こんにちは~しんたろうです。
勉強会卒業生のブログで気になる記事があったので、今回はしんたろう的に「FXの聖杯」について考えたいと思います。果たしてFXの聖杯って本当にあるんでしょうか?
FXの聖杯って本当にあるのかな?
結論から言うと、FXの聖杯はあります。
え??あるの???と思ったかもしれませんが、もうちょっと読んでくださいw
正確に言うと複雑に散らばっていて、初心者では集められないとしんたろうは考えております。
アインシュタインの有名は理論「E = mc2」のように計算で求められるものではなく、宝石のように一つだけしか存在しないレアなものということでもありません。
どういうことかいうと、FXの聖杯は、唯一相場の参加者が何を考えているのか先回りして考え行動することにあるからと思っているからです。
例えばこのようなチャートがあったとします。
皆様が考えているFXの聖杯とは、今現在のレート(価格)からどっちに進むのか教えてもらえるツールと考えているかもしれませんが、それはFXの聖杯とは言いません。
所詮、人間が作ったものですから、完璧なんて存在しませんし、パソコンを使ったツールなら1+1=2のように割り切れるものではないFXをどう計算するというのでしょうか?
天才物理学者のニュートンでさえ、「天空の動きはわかるが株価の動きは予想できない」と答えているのですから、もしそんなものがあったら一億円でもいいから買わせていいただきますw
最近はAIがトレードしている時代なので、もしかするとAIが聖杯なのではと考えてしまうかもしれませんが、AIも過去チャートを分析して判断しているに過ぎないので、これも聖杯とは言えません。
一時間後の未来だって予想するのは、どんなスパコンを用いても無理ですし、そもそもそんなことを考えていても無駄なだけです。
FXの聖杯ってどんなものなの?
それではしんたろうが考えるFXの聖杯について解説させていただきます。
相場の参加者が何を考えているのか先回りして考え行動すること
これが唯一の聖杯なのですから、相場の参加者が何を見ているのか知ることが最優先事項です。
1.高値安値
トレンドを説明する際に重要な高値安値を更新する事柄が記載されておりますが、相場の参加者は高値安値を更新するのかしないのかだけ常に考えております。
チャートの高値安値が何故、ここまで相場の参加者の目に留まるかというと、重要な高値安値からエントリーした参加者がチャート上にいらっしゃる神々だからです。
神々の行動は絶対です。その神々の行動したあとがチャートになって現れます。
ということは私達一般投資家は神々の行動した痕跡から相場の参加者が次に何を考え行動するのか先回りして考え、そのポイントで参加者が動き出すのを確認してからトレードするしかないのです。
そして重要な高値安値は、反対側にいらっしゃる参加者にとって目指すべきゴールです。
どこをゴールにしているのか考えることによって、相場の参加者の意思も見えてきますし、ちょっとの動きでビクつくことはなくなります。
なので1つ目の聖杯は重要な高値安値を知り、ゴールを考えることにほかならないのです。
2.大陽線大陰線
重要な高値安値にも似ておりますが、大陽線大陰線もある意味、FXの聖杯と言えなくはありません。
大陽線大陰線は相場の参加者の意思の塊です。
その大陽線大陰線がどこからスタートしたかというと、始値付近ですので、チャートを見る際、価格がチャートの左側にいらっしゃる大陽線大陰線の始値付近に近づく時、ローソク足プライスアクションが発生するので、その始値が本当に生きているのかどうが知ることが出来るのです。
先程のチャートもチャートの左側に大陰線が鎮座しておりますので、緩やかな上昇を見せるチャートも流石に大陰線が鎮座しているのが見えておりますので、安易な行動を避けゆっくり慎重に大陰線の始値付近まで動いております。
まるで猛獣がいるとわかっているジャングルで冒険者が慎重に動いているのを見ているかのようです。
一気に動き出せば、メイントレンドの参加の食い物にされかねませんし、ものすごく慎重に行動する相場の参加者がまさか飛び乗りなんてトレードはしないと思います。
