※この記事は2020年9月8日にゴゴジャングルにて公開された記事です。
こんにちは~しんたろうです。
いつもしんたろうのFX勉強会を応援して頂き誠にありがとうございます。
ここでは私が思ったことを書いていく場として、思いついたことを書かせていただいております。
今回のテーマは「相場の終点」についてです。相場にはスタートとゴールが合って私達は常にゴールに向かってトレードを進めております。
しかしどこへ向かっているのか分からない波もあり、そんな波の中でトレードすれば大怪我では済まないかもしれません。
ですが初心者の方はその「ゴール」すら考えないでトレードをスタートさせてしまいます。なので今回は「相場の終点」について考えていこうと思います。
トレンドと相場の終点について
しんたろうのFX勉強会では主に順張りでトレードするように指導しております。
その理由は儲けやすいからです。
順張りでトレードするということは推進波(進む波)を取りに行くということで、伸びやすい波をしっかり考えトレードを開始すれば相場が成長した時にしっかり利益を残すことができます。
ですが相場には終点があり、いつか必ずそのトレンドは終了します。なので現在のチャートがどこに向かって動き、どこで終了する可能性が高いのか常に考えながらトレードする必要があるのです。
ではどうやって波のゴールを考えていけばいいのでしょうか?それにはチャートに見えている高値安値を利用して考えていきます。こちらのチャートをご覧ください。
こちらのチャートは2020年9月8日頃のGBPJPY 4時間足チャートです。
直近に見えている波は現在円高方向へ下落中で、ぐんぐん進んでいるように見えます。
でもこの相場はどこへ向かって動いているのでしょうか?
売りと買いのグループを考えてみる
まずこの相場が下落している理由を考えてみましょう。
もし新規のポジションを作っている参加者がいるとすると、反対勢力であるこのチャートで言うところのアップトレンドを形成したグループは敵ということになります。
敵を倒せばアップトレンドからダウントレンドの時代が到来し、相場の参加者もどんどんダウントレンドへ賛同する参加者へと変化するはずです。
そのためにはアップトレンドを完膚なきまでに叩きのめす必要があります。ということはアップトレンドではなくなるポイントまでまずは下落しなければ話は進みません。
ではアップトレンドではなくなるポイントはどこになるでしょう?
まずアップトレンドがスタートした地点に注目してみましょう。
スタートした地点はいわば波を作り出した神々が鎮座する聖域で、ここから全てがスタートしているポイントと言っても過言ではありません。
もちろんスタート地点は一箇所だけではありません。いろいろな箇所からスタートさせた参加者がいたりします。
上記のチャートも直近のスタート地点からアップトレンドをスタートさせた参加者がいるようで、赤丸で囲った部分がスタート地点となっております。
ということは現在下落している参加者を「売るグループ」として考えた場合、スタート地点にいる参加者を負かせないと「売るグループ」が本当に強いグループだと相場の参加者に知らしめることができないのですから、現在動いているグループは直近の安値に向かって動いているということになります。
もちろん売るグループはまだアップトレンドのスタート地点を破っていないので、現在下落している「売るグループ」が本当に直近の安値を目指す強いグループなのかは不明です。
なのでチャートの事実である高値安値の更新を見るまでは、「売るグループ」って本当に強いの??とクエッションマークが付いてしまうのです。
しかしスタート地点を負かせるかは分からなくとも、かなりのところまで近づく可能性はあります。
相場は常にトレードを繰り返し行い、どちらの通貨が強いのか戦っているので、高値安値付近にいる神々に反対勢力が戦いを挑みに行くのは日常茶飯事です。
なのでチャートの高値安値を把握し、相場が今どこへ向かっている可能性があるのか知るのはトレードする上で必須スキルになると言えます。
最後の最後まで付き合う必要はない
高値安値に近づく可能性があるのであれば、順張りも逆張りもないのでは?と思うかもしれません。
ですが話はそんなに甘くはないのです。
高値安値付近には神々がおりますが、私達は神々に喧嘩を売れるほどの資金はありません。
なので高値安値付近に近づいてきた際は、もしかするとメジャートレンドが再び勢力を拡大させるのでは?と常に危機感を持って接する必要があります。
むしろ高値安値付近に近づいてきた際は、逃げてしまえばいいので最後の最後まで付き合う必要は全くありません。
高値安値付近は相場のスタート地点でもあり、神々が鎮座している場所です。
その場所で二大勢力である買うグループと売るグループが喧嘩するのですから、喧嘩すると分かっている相場にわざわざ首を突っ込む必要は全く無いのです。
それに最後の最後まで相場に付き合うとデメリットも発生します。
こちらのチャートは2020年9月頃のGBPUSD週足チャートです。
注目するポイントは赤水平線を引いた高値付近の動きです。
こちらの相場は一見すると左側に見えている高値付近を突破するのかな?という動きに見えます。
しかし相場はそのまま下落し、現在週足陰線を形成しているのです。
もちろんこの相場が今後絶対直近高値を更新しないとは言えませんし、将来やっぱり高値更新!になるかもしれません。
ただここでの教訓はトレードを開始した場合、「必ず高値は更新する」というふうに決めつけないほうがいいということです。
このチャートを見ればそれが分かると思いますが、高値更新ギリギリで落としてくる勢力だっているのです。
高値安値付近には神々がいるということを忘れてしまうと必ず痛い目にあってしまいます。
空に雲ひとつない時は警戒せよ
誰でも分かるような高値安値があって、そこへ向うような動きをしているということは神々からすると罠を仕掛けるのに絶好のポイントということです。
私はこれを孔明の罠と言っておりますが、安心したところに罠を仕掛けるのは今も昔も変わりませんw
なので最後の最後まで自分のポジションを保有し、相場のゴールまでしっかり見る必要は全く無いので、目標が達成したらすぐ利食いをして次のトレードに対して準備をするほうが何倍もいいと思います。
まとめ
必ず直近の高値安値まで相場が動くんだ!!と安易に決めつけてしまうとそのようにしか見えなくなります。
自分勝手な考え方で相場を判断し決めつけないように日頃から気をつけてトレードしていきたいですね。
皆様も大怪我をしないように高値安値付近ではトレードを控えるようにしてくださいね。ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。
応援ありがとうございます。