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FXその他|Xデーが迫っている?ウクライナショックは本当に起きるのか?

 

こんにちは~しんたろうです。

連日連夜、ロシアvsウクライナ関連のニュースが報道されており、もしかしたら2月16日がXデーになりそうという憶測まで飛び交っております。

私は経済評論家ではありませんし、戦争やウクライナに詳しい専門家ではありませんが、こういった自体はチャートに変化をもたらすキッカケになりそうなので、今回は各通貨ペア月足チャートを一緒に確認していきましょう。

 

緊迫ウクライナ情勢 ウクライナショックは起きるのか?

ウクライナはロシアとEU諸国に挟まれた国で昔からロシア側?ヨーロッパ側?どっちなの?と立ち位置がよくわからない状態になっていた国であるとしんたろうは認識しております。

そんなウクライナですがロシアと戦争をするかもしれないと報道されて私もチャートの値動きに敏感になっていたところ、オリンピック閉幕を待たずに開戦するかもしれないと聞かされたら「ウクライナショック」が起きるのでは?と考えるのは私だけではないと思います。

 

ダウ理論の法則の一つに「平均はすべての事象を織り込む」とあります。

今回もし戦争が起きたとしてもチャートの一部分のイベントでしかなく結局、長期トレンドに巻き込まれて織り込み済みという扱いになるのではと考えると何とも残酷な話です。

ですが私もコレで飯を食っておりますので、冷静になってチャートを分析したいと思います。

イベント時は月足をチェック

もし「ウクライナショック」が発生したとすると私達はどんな下準備を行っておけばいいのでしょうか?

過去に何回も起きた「〇〇ショック」を参考に考えてみるとある共通点が浮かび上がってきます。

それは・・・月足チャートです!!まずは実際のチャートで確認してみましょう。

USDJPY月足チャート 2022年2月15日頃

こちらはUSDJPY月足チャートです。

赤矢印が指し示すローソク足はそれぞれ一瞬でものすごく動いた「アップルショック」と「コロナショック」発生時の値動きとなります。

一見するとものすごく動いていて、チャートを逸脱してどこかに飛んでいきそうな勢いのチャートに見えるかもしれませんが、月足を確認していただくと直近安値に反応していることが分かり、ここまで激しい値動きの相場でも結局のところ、注目されている高値安値を意識することは変わらないことが分かるのではないでしょうか。

特にコロナショック発生時の値動きは、2016年に起きたトランプ元大統領選で作られた月足の安値付近を意識していることから、やはり「平均はすべての事象を織り込む」という法則は正しいと思います。

EURCHF月足チャート 2014~2015年頃

こちらのチャートは2014年頃に発生したスイスフランショック発生時の月足チャートですが、こちらを見ても分かると通り直近安値に対してスイスフランショックで作られたローソク足が反応していることが分かります。ということはこういった「世界的大イベント」発生時は月足チャートの高値安値を確認して置かなければ今後どの様になるのか考える手がかりさえ掴めないことになりますね。

TRYJPY月足チャート 2018年8月頃

こちらは2018年に発生したトルコショック時の値動きです。

これを見るとダウントレンド時の一つのローソク足にしか見えませんよね。

ここから分かることは長期順張りを常に心がけておかないいけないということです。

いつどこで「〇〇ショック」が発生するかわからない状況ですし、もしかしたら明日にでも巻き込まれるかもしれません。

もし短期目線で逆張りばかりしていたとしたら怪我だけでは済まない事態になるかもしれませんよね。

なので今回の「ウクライナ情勢」ではどんな事態になったとしてもいいようにトレードは常に長期順張りを心がけたいと思います。

ウクライナの通貨は「フリヴニャ」

言いにくい通貨名ですが、ウクライナの通貨は「UAH」となります。

取り扱っているFX会社や証券会社が見つからなかったのでTradingViewを使って検索したところUAH/USD月足チャートを見つけることが出来ました。

さてさてボラティリティーはどうなっているのか・・・・・・ん?月足チャートなのに10PIPSくらいしか動いておりません。

あれ?計算間違えたかな?と思って何度も確認したのですが、やはり月足チャートで10PIPSくらいしか動いていないことが分かりました。

ちなみに2022年2月現在の円に換算すると1フリヴニャ=4.04円です。

もしかしてハイパーインフレになっているのかな?と思って調べてみたのですが、そうでもないようで2020年度インフレ率世界ランキング82位くらいでした。ちなみ日本は160位でした。

このチャートだと月足が仮に暴落したとしても、どこまで動くかは未知数ですが、過去に作ったコロナショックやトルコショックのような値動きはなさそうです。

 

ただUAHが動くかどうかよりも他国への影響やドル、ポンド、ユーロがどのように影響を受けるかなどは全く分かりません。

もしかすると「嘘でしょ?まさかあの通貨が!?」という事態になってもおかしくないので、細心の注意を払ってチャートを見る必要があると考えております。

USDJPY月足チャートを再度チェック

さてここまでくれば「〇〇ショック」がいつ発生してもいいように月足チャートの高値安値をチェックし、何が起きてもいいように準備しておくのがトレーダーの仕事ってもんです。

USDJPYを改めて確認してみると、赤線=月足安値、青線=月足高値ということが分かります。この他にも高値安値はありますが現在地から見て直近高値安値はまず試しに行くと思いますので、このあたりの値動きを確認すれば今度の予想に役立てそうです。

このチャートを見ると、もうまもなく直近高値に到達するのでは?という値動きになっており、今月の経済イベントで到達するのではと考えられそうです。

ただその前にウクライナ情勢が悪化すればGDP発表などのイベントを待たずチャートは動いてしまいます。なのでここからトレードを開始するのであればレバレッジを低くし、ポジションを調整。証拠金にダメージを与えないように一部分でも出金しておいたほうがいいのかもしれません。

何も起きませんように・・・

「〇〇ショック」が起きるとトレーダーは嬉しい悲鳴と悲痛な悲鳴に分かれます。

私はどちらかというと「〇〇ショック」大好物人間なので、いつでもウェルカム!という感じで毎日過ごしておりますが、出来ることなら私が寝ているときに発生しないでいただきたいw

ただこればかりは避けられない事情もあると思いますし、テクニカルに考えてもやばい位置でイベントが発生すれば「待ってました~!!」と言わんばかりに参加者が参入してくることでしょう。

 

そうなればそのチャンスをモノにできるかは相場環境認識にかかっていると思います。

戦争は嫌なものですし、遺恨しか残さないと思いますが、チャートに活力を注入するという観点から見れば当然の結果だと私は考えます。

そしてここまでニュースやメディアに取り上げられているイベントを見逃すことはないですよね。

なのでいつ何が起きてもいいように下準備だけは欠かさないでいただき、一つでも不安なことがあれば今のうちに解決しておくことをおすすめいたします。

まとめ

ウクライナvsロシアに見えますが、いろいろな国の思惑が交差する今回の情勢は今後どのようになるのでしょうか。

私達一般人が考えても結果はわかりませんが、ただただ戦争が起きないことを祈るのみです。

ただチャートを見るとどう考えても「待っている」ように見える通貨ペアばかりなので、何が起きてもいいように心構えはしておいてくださいね。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

 

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