なので慎重に行動しているチャートを見かけたら真っ先にチャートの左側を確認して、大陽線大陰線があるのかないのかチェックする必要があるのです。
3.価格
キリ番や半値もある意味、聖杯と言えなくはないと考えております。
ドル円が110円を突破し円安方向へ行くと、為替に興味がない参加者も「え?そうなの?」と気になったりするものです。
なのでキリ番などの目立つ価格から、相場の参加者の行動を考え、チャートがその気になる価格帯に近づいた時のローソク足の値動きから、チャートの右側を知ることはある程度可能だと考えております。
トレードでよく使用している水平線もある意味、価格を見ていると言えると思います。
価格はキリ番、半値以外にも存在しており、例えばアップトレンドの始まりやダウントレンドの起点がそれにあたります。
その価格を知ることでも、トレードチャンスは生まれ、チャートの右側を知ることに繋がると考えられるのです。
4.時間
市場開始時間や4時間足出現開始時間も全て含めて時間はある意味、聖杯と呼べると思います。
注目する時間は経済指標でも使われますし、ローソク足も含めて全ての参加者が見ている指針です。
ローソク足トレードロジックでも時間に関する記述がありますが、自分がトレードする通貨ペアの市場開始時間は知らなくてはいけない絶対条件です。
ではどのように時間を使ってチャートの右側をしればいいのでしょうか?
それは市場開始時間中のローソク足プライスアクションがヒントとなります。
もし活発に取引されている時間にもかかわらず、ローソク足の値動きに変化がなければ、参加者が撤退しているのか、市場が休場、もしくはそもそも参加する意味がないと思っているのかのどれかです。
活発に取引されているということは、相場の参加者の行動から「チャートのその先を目指している」ということがわかりますので、活発に取引されていなければ私達もトレードする意味はありません。
何度も言いますが、聖杯を知るには神々がどう行動するのか知るのが一番の近道です。
5.正確さを捨てる勇気
1+1=2にならないFXですが、2.5や3.1くらいに変化することはよくあります。
この正確さをFXの聖杯と捉え、正確にサインを出してくれるツールを探し求める方がいらっしゃいますが、本当に無駄なことです。
エントリーポイントも正確に出される方がいらっしゃいますが、自分のレベルを知らないで無謀なトレードをしていると言わざるを得ません。
まずは正確にチャートを知ることを捨てる勇気を持ってください。
レバレッジがかかった相場ですから、そこまで正確にレートを分析しても意味がありませんし、むしろザックリした見方でエントリーポイントを探ったほうがいい結果を招くことが多いと思います。
勉強会参加者でもエントリーをルール化してくれ!とかもっと正確なエントリーポイントを教えてくれ!!といった参加者がたまにいらっしゃいますが、仮にそれを教えても「もっといい場所を知りたい」と再び無駄な努力に勤しむことになります。
なので「このあたり~♪」くらいにザックリしたトレードのほうが、チャンスはもっと増えると思いますし、資金管理でなんとでもなりますので、まずは答えを求めることをやめてお金を稼ぐことに移行することをおすすめさせていただきます。
まとめ
FXの聖杯をまとめさせてもらうと「相場の参加者全てが同じ質問に対して同じ回答をするもの」となります。
高値安値もそうですが、ローソク足は何色ですか?と質問され、答えられない参加者は一人もいらっしゃらないと思いますし、価格も国によって異なることは絶対ありません。
なので誰が見ても同じ情報を使ってトレードすることが唯一無二のFXの聖杯と言えるとしんたろうは考えております。
もちろん初心者では扱えない情報ばかりですし、これらの情報をどう料理すればいいのかわからないと思います。
なので最優先事項はFXのルールを知ることです。聖杯もどきツールばかり探し回っても意味がありませんし、仮に手に入れても手に負えないシロモノばかりですので、修行してないのに聖剣を手に入れたいと言っている少年と同じ行動をしていると早めに気がついてくださいね。
ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。ではまた~