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FX波引き|大と中の波引きを行うと何がわかるのか?

こんにちは~しんたろうです。

しんたろうのFX勉強会にご入会された参加者様が最初に行っていただく学習が波引きなのですが、大と中の波引きを行うことを徹底して指導しており、初心者が最初にぶち当たる関門とも言えます。

ですが、そもそも大と中の波引きを何故、ここまで徹底的に行うのか理由がわからず行っている参加者が多いので、今回は大と中の波引きを行った際のメリットをまとめてみましたので一緒に学習していきましょう。

大と中の波引きから得られる有益な情報とは?

波引きを行うことでトレードに対してどのような効果があるのか、初心者だとその理由がわからずに波引きを行うことになると思います。

ですが理由がわかったほうが波引きにも気合が入るでしょうw ということで今回はGBPCADで波引きを行ってみたいと思います。

GBPCAD 2016年8月ぐらいの日足チャート

それでは上記の波があった際、大と中の波引きを課題として出されたら読者様ならどうやって波を引くか考えてみてください。

 

・・・・・・簡単すぎましたか?

大と中だけで考えればいいのですから、シンプルに考えてみていただければわかると思います。

それでは答え合わせです♪

青の波は大の波、赤の波は中として見てください。簡単だったでしょ?w

でも肝心なのはここからです。この単純な波引きだけで右側の相場を考えなくてはいけません。

波引きは綺麗に引けたからと言って、それで終わりではなく、ここから有益な情報を引き出せなければ意味がなくなってしまうのです。

大と中の波引きで得られるメリットとは?

それでは先程波引きを行ったチャートからどんな情報を引き出せるのか考えてみましょう。

ちなみに青の波引きだけで今回は考えるので、波を引いていない左側は省略させていただきます。ご了承くださいm(_ _)m

メリット1:相場の参加者が見えている波の値幅

まずオレンジの枠に注目してください。

赤い波と青い波が区別できるのですから、赤い波に含まれている修正波はだたの修正波でトレンドではありません。

短期足を見るとダウントレンドのように見えますが、自分が見ている基軸足を仮に日足とした場合、オレンジの枠内の波は紛れもなく修正波となり、トレンドとしての条件を満たしていないことになります。

ということは赤の修正波以下の小さな修正波は全て小さな戻り波であり、トレンドを形成する波としては不十分と見なされます。

なので赤い波以下の波が今後登場してもビクつくことはなく、むしろ赤い修正波以下の波が右側のチャートで登場した場合、そここそがエントリーポイントとして使用されることが多く、ほとんどのトレーダーは「チャンス到来」としか見ていないことになります。

メリット2:重要な高値安値の判別

重要な高値安値を判別するためにも大と中の波引きは有効です。

先程のチャートの高値に黄色い枠を設置しましたので注目してみましょう。

まず赤い波の高値ですが、赤矢印の先を確認すると、相場の参加者が利食いとして使う高値として使われた様子はなく、あくまでもその先のゴールに向かう途中の通過点だったことがわかると思います。

ということは今後、赤の波の規模で相場の参加者はゴールを定めることはなく、仮説として青の高値安値が最重要になることがチャートから見て取れることがわかるのです。

青い波の高値を確認し、青矢印の先を確認すると、しばらくしてからチャートの下落が始まっております。

このチャートでは青の高値がゴールになっている可能性もありますが、もしかすると違った要因が隠れていたのかもしれません。

ですが、赤の波の高値と青の波の高値を比べた際、どちらの高値が相場の参加者が見えていた「ゴール」としてふさわしいか考えれば答えはすぐ出ると思います。

メリット3:トレンドの転換の始まり

次に有効な情報としてはトレンドの転換の始まりを知ることだと考えております。

波には起点があり、波のスタートがそこから始まるのですが、できるだけ早めに起点がわかったほうが対応が早くなりますよね。

それでは先程のチャートの右側がどうなっていくのか考えてみましょう。

ピンクの波は果たしてダウントレンドになるのか、それとも修正波として再び上昇するのでしょうか?

ダウ理論 トレンドの定義として見た場合、このチャートは一見するとアップトレンドのように見えます。ということはアップトレンドの動きが続くまでアップトレンドは継続するということになります。

ですが、青と赤の修正波以上の波が見えていないチャートに登場した場合、それはすでに修正波ではなく新たな波が始まっている可能性を示唆しているのです。

ピンクの波の先がどうなったか確認してみましょう。

左側にあった修正波をコピーし、チャートに並べてみるとこのようになります。

赤い波と青い波の終了あたりでチャートがトレンド方向とは逆へ動いていることがわかりますね。

ということは少なくとも赤い波と青い波の値幅を信じ、素直にポジションを新規で持った参加者がいたのか、それとも損切りを入れた参加者がいたのかのどちらかと思いますが、少なくとも波を見てエントリーを判断したチャートであることは紛れもない事実だと思います。

もちろんトレンドだけではなく、エリオット波動論や水平線を用いていただければもっと早い段階からトレンドの転換を知ることは出来ると思いますが、波引きからでも「怪しい」雰囲気はわかると思います。

先程のチャートにレジサポとなる水平線を引いてみましたが、やはりレジサポとして活用されることなく、チャートは下落しておりますので、このことからもアップトレンドではなく今までの波が長期の修正波だった可能性が感じ取れると思います。

メリット4:ゴールの決定

青い波が仮に相場の参加者が見ている波の規模だとすると、自ずと自分が目指している波のゴールもわかると思います。

仮に赤矢印からエントリーしたとすると、ゴールは自ずと青い波の高値になります。

この場合、小さな波の高値をゴールとして見ていても問題はないのですが、相場の参加者がどこの波を見ているのかわかってしまえば、小さな波の高値で利食いするのは、ちょっともったいないですよねw

ですので大と中の波引きからゴールが割り出せれば、しっかりとした利食いが可能になり、余計なトレードも減るので有益な情報と言えるのです。

 

 

 

まとめ

今回まとめさせていただいたメリットですが、これは基本中の基本なので知らないと波引きしている意味がなくなってしまいます。

ですので面倒くさいように思えて、これがいちばん大切な情報をたくさん含んでいることを十分に理解して波引きを行ってみてください。

「自分は波が見えているから大丈夫」と言っている参加者ほど波が見えていない現状がありますので、土日を使って波を引くと意外と見えていなかった情報を得ることが可能になるかもしれません。

それでは大と中の波引きを使ったしっかりPIPSを獲得してみてくださいね。ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。ではまた~

 

 

 

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