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FX エリオット波動論|推進波と修正波の性格

こんにちは~しんたろうです。

チャートは群集心理を表したものとよく言いますが、エリオット波動論では波の性格も表現されております。人間が操作している相場ですから波にも個性があってもいいかもしれませんね。

群集心理と波の特徴

まずは推進波から説明したいと思います。

推進波の分類

第一波

第一波の最初の50%はトレンド作りのための基礎作りを行っている場所と言えます。しかし一般投資家はまだまだメジャートレンドが続いていると思っておりますので第一波の残り50%付近は頭からポジションを持ちメジャートレンド方向にトレードを行っている最中だと思われます。第一波はトレンドの始まりであるため性格で言うならば建設的と言えると思います。要するに前向きってことですw

第二波

第一波が終了し第二波が開始するあたりは一般投資家がメジャートレンドが再び始まったと思っている場所でもあります。しかし第二波進行中は恐怖心が支配している相場となっており、現にボラティリティが小さく相場参加者も少ないことから「餌」が出尽くしていることを示唆します。

第三波

第三波は大きく力強く、この時点でトレンドを疑う余地がないほど成長いたします。第三波は最短になることがないというのがルールですが推進波の中で最も多く延長する波でもあります。第三波が出現する頃はファンダメンタルズでも好材料が出現しやすく株価の急激な上昇や月足、週足においても大きな陽線が出ます。

第四波

第四波はよく横這いの動きを見せるので最後の第五波を作るベースとなる波です。第四波の深さと波形にはある程度の予測が可能となります。第2波の調整幅が小さかった場合は第4波が大きくなり第2波の形状が単純の時は第4波が複雑な波になることが多いためです。この現象をオルタネーションの法則といいます。一つの相場において同じパターンを繰り返さない法則性を見出すことができるのです。

第五波

推進波最後の波ですが第三波ほど動きは活発ではなくスピードも第三波には及びません。また第三波以上に第五波が延長したとしても副次的な第三波はダイナミックに上昇ることはありません。この頃には一般投資家がメジャートレンドを期待してトレードを行っておりますが第一波で「基礎作り」を行った者達が利食いを入れる時期でもあるので、相場的にはかなりの弱気だと思われます。

 

修正波の分類

次は修正波の性格です。

A波

A波が進行中は「メジャートレンド中の単なる修正波」と考え一般投資家がメジャートレンド方向へポジションを持つ場所になります。A波はB波を決定づける波でもあるため、副次的なカウントが5波である場合、B波はジグザグであり副次的なカウント3波であればB波はフラットやトライアングルになることを示唆しております。

B波

トレードを行っているとよく耳にする「ダマシ」ですが、しんたろうのFX勉強会ではB波のことを指します。一見するとメジャートレンドに戻るように見える波ですがテクニカル的に強いことはなく、いい加減な波でもあるので注意が必要です。しかもC波で殆どがリトレイス(全戻し)されてしまうのです。詐欺師みたいに怪しい動きをしているようですw

C波

推進波第三波の特徴を持っている波のため、動きは破壊的であります。A波やB波で持っていた「幻想」はここにはなく第一波で「基礎作り」を行ったものから見ても恐怖でしか無いと思います。下落が進みだすと手がつけられないこともあり、大暴れする子供みたいな相場ですね。

エリオット波動論の適用

今回の推進波と修正波の性格は実際の相場でも確認ができます。

トレードを行う前にチャートに対して波を描いていると思いますが、描いた波が何波かカウントしてみた時に性格と合わなければ、カウントが間違えている可能性もあるのです。

自分が見たものを信じられなければ、波のカウントが主観的なり価値がなくなってしまいます。

将来的な値動きに対して相対的な確率の順序を上げる事ができるのがエリオット波動論だと思います。

もし自分が見ているチャートの波のカウントが困難な相場だとすると、世界中のトレーダーも困難である可能性があるとも言えます。

ということは共通して難しい相場であることがわかると思いますのでトレードを控えることも出来ると思います。

まずは長期足から素直に数えてみてはいかがでしょうか。それではまた~

エリオット波動論 参考資料

  • B!