こんにちは~しんたろうです。
2023年が始まったかと思ったらもう2月です。1年なんてあっという間に過ぎ去ってしまうのですね~無駄な時間なんて1秒たりともないので勉強会はどんどん前進していきますよ。
さて今回のテーマは「チャートのルール」についてです。当たり前すぎて意外と見逃しがちですが、これを知っているのと知らないのとでは雲泥の差が出てくるのでしっかり学習していきましょう。
解説動画
知らないと損するチャートの「ルール」とは?
縦横無尽に動いているように見えるチャートですが、ある一定のルールのもとに動いていることをご存知でしょうか?
そのルールとは「高値安値」です。
・・・・高値安値ってあの高値安値???
という意見が出そうですが、この高値安値にはルールが存在するのです。
まずはこちらのチャートを御覧ください。
上記チャートはGBPUSD月足チャートです。
直近安値を更新しているので現在はダウントレンドとなり、高値試しを行っていると思われる状態です。
さてここで質問です。この相場はどこを目指して上昇しているのでしょうか?
ダウントレンドなんだからまた下落するのでは?
直近高値じゃない?
中腹くらいまで動きそう・・・
いろいろな意見がありますが、答えから言うと直近高値付近まで動くと思われます。
しかしダウントレンド継続中であればどこかでトレンドを転換させ再びダウントレンド方向へ動き出すはずです。
ということは安値を更新すると逆方向へトレンドは動き出すものの、どこかで再びトレンド方向へ向かうということが分かります。
もうお気づきかもしれませんが、これが高値安値の法則です。
簡単に説明すると高値→安値→高値→安値の順番でチャートは動いていることがわかり、現在仮に高値付近にいたとすると必ずどこかのタイミングで直近安値方向へ動き出すことが分かっております。
FX初心者の方はこのルールを知らず、ただ闇雲に「もっと動きそう」という感情だけで飛び乗ったりするので、多い意見としては「トレードすると逆方向へ動き出す」というのがありますね。
これは高値安値更新付近からトレードする方に多く見られる意見で、中には証券会社やFX会社に監視されている~(泣)なんて意見もあったりするくらい有名です。
でもそんなことはなく基本的なルールを知らないままトレードされているから、トレンドの逆行をそういうふうに考えてしまうだけなのです。
トレードの中には逆張りという手法もありますが、これは更新したあとの逆方向へいく波に対してポジションを持つことを指します。
しかし上記チャートを見ていただいても分かる通り、いつか必ずトレンド方向へ戻ることから長期的に逆張りポジションを保有することは出来ず、どこかのタイミングで必ず利食いをかけないといけません。
もしポジションを切るのを躊躇ったりしてしまえば、トレンド方向へ動きだしたときにはすでに遅く、もしかするとマイナスポジションを持つ羽目になってしまう可能性だってあるのです。
FX初心者の方はこのルールを早いうちから知っていただき、チャートのルールに従って順張りを心がけて頂きたいと私は強くおすすめいたします。
もちろんこれは長期足だけのルールではありません。1分足でも1時間足でも同じことがいえます。
短期足ばかり気にしていては長期足がどこへ向かっているのかわからず頓珍漢なトレードばかりしてしまうかもしれません。
なので相場環境認識を行う際、必ず長期足から順番に確認していただき、長期足がどこの高値安値に向かっているのか確認した上で短期足を確認しないと本末転倒になってしまうかもしれないのです。
高値安値からわかる重要な情報
高値→安値→高値の順番でチャートが動いていることは分かりましたが、もしかするとこんな質問が出てくるかもしれません。
それはどこの高値安値を目指しているのかわからないというものです。まずはこちらのチャートを見て考えてみましょう。
こちらのチャートはUSDCAD月足チャートです。
青い矢印に注目してください。
青い矢印の終点は、左側の1⃣の高値付近だったことが分かっております。
しかしその途中にある2⃣の高値も立派な高値と呼べそうな高値です。
青い矢印の波が開始したときに果たして皆様は「この波は1⃣まで必ず届くな!!」と断言できたでしょうか?
もしかすると2⃣の高値付近で止まり下落してしまうのでは?と考えたりするのではないでしょうか?
確かに2⃣の高値付近まで青い矢印の波が近づいた際、大きな大陰線を出現させていることから一部のトレーダーにはゴールとして目指していた高値だったのかもしれません。
しかし相場は過半数を占めたほうが勝つ世界です。2⃣の高値がチャートのゴールではないことは上記チャートから見てわかります。
ということはここからわかることは緑の波の大きさで相場に参加されている方は見ておらず赤い波の大きさで現在のUSDCADを見ていることがわかったということです。
そうなると次にチャートが動く際にどこの高値安に注目すればいいのかはっきりわかるのではないでしょうか。
中途半端な高値安値に注目しても意味はなく、もっと視野を広げて目指すべきゴールになる高値安値に注目しなければいけないことをチャートが教えてくれているのです。
このあとのチャートの値動きから見ても分かる通り、安値更新したのは直近安値であり、しかもギリギリ更新したあとすぐに反転しております。
ここまでくれば自ずと「次はあのあたりだな」と目星がつくと思うので、しっかりとした目線でトレードをスタートさせることが出来るのではないでしょうか。
まとめ
今回はトレードのヒントとなる「高値安値」のルールを解説しましたがいかがだったでしょうか。
本当に基本的なことですが、その基本を知らないでトレードすると痛い目に遭うだけでは済まないかもしれません。
今現在自分が立っている場所が安値付近なのか高値付近なのか長期足から探っていき、短期足に落とし込んでガンガン稼いでいっていただければ幸いです。
また何か質問等ございましたらお気軽にご連絡ください。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。