こんにちは~しんたろうです。
最近ドラマにハマっておりますw
といっても恋愛物ではありません。むしろドラマは大嫌いな部類なので殆ど見ていなかったのですが、科捜研の女とインベスターZだけは、毎回欠かさず視聴しておりますw
科捜研の女はかなりFXとは程遠いので今回は控えますが、インベスターZは投資のドラマなので楽しく視聴しております。今回はそのインベスターZで出てきた格言「サルになるな!」について解説していこうと思っております。
相場において「サル」とはどういった状態なのか?
FXもそうですが、相場では、いろいろな格言が存在することをご存知でしょうか?
例えば、有名なところで「頭と尻尾はくれてやれ」というものがあります。チャートの頭と尻尾は、波の転換点を指し示す言葉で、そんなところでトレードするのではなく、波の中身を取りに行きましょうという重要な意味を持ち合わさた格言です。
では今回の「サルになるな!」とはどういう意味なのでしょうか?
これにはかなり重要な意味が含まれておりますので、自分と照らし合わせながら考えてみてください。
ポジポジ病
まず考えられるのが、ポジポジ病ですね~
ポジポジ病はポジションを常に持っていないと不安でしょうがない!相場のチャンスに乗り遅れたくない!などの症状が現れている、文字通り病気で中々完治が難しい病だと思っております。
一度発症すると、どうでもいい相場でもポジションを持っていないと満足できず、やらなくてもいい時間帯やチャートが複雑なところでも、お構いなしにエントリーを繰り返してしまうのです。
これは「サルになるな!」の中でも重要な意味を持ち合わせていると考えられます。
小銭稼ぎ
小銭稼ぎも具体的行動として見られる傾向だと思います。眼の前の100円や500円、1000円を拾いたくて仕方がないトレーダーに多い症状で、エントリーしたらすぐ決済して利益を確定させたくなってしまう方が、小銭稼ぎになっていると思われます。
FXは24時間相場なので、いつでも取引できますし、短期に落とし込めばいくらでも波が発生するので、チャートがATMのように見えるのでしょうね~こうなってくると自分の体力や集中力を削ってでもトレードするようになり、終いには病院送りになる可能性が高くなります。
実際に昔、しんたろうも三日間徹夜でトレードしたこともありましたが、まともな思考も出来ず、そんな状態では生活もままならない状況で、当時従事していた仕事も失敗の連続でろくなものではありませんでした。
第三者から見れば、「あの人何しているんだろう~?」と不思議な目で見られたことでしょうねw 少なくとも人間らしいことはしていなかったと思います。
FXエントリー解除
エントリーすると、何も発生していないのに、不安でしょうがない、早くポジションを解除して楽になりたい!と頭の中で考えてしまう病気です。
ポジションを解除したときの開放感が、頭の中では快感として認識しているのでしょうね。普通に考えれば相場環境認識を行い、エントリーを行っているはずなのに、それを無視してなのか、エントリーポイントを信じることが出来ず、エントリーするといきなり不安になって、ポジションを解除してしまうのです。
読者様にもおそらくそういった経験をされた方がいるのではないでしょうか?これも無意味な損切りを繰り返すことによって、証拠金を減らす言わば「自殺行為」であることは明白です。
自分で自分の首を絞めