こんにちは~しんたろうです。
しんたろうのFX勉強会 水平線レポート~ローソク足水平線分析論 第二版が10月31日で販売終了いたします。
逆張りを防ぐため作ったレポートですが、改めて感じることは水平線が見えないとトレードしても満足行く結果を残せないということです。
そこで今回は数多くある水平線の中でも最も重要度が高いネックラインについて改めて解説させていただきます。
ネックラインは何故、重要度が高い水平線なのか?
勉強会でも数多く取り上げてきた水平線ですが、その重要度から色々なところに引けるので、FX初心者の方には頭を抱える難問中の難問だと言えます。
「本当に重要な水平線を教えて欲しい」
こんな質問を度々受けますが、そんな水平線があったら私が教えてほしいですw
全部重要で全部の水平線が見えていないのであればトレード中止して相場環境認識をやり直したほうがいいというくらい水平線はトレードにおいて切っても切れない関係なのですが、その中でも最重要視される水平線がネックラインだとしんたろうは考えております。
上記のチャートにはいくつかのネックラインが引けるのですが、読者様はどこにネックラインが引けるかわかるでしょうか?
・・・・・簡単すぎる!ふざけるな!!
という意見も出てくると思いますが、模範解答はこちらになります。
いかがでしたか?もしこの水平線が全く理解できず引けないのであれば、トレードを中止して波引きからやり直したほうがいいと思います。
「あれ?あそこにも引けるのでは??」
こう考えた方もいらっしゃると思いますが、ネックラインを引く際にあるポイントがあるのです。それがトレンドです。
トレンドに逆らってはいけない
ネックラインには大きくわけて2つの種類があるのですが、それが買いのネックラインと売りのネックラインです。
上記のチャートはダウントレンド中ですので、この場合売りのネックラインを意識して水平線を引きます。
もしこのチャートで買いのネックラインを引いて買いを選択しているのであれば、どこまで狙うかにも寄りますが逆張りになってしまうので、あまり良い結果を期待することは出来ません。
もちろん売りのネックラインから買いのネックラインまでをトレードするという手法でなら問題ないのですが、天底狙いでトレードするならおすすめ出来ませんね。
というのもダウ理論では、その動き方が続く限りトレンドは継続するとあります。その動き方とはトレンドの定義に従ったアップトレンドとダウントレンドです。
エリオット波動論である程度のカウントは出来ますが、それではしっかりトレンドに従ったネックラインを引く必要はあると思います。
水平線を突破するまで見方を変えてはならない
ネックラインもそうなのですが、全ての水平線はその効果がなくなるまで相場の中で生き続けるというのが、一つの特徴になります。
こちらのチャートをご覧になって頂ければ意味がわかるのではないでしょうか?
こちらはドル円月足チャートです。
2019年10月現在でも、赤い月足ネックラインを下回っておりません。
2016年頃から続くネックラインですが、本当に強い勢力を誇っているネックラインは何年でも生き続けるものなのです。
では何故、ネックラインは重要視されるのでしょうか?
トレンドの起点に注目
波引きを行っていると気がつく点があると思うのですが、波は一直線にならず必ず波を打ちながらジグザグと動きます。
この時に何故、波が折れ曲がりジグザグと動くか考えたことがあるでしょうか?
それは相場の参加者の中で決定権を持った参加者がいるからなのです。いわゆる相場の神々ですね。
私達、一般投資家が束になっても勝てない存在が、相場の神々です。相場の神々がチャートを動かしているので私達は、そのお零れをもらっているに過ぎません。
ということは仮にダウントレンドからアップトレンドに切り替わる際、最初のスタート地点が絶対にあるはずです。
ダウントレンドからアップトレンドに切り替わる時になんとなく・・・ではトレンドは切り替わりませんよねw
そのスタート地点が最重要視されるネックラインとなるのです。まずはこちらのチャートをご覧になってください。
先程のドル円月足チャートですが、何故、そこがネックラインになるのかチャートを見ればわかると思います。
ダウントレンドからアップトレンドに切り替わる際、陰線を負かす陽線が現れてスタートし、その地点から大きく相場は上昇しております。
ということはそこからロングポジションを保有した参加者がいるということがわかっているので、2019年でも「もしかしたら同じ動きになるかも」といって相場の参加者は同じレートになると警戒し、様子見をするのです。
なので重要度が高いネックラインを見つけるには過去に相場がどのような動きをしたのか?その後どうなったのか知る必要があります。これが見えないと相場の参加者の考えていることが見えない状態でトレードすることになり非常に危険だと言わざる得ません。
ネックラインが引けない相場はどういった状態?
上記のドル円のチャートは、一旦上昇するものの緩やかに下落しております。
ということはダウントレンドのネックラインが引けるのでは??と考える方もいらっしゃると思いますが、そう甘くはありません。
というのもネックライン付近でポジションを持つ方は、その後の相場がどうなるのかある程度知っている方たちだからです。
逆にネックライン付近でローソク足が反応を見せない相場は、ポジションを保つ必要がない、もしくはポジションを持っても意味がないということを表しております。
要するに相場の参加者は、その後の動きがわかっているので無理してポジションを保つ必要がないと言っているのです。
ということはドル円月足チャートも、一見するとダウントレンドのように見えて、実は安値試しにいっているだけの修正波ということも考慮しなければいけません。
常にネックラインを意識する
ネックラインがトレンドの起点であり、最重要視される意味がちょっとわかって頂けたでしょうか?
経済指標発表後の相場の動きも、ネックラインに対してローソク足がどの様にアプローチするのか?という点に集中してもらえれば、その後の動きも追うことが可能だと思いますし、仮に激しく相場が動いたとしてもネックラインだけ集中していればいいので、冷静に対処できるはずです。
そして私達、一般投資家はトレンド発生中はもちろん目線を固定し、高値安値、ネックラインを監視しなければいけないのですが、反対勢力の高値安値、ネックラインも同時に関する必要があります。
いつ何時どういった形でトレンドが切り替わるかわかりませんし、経済状況や要人発言だけでもあっという間に相場のトレンドは切り替わってしまいます。
なので慣れるまでは1つの通貨ペアに絞って、とことんネックラインを監視し、チャンスが来た時に積極的にトレードできるよう下準備をする必要があるのです。
ボ~っとしていたらあっという間にチャンス相場が終わってしまうので、気を抜く暇はありませんよ~
ネックラインのまとめ
改めてネックラインの解説をさせていただきましたが、いかがだったでしょうか?
ネックラインはトレードするに置いて、エントリーポイントでありトレードのゴールにもなる重要な水平線です。
相場がこれからどっちに動くのか?ということを考えるのではなく、どこにネックラインがあるのか?という考え方に今すぐシフトしてみてくださいね。
そうすればしっかりチャンス相場が来るまで待つことが出来る職人のようなトレーダーに慣れるはずです。ネックラインに自信がない方はレポートを手に入れて頂き、このあとの相場で是非活用してみてくださいね。
ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。