつも週末になると「自分のバカ!」といって自分を責めたりしておりませんかW

2019年11月頃のUSDJPY日足チャート

このチャートの右端高値を見て「そろそろ売りかも」と思ってしまったのなら、すでにマズイ病気になっているかもしれません。

それではいつまで立っても逆張りの嵐になってしまい、本当の意味でまずい状況に自ら追い込むことになります。

そのあとの相場を見て頂ければ分かると思いますが、徐々にではあるもののアップトレンドになっております。

もし諦めきれず「ここが高値だろ!」「今度こそ高値だ」と博打的に先端を攻め続けても無駄なトレードのオンパレードになってしまい、結局順張りしたほうが効率的と思ったあたりで相場は終わりを告げるのです。

ですから絶対に順張りを習得し、先端でエントリーしても意味がないと心に刻みましょう。

 

まとめ

勉強会内でもまだ先端トレードが諦めきれない方も多くいらっしゃいます。

今回の話を毎回のようにしておりますが、それでも諦めきれず無駄なトレードを行ってしまいます。

先端でトレードしても仮に勝ったとしても、誰に自慢するものでもありませんし、しっかり安心して勝てる箇所でトレードしたほうがメンタル的に保てるはずです。

もちろんこの手法には「待つ」という手法が欠かせません。なので自分のレベルを上げるためにも先端でエントリーするとどうなるのかよく考えてみてください。

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。

 

参考文献


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