こんにちは~しんたろうです。
いつもしんたろうのFX勉強会を応援していただき誠にありがとうございます。
今回は最近導入したFX検証ソフト「Trade Trainer」(トレードトレーナー)を使った練習法を解説していきます。
特にエントリーすると逆方向へ動く方や証拠金をどんどん減らしてしまう方向けの記事となりますので、気になる方だけご覧になってください。
こんな方におすすめ
- FX検証ソフトを探している方
- いろいろなエントリーポイントを模索している方
- トレードすると逆方向へ動いてしまう方
- チャンスに乗り切れない方
- 資金管理が苦手な方
解説動画
FX検証ソフト「Trade Trainer」を使ってトレード練習をしてみましょう
Trade Trainer詳細情報
価格 | 29,800円 |
利用環境 | MT4 |
スピード調整 | 1倍のみ |
巻き戻し機能 | ◯ |
バージョンアップ | 無制限無料 |
FX検証ソフト「Trade Trainer」を使って相場環境認識を行ってみましょう
次世代型FX検証ソフト「Trade Trainer」の最大の特徴は自分のペースでエントリーポイントを考え分析し、検証することができる点にあると思います。
他の検証ソフトだと自動でチャートが動くので一見便利なように見えますが、FX初心者にとってチャートスピードが速いということは考える時間も少なくなりますし、何より勘に頼ったトレードスタイルになりやすいため注意が必要です。
FX初心者の方は、まずチャートをゆっくり動かし、目の前のチャートやローソク足が今何をしているのかを考えてみましょう。見るべきポイントはいくつかあります。
ポイント
- トレンドを知る
- 波の種別を知る
- 水平線を知る
最低でもこの3つの情報を知ってからトレードを開始しないと、トレード中に疑心暗鬼になってしまい無駄な損切りを繰り返す結果になってしまいます。
トレードを行う際、現在自分が見ているチャートが仮にアップトレンドだったとしても、長期足がダウントレンドの中にいるのであれば、それはただの「戻り」であり実際はメイントレンドに対して逆行しているといっても過言ではありません。ここから流れが変わると事前に分かっていてトレードするならまだしも「知らなかった」ということになれば怪我では済まない大事故につながる可能性もあるのです。
長期足からメイントレンドを考えてみましょう
どこの時間足をメイントレンドに据えるのかは、トレードするスタイルによっても変化します。ただ変わってはならない考え方は「相場の参加者の意思」がどこに向かっているのか考えることが最優先すべきトレンドの考え方です。1時間足を長期足に置いたとしても日足や週足のトレンドのほうがボラティリティーは上になりますし、長期足の動向を知らなければ、短期足が仮にトレンドを確認しながらトレードしたとしても、長期足のとんでもない箇所からトレードしていることに後で気がついては意味がなくなってしまいます。
勉強会では日足や週足を長期足に据えて、4時間足、1時間足を短期足に置いてトレードするようにしております。それでもタイミングが気になるのであれば30分足や15分足を見てトレードしてもいいのですが、集中しすぎてしまうと結局、15分足や30分足で相場環境認識を始めてしまい、短期売買やどうでもいい箇所での損切りを繰り返してしまうことになってしまうため注意が必要です。
基本的なスタイルは人それぞれかもしれませんが、週足、日足を軸にトレンドを確認しながら、短期に落とし込んでトレードするのがいいのではないでしょうか。長期足と同じ方向へ動き出したら短期足でトレード開始というふうに考えていただければ迷う必要はないと思いますし、仮に長期足が難しいと感じたのなら「休む」という手法で様子見をすればいいだけの話です。
短期足でちょっとでもいいから小さい値幅を狙うようなトレードを行えば、目の前の水平線直前でもトレードすることになりますし、チャンスをどんどん手放す結果になってしまいます。私達はお金を儲けることを目的としてトレードしているのですから、ここから動く可能性があると分かっているのなら、チャンスが来るまで待機しておいたほうが効率的です。なので長期足の流れに逆らったトレードをしても儲からないということを肝に銘じてトレードを行っていきましょう。
複数のモニターを使う意味
デイトレーダーのお宅拝見的な番組を見たことがある方は、複数のモニターを使ってトレードしている風景をご覧になって、「かっこいい~」「スタイリッシュ」的な感想を持たれたかもしれません。私も複数のモニターを使って日々トレードしておりますが、これは色々な情報をモニター内に置くことでトレードの判断材料としているからなのです。慣れないうちは2~3枚のモニターで長期足のチャート、トレードコントロールパネル、ファンダメンタルズなど自分が見やすい配置を考えて情報を並べ、トレードするようにしたほうがいいと思います。
ノートパソコンでも外部モニターを取り付けてマルチモニターとしてトレードしている方もいらっしゃいます。工夫次第ではスマホやタブレットなどの端末もサブモニター代わりに利用できますので、設備投資が難しい方も問題ないと思います。特にFXトレードにおいて、それほど高価なパソコンは必要ないと私は思っております。丈夫で長持ちするようなパソコンを専門店で注文し、余計な機能は排除して購入されるほうがいいのではないでしょうか。ちなみに私のパソコンは専門店でオーダーメイドしてもらったデスクトップPCです。
