ローソク足

FXローソク足|【初心者必見】ローソク足のどこを見れば良いのか解説します。

 

 

こんにちは~しんたろうです。

勉強会でよく取り上げられる話題にローソク足のスピードというものがあるのですが、「勢いがあった」「ものすごく動きが速かった」という話がチラホラ出てくることがあります。

私的には全く意味がない話だと思っているのですが、そもそもトレーダーはローソク足のどこに注目すればいいのでしょうか?今回はローソク足の見方を解説していきたいと思います。

 

こんな方におすすめ

  • ローソク足の基本を学習されたい方
  • どこからエントリーすればいいのか迷っている方
  • ローソク足のどこに注目すればいいのかわからない方
  • 相場環境認識にローソク足を取り入れたい方

【初心者必見】ローソク足の基本と応用

冒頭でも申し上げましたが、ローソク足のスピードや勢いはトレードとは全く関係ない話だと思います。

例えば上チャートの赤矢印のローソク足ですが、完成したチャートからはローソク足が完成するまでの時間は分かっても、当時のローソク足形成時のスピードや勢いはチャート情報には含まれず、むしろそういった考え方は自分なりの見方になってしまう考え方になってしまい、トレードにおいては大変危険なものだと私は考えております。

ではローソク足のどこに注目し、相場の何を見ればいいのか考えていきましょう。

 

1.高値安値

まずは高値安値をしっかり確認することが大切だと思います。まずはこちらのチャートをご覧ください。

GBPUSD日足チャート 2020年12月頃

緑丸で囲った安値なのですが、こちらのチャートはアップトレンドなので安値が切り上がっている箇所です。

右側のローソク足は値幅が約300PIPSくらいあって、同時はかなりボラティリティーが高く、面白そうな相場だったのが伺えます。

 

さて注目していただきたいのが安値付近の攻防です。

当時は窓開けからの大陰線だったものが直近安値付近の切り上げによって大陽線になり、その後のトレンドを形成している場面です。

もし仮に当時のローソク足に勢いがあり、スピードが物凄く速かったとしましょう。

それでも相場の参加者は直近の高値安値しか注目しておりませんので、どんなにスピードが速くてもローソク足が直近の高値安値を更新するかしないかだけ注目していれば相場の右側がしっかり捉えられると思います。

どんなに時間がかかってもかからなくても高値安値を更新するのかしないのかということが重要なので、ローソク足の勢いやスピードは全く関係ない話なのです。

 

2.ローソク足の始値

次に大切な情報はローソク足の始値です。まずはこちらのチャートを御覧ください。

注目していただきたいのが赤矢印付近のローソク足始値です。

179PIPSの陽線が出現した後、右側に出現するローソク足が赤矢印付近から反発しているのがわかります。

このローソク足出現後にアップトレンドへと相場は変化したのですが、相場の将来を考える上でローソク足の始値付近の値動きは重要な情報を私達に教えてくれているのです。

 

では何故ローソク足の始値付近に重要な情報が集まっているのでしょうか?

それはローソク足の始値付近に、このローソク足を作り出した大元締めが隠れているためだと考えられます。

要するに相場を動かせる方たちがローソク足が陽線になることを知っていてしかけに加わったということです。

 

ローソク足の始値からローソク足の全ては始まっております。

私達一般投資家の全財産を合わせてもローソク足を形成することは出来ず、私達は相場の動かせる方たちのおこぼれをもらっているに過ぎません。

ということはローソク足を作り出せる人たちがローソク足始値付近からトレードを開始していたら、ローソク足始値付近あたりで反対勢力がどういった行動をするのか観察出来れば相場の右側を知る手がかかりがつかめるということになります。

 

「それならローソク足の始値に指値しかければ勝てそうだよね?」

 

こう思っても不思議ではありません。

勘がいい人はローソク足の始値こそ聖杯では?と考えているかもしれませんが、そう甘いものではありません。

ローソク足の始値付近に逆勢力が攻め込んできたとして、必ずしもローソク足始値から反発するわけではありませんし、場合によっては始値付近を通り過ぎてからもとに戻ってくることだってあります。

 

では全く意味がないものなの?と落胆するまではいかなくても、ローソク足始値付近に戻ってくるようなローソク足だった場合、「もしかしたらここから動くのでは?」と用心することに越したことはありません。

むしろローソク足始値付近を突破するのでは?と考え、更に動きそうと見るほうが危険な行為だと思います。

 

例えば先程のローソク足の始値に近づく陰線があったとして、勢いやスピードを見ていた参加者がいたとしたら、その勢いに負けて思わず飛び乗りエントリーを行ってしまうかもしれません。

ですがローソク足の始値付近に誰かいるのかもと警戒していれば、飛び乗りも防げますし、落ち着いて相場を見渡すことも可能になると思います。

 

「ここまで動いたのだから突破するのかも・・」

こう考えて始値付近を突破する動きを確認せずに飛び乗りエントリーを行うのは非常に危険ですし、負ける確率が大幅に上昇してしまいます。

損小利大になるトレードを目指すのではあれば、むしろ始値付近からトレンド方向へ順張りしたほうが効率的です。

なので後出しジャンケンを意識して、トレンド方向と同じ方向へ動くローソク足の始値に注目してみてください。

 

3.大陰線大陽線

チャートの中で一番目立つ存在であるローソク足「大陰線、大陽線」ですが、この2大巨頭を忘れてはいけません。

チャートを見渡しても大きなローソク足は目立つものです。

上記チャートを見ても一番大きなローソク足が一目瞭然で、ダウントレードの最終地点にあることがすぐわかります。

ということはチャートの反対勢力や私達一般投資家もすぐわかるということになり、全体的な注目を集めやすいということに繋がっていくのです。

 

集まりやすいのであれば、ローソク足プライスアクションもわかりやすいと思いますし、相場の将来を占う上でこれ以上の情報はないと思います。

こちらのチャートは大陽線の始値付近に近づくチャートの一例です。

大陽線出現後、徐々に大陽線始値付近まで下落しているのがわかります。

このチャートの値動きから見ても分かる通り、大陽線に対する注目度が高いためにこのような動きになるのです。

大陽線始値付近から再び上昇するのか、それとも突破して下落していくのか注目していきたいチャートですね。

 

まとめ:ローソク足

今回はチャートのどこに注目していけばいいのか簡単ではありますが解説させていただきました。いかがだったでしょうか?

相場の参加者がどこに注目しているのかわかれば、そこを重点的に抑え、どのような値動きになるのか観察できれば、トレードももっと分かりやすいものになると私は思います。

エントリーに迷っている方や相場のどこに注目すればいいのかわからない方はぜひ参考にしてみてくださいね。

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。

 

参考文献

 


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