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FXデイトレード|利食いをする前にしっかりとした理由を考えよう

こんにちは~しんたろうです。

皆様は普段トレードしている際に、損切りや利食いをしっかりとした理由を付けて行っているでしょうか。

しんたろうも後で振り返ると「見事な損切り」と思うこともあれば、「アホすぎる利食い」と情けなくなることもあります(T_T)

特に利食いに関しては、しっかりとした理由を持って行うことをおすすめするべく、ポイントをまとめてみましたので参考にしていただければ幸いです。

 

 

しっかりとしたルールを持って利食いを行いましょう

しんたろうのFX勉強会では、参加者様が自分自身で宣言した個人目標に向かって、週毎にトレードして管理するスタイルを取っております。

そこで損切りや利食いをしっかり全員でチェックしていくのですが、意味のない損切りや無駄な利食いをしている参加者も多く、なかなか自分のルールが決まっていない方も少なく有りません。

中には損切りや利食いにルールを決めないほうがいいと思っている方もいらっしゃるようなのですが、そんなことは絶対にありませんので、まずはその理由から考えてみたいと思います。

何故、損切りや利食いにルールが必要なのか?

損切りや利食いにルールが必要になる主な理由は、メンタルにあるとしんたろうは考えております。

損切りを例に取ってみるとわかると思うのですが、損切りに理由がないと「また戻るだろう」「今切っては駄目だと思う」など曖昧になってしまい、マイナスが出ているポジションを塩漬けにするなどの暴挙に出る可能性が高く、気がついたらとんでもないマイナスポジションになってしまっているトレーダーは少なくないと思います。

損切りを受け入れられないという気持ちはわかりますが、損切りを受け入れられないと大切な証拠金をドブに捨てることになりますので、注意が必要です。

理由をつけて損切りをすれば、ルールに従った損切りだからと割り切れますし、また新しいトレードに移行することも出来ますので心機一転再度頑張ることもできるはずです。

それでは利食いはどうでしょうか?利食いにルールを設けたほうがいいというトレーダーもいれば、利食いだけはルールを決めなくていいという方もいらっしゃって、世の中に出回っている情報に統一性がないように感じます。

しんたろうの意見としては、絶対に利食いにルールを決めないと大変なことになると断言させていただきます。

というのも相場には、推進波→修正波というふうに波が存在し、相場の参加者がゴールに到達すると必ず利食いが発生し、チャートも元に戻ろうとします。

ということは相場の参加者のゴールがわかっていないと、今まで育ってきたポジションを美味しいポイントで収穫することが出来なくなってしまい、いつまでもズルズル引きずっていると大量のPIPSも見るに耐えないポジションになってしまうかもしれません。

もったいないという考えをやめよう

順調に育っているポジションを見るのは楽しいもので、10PIPS→50PIPS→100PIPSと増えてくると、ワクワクするような高揚感が得られると思います。

「このままどこまで成長するのか見てみたい」

そんな感情が生まれる方も多いのではないでしょうか?しかし、この考え方は非常に危険で、相場の参加者がどこをゴールとしているのか?そもそも現在の波は何波目なのか?というふうに相場環境認識を疎かにしてしまうなど、危ないところに差し掛かっているのに気が付かないということもあるのです。

例えばこのようなチャートがあったとして読者様が赤矢印のところからエントリーし、しっかり青矢印のところまでポジションを保有できたとします。

このチャートだけ見れば、アップトレンドのように見えますので、この動きが継続する限り証拠金が増えていくように思えますよね。

皆様は青矢印のローソク足を見て、すくすく育っているポジションを利食いすることは出来るでしょうか?このあとのチャートを確認してみましょう。

青矢印で利食いしないで放置しておくと、どんどん下落し、いつの間にか赤矢印のポジションを超えているのがわかります。

「いつか元に戻るだろう」と安易にポジション放置をすると、もしかしたらマイナスポジションを見ることにつながるかもしれない危険な行為であることがわかると思います。

ですが、段々下落していくと証拠金が少なくなってしまうのですから、マイナスになるまで放置することはないはずです。何故、このようなことになってしまうのでしょうか?