徹底的に順張りを意識する
上記チャートは1時間足の背景に日足を配置したチャートです。日足がダウントレンドになった場合、短期足も同じ方向へ動き出したらトレード開始するというスタイルがトレンドフォロー(順張り)なのですが、短期足を確認すると、長期足のトレンド方向とは逆へ動き出した短期足でもかなりの値幅を持ったチャートもあったりします。しかしこのルールのメリットは日足のトレンド方向と同じ方向にトレードすることによって大きな値幅を取りに行けるとともに、損切りポイントを明確にするという利点があります。
FX初心者の方はローソク足が急激に動き出したりすると飛び乗ってしまう傾向にあるのですが、その飛び乗り行為が、もし日足や週足トレンド方向とは真逆だったとしたらどうでしょうか。トレード開始してからその事実を知ってしまうと居ても立っても居られない状況になり、ポジションを無駄に損切りして証拠金を削ってしまうのではないでしょうか。そうならないためにもまずは日足や週足のトレンドを徹底的に分析し、メイントレンドに対して逆らわずトレードすることが順張りを徹底する上で最も重要なスキルだと私は考えます。
日足の戻りをトレンド発生として考えてはならない
上記チャートはUSD/JPY日足チャートです。ピンクのトレンドラインに注目していただきたいのですが、この戻りだけで約530PIPS動いていることが分かります。完成したチャートで確認すればこれだけ動いたとしてもただの戻りですが、短期に落とし込むとそうには見えない可能性もあります。以下のチャートはこのピンクのトレンドラインを短期に落とし込んだチャートです。
短期足に落とし込むと15分足ではアップトレンドのように見えると思います。これがFX初心者にとって難しいトレンドの定義なのです。短期に落とし込めばここでもロングポジションを持てるのではないかと錯覚してしまうのですが、長期的に考えればこの短期のトレンドはただの戻りなのです。ということは自分は短期を取りに行くのか長期を取りに行くのか考えないと自分の現在地が分からなくなり、逆張りの嵐になってしまいます。
特に短期足の「戻り」を長期足のトレンドと勘違いしてしまうのが初心者には特に多い間違いかと思います。長期足と同じ方向だからといって安易にトレードすると結局、短期の波に翻弄されて損切りされてしまうのがオチです。なのでどこまで戻るのかという計算をした上で短期のトレンドが終了する=長期トレンド開始という風に考えていかないといけないのです。
相場環境認識は必ず長期足から
相場環境認識は必ず長期足から行う必要があることがここまでの記事を読んでご理解していただけたかと思いますが、それでも短期の波に翻弄されて、小さい値幅を取りに行くのがやめられない人もいらっしゃるかと思います。上記チャートは2023年12月ごろのUSD/JPY月足チャートですが、このチャートを確認すると一見してアップトレンドのように見えるかと思います。しかしここにエリオット波動論を付け加えると違った見方も出来るのです。
もちろんそんな遠い未来の相場なんて分からない・・という意見で結局、短期足のトレンドで少ないPIPSを狙いに行くようなトレードを行ってしまうかもしれませんが、それでも現在のチャートが何をしているのか理解してからでも遅くはないと思います。特に大きく動いた相場には注意が必要で「もっと動くかもしれない」という風に考えるのではなく「何故ここで止まっているのか」というふうに考えてみたほうがいいかもしれません。
大陽線や大陰線が出現する意味は利食いの可能性もありますし、トレンドの起点になる可能性もありますが、必ず出現には意味があります。ですが、ここからもっと動くかもと考え、安易にトレードすれば必ずしっぺ返しを喰らいます。なので大きく動いた長期足は逆方向へ動く可能性を考え、その上で短期足に落とし込んで戦略を練っていかなければいけません。
相場環境認識に便利なインディケーター
HT_Higher_Candle
自分が見ているチャートの背面に違う時間足チャートを表示できる便利なインディケーターです。私はこれがないとトレードできないほど重宝しております。長期足のチャートを同時に表示させることが出来るのでモニターの枚数に制限があるトレーダーには便利なインディケーターではないでしょうか。
まとめ
今回は違う時間足チャートを同時に表示させて相場環境認識を行ってみましたが如何だったでしょうか。普段から当たり前にように行っている相場環境認識ですが、FX初心者にとって難易度が高い作業だったかもしれません。ですがこの作業になれていかなければチャンス相場に乗ることも不可能になりますし、筋が通ったトレードを毎回行うことも無理になります。読者様も面倒と思う作業があれば便利なインディケーターやマルチモニターを駆使して自身がトレードし易い環境を構築してみてください。これからも新しい練習法などどんどん記事にしていきますので、今度ともお付き合いください。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
応援ありがとうございます。