しんたろうのFX勉強会 エリオット波動論

FXの基本 エリオット波動論

FXエリオット波動論|修正波B波を発生前に知る方法はあるのか?


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こんにちは~しんたろうです。

12月12日のイギリス総選挙の影響で相場全体、特にポンドの動きが鈍く中々成果を残すことが出来ない!トレードできない!を嘆いている方が多くいらっしゃいます。

もちろんそんな時は静観していたほうが逆にいい効果をもたらすと思うのですが、それでも何とか結果を残したいと修正波に挑戦する参加者もいらっしゃったりします。

ただトレンド開始!!と思っていても、その波がB波だったりして結果的に惨敗という方も少なくありません。そこで今回は何とか今現在動いている波がB波なのか知る方法がないのか調べてみましたので参考にして頂ければと思います。

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修正波B波という波を理解してトレードに活かそう

【参考過去記事】

FX エリオット波動|推進波と修正波の種類

FX エリオット波動論|推進波と修正波の性格

FX エリオット波動論|修正波フラットの種類と見分け方

しんたろうのFX勉強会でも数多く取り上げている修正波ですが、学習すればするほど難しく難解なパズルを解いているような感覚さえ覚える複雑な波です。

もともと推進波内で購入されてきたポジションが利食いされ、レートが元に戻ろうとする動きが修正波ですから、厳密に言うとトレンドではなく、単なる複雑な波となっているので、本来であればトレードせずに控えたほうが懸命です。

修正波が終わるまで静観していたほうが、本来のトレンドに戻る時にしっかりトレードできるとしんたろうは考えておりますが、それでもいつ修正波が終わるのかは誰にもわかりませんし、トレンド開始の合図が出たとしても、その波がダマシのB波だったりして、結局C波に翻弄されて終わってしまうことにもなりかねません。

ということは修正波中のB波を事前に知る方法があれば、危険な相場を回避して、しっかりトレンドに乗ることが出来るのではないでしょうか?

でも修正波発生自体は、相場の高値安値を確認していれば分かると思いますが、修正波中のB波を事前に知る方法はあるのでしょうか?いろいろ調べてみましょう。

修正波A波からB波を知る

修正波B波を事前に知るためには、そもそも修正波A波を知らなくては話になりません。

修正波A波は重要な高値安値を更新したあとに発生する利食いの波であると考えられます。

もちろん損切りや逆張りをしている参加者の波でもありますが、基本的にはポジションを解除し、レート(価格)が元に戻ろうとする動きが修正波です。

その修正波の初動の波ということになりますが、このA波を知ることで次に発生するB波を知ることが出来ます。

・修正波A波が5つの波で構成される場合:修正波B波はジグザグになりやすい

・修正波A波が3つの波で構成される場合:修正波B波はフラットトライアングルになりやすい

エリオット波動論にはこのように記載されているのですが、そうならない場合もあるので注意が必要です。

しんたろうも長い間波をカウントしてきましたが、小波が少ない修正波B波もありましたし、ジグザグやフラットになっているの??と首をかしげる波もありました。

なので修正波A波をカウントすることによって、修正波B波がどんな波になるのかある程度予想出来るな~くらいに思っていたほうがいいかもしれません。

修正波A波が5つの波で構成された場合、もっと下落する!!なんて参加者はいらっしゃらないと思いますが、チャートに波を引いて波をカウントするだけでも修正波B波発生を知ることが出来ますし、安易にトレンド発生!!と思って積極的にトレードせずに済んだりすると思います。

修正波B波はまやかしである

投資家がよくダマシだ!と言っている波は、おそらく修正波B波のことだと思います。

トレンドだと思っていたら修正波B波だったというのは、私も含め多くのトレーダーが引っかかった罠だと思いますが、そもそも修正波B波には元々いくつかのポイントがあったりするのです。

ポイント①テクニカルが通用しにくい

修正波B波にはテクニカル的な要素が当てはまらないので、それが逆に修正波B波を知る手がかりにもなります。

修正波B波

2001年07月頃USDJPYDaily

上のチャートの赤枠の中が修正波B波となりますが、水平線を引こうと思って引いてもレジサポになるところの見分けがつきにくいですし、完成してみるとあまり大きな波も打っていないので、どうやってエントリーするんだろうと疑問が出る波となっております。

しんたろうのFX勉強会で学習している内容が通用しにくいのが修正波B波なので、水平線を引いても反応しないという波は注意したほうが良いかもしれませんね。

ポイント②B波終了付近で弱気になる

通常、トレンド発生時であれば、反対勢力(上のチャートだと陰線)が食われる立場にあるので、しっかりトレンドの定義に則ってトレードすることが出来、チャートもゴールに向かって元気よく動いているチャートを見ることが出来ると思います。

しかし修正波B波の場合、波の初動ではしっかりした推進波の特徴を持ったようなチャートの動きになっていても、修正波B波終了付近になってくるとメイントレンドとしてみていたローソク足などの動きが鈍く、推進波第三波だと思っていた波が、気がついたら最短になっていたということもあったりします。

なので第一波だと思っていた波と現在位置の波の値幅を比較することで「なんだか変だぞ」という相場の参加者の声を聞くことが出来るようになり、修正波B波終了と思われる付近のローソク足のPIPS(値幅)を知ることで修正波B波終了のサインを感じ取れるようになるのです。

修正波A波を間違ってカウントしてはいけない

修正波B波

ここまで修正波B波を解説してきましたが、そもそも波の大きさを間違ってカウントしている方が、修正波B波を勘違いしてトレンドと思ってトレードしている傾向にあるとしんたろうは考えております。

先程のチャートの修正波A波に青い波を描いて見ましたが、読者様ももしかしたらこの波で修正波A-B-Cが完成した!と思ってしまっているのではないでしょうか?

一見すると、このチャートだけで見たらそう思うかもしれません。しかしもっと左側のチャートの波引きを行っていれば、それを回避できたかもしれないのです。

 

先程のチャートの左側を確認してみると、チャート下部に同じような修正波がありましたが、値幅が微妙に違っているように見えますし、重要な高値を更新しているようなので、短い修正波で終了するのもちょっと変な箇所です。

トレンドはアップトレンドなので、ロングポジションを持っていれば、しばらく勝てると思いますが、下部の修正波の複雑さやチャートの位置関係から考えると、修正波B波も疑ったほうが良い箇所なのかもしれません。

まずはどの波をチャートの基準として見るのか、時間軸と規模から選定し、重要な高値安値を割り出して、その高値安値を更新したあとに発生する相場はしばらく長めの修正波になることを想定して相場に望んだほうが良いと思います。

 

まとめ

修正波B波は修正波中に発生する修正波で最もトレードを苦しめる悪魔の波です。

理解しようと思って頑張っても、おそらく最後まで理解できずにそのまま終わると思いますが、むしろ難しくてややこしく、テクニカル的な要素がまったくない波があったら修正波B波なのでは?と疑ってみるのが一番効率的なのだと思いました。

皆様も過去チャートを使って、バックテストで修正波B波を一度トレードしてみれば、その恐怖と恐ろしさが身にしみて分かると思います。ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。

参考文献


 


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