ダウ理論とエリオット波動論は一緒に考える

切るに切れないポジションを作ってしまう原因として、ダウ理論 トレンドの定義が関係しております。

というのも相場環境認識において、ダウ理論とエリオット波動論は一緒に考えるべきで、どちらか片方だけとか、7:3の割合で!とかそういうことをしていると、利食いや損切りを失敗することになってしまうのです。

トレンドの定義は、波を打つ動きが続く限りトレンドは継続するというのがあるので、エリオット波動論を考えずにただトレンドだけ見ているといつまでもポジションを解除することが出来ずズルズルと無駄な利食いをすることになってしまいます。

もし先程のチャートが修正波と知っていたら、殆どのトレードは青矢印付近で撤退をし、推進波が始まる辺りで改めてトレードを再開することでしょう。

しかし修正波という意識もなく、ただポジションが膨らんでいくのが面白くて楽しくて、まるで我が子の成長を見ているような気持ちでポジションを見てしまうと、相場全体を見ることもなくただ目の前のローソク足の値動きに惑わされて、気がついたときにはすでに手遅れということになってしまいます。

ですので、相場全体を見る力をつけ、現在自分がどこの波に在籍しているのか考えながらトレードする必要があるのです。

利食いをする際に効果的なルールとは?

ポジションの成長ばかり見るのは危険とわかりましたが、ここが利食いだ!!!!とわかるポイントはあるのでしょうか?テクニカル的にわかるポイントをまとめてみましょう。

1.固定PIPS

まず自身の目標を作って一日毎、一週間毎など区切りをつけてトレードするのが初心者には有効だと思います。

というのも初心者は、トレードすることに慣れておらず、普段見ることがない金額が目の前でどんどん増えていくのを見ると、欲望がムクムク膨らんできて、「もっと増えろ」「もっと大金になれ」とポジションを応援することになりますw

それだといざ、ポジション切る際に躊躇することになり、結果的に増えていた証拠金が減ってしまうことに繋がりかねません。なのでまずは固定PIPSを日々達成できるような技術とメンタルが必要になります。

固定PIPSで利食いするのは、マウスとメンタルの訓練だと思って、練習していただきたいです。

2.高値安値

波がしっかり見えているのなら、チャートの高値安値付近に利食いポイントを仕掛けるのも効果的です。

例えばこのようなチャートがあったとして、赤い波が修正波A-B-Cだとすると、赤矢印付近からピンクの安値付近まで下落する可能性があることがわかります。

重要な高値安値を更新するとチャートは利食いが入り、元に戻ろうとする動き(修正波)が発生しますので、その当たりを利食いにするのは有効な手段だと思います。

「もっと下落したらもったいなくない?」と考えているのなら、それは大間違いですし、その考えはものすごく危険ななのですぐにでも治しておかないとまずいですよ~

相場の参加者がゴールだと思っているのなら、一気に流れが変わる可能性もあるのですから、ダムが決壊する寸前なのにあなただけが残って離脱することを考えないなんて、このあとどうなるかは想像すると怖いことになるとわかりますよね~w

3.レート(価格)

相場の価格も利食いする際に重要なポイントになったりしますので、見逃すわけにはいきません。

こちらはドル円4時間足チャートですが、黄色の枠で囲った高値安値に注目してみてください。

どの高値安値もキリ番(100や120など切りが良い数字)や半値(この場合だと***.47など50に近い数字)が目立ちます。

相場の参加者がキリ番や半値を意識する理由は、簡単で目立つレートだからです。

新聞でもニュース番組でも、為替に関するニュースが流れる際、キリがいい数字を持ち入りますが、それは視聴者にわかりやすくお伝えするためです。

そういったレートは一般投資家もチェックしますので、キリが良い数字に注目が集まるのはわかりやすい理由だと思います。

それとこれは私の考えですが、相場の参加者も注文を出す際に細かいレートで注文すると誤発注につながる恐れがあるので、注文しやすくて間違いにくいキリ番や半値を用いるのだと思います。

なので利食いや損切りも同様にわかりやすいレートに置くと思われるので、キリ番や半値付近は大変混雑することが有り、早めに利食いをしないとあっという間に利食いするチャンスを逃すことにつながってしまうのです。

 

 

まとめ

今回は利食いを中心に解説させていただきましたが、インディケーターを使って利食いルールを設けている方や、ローソク足の値動きに従って、行けるところまで行ってしまう方などいろいろな利食いルールが存在します。もちろん今回解説した利食いポイントが全てでは有りませんので、相場環境認識を行い、相場の参加者がどこをゴールとして考えているのか、一刻も早く解析することで、トレンドに法ったしっかりとしたトレードが出来ると思います。

しんたろうもまだまだ利食いが下手くそなので、これを機にもっともっと利食いをマスターできるよう精進してまいります。皆様も利食いにルールをもたせて、効率的なトレードを目指してみて下さいね。ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。

 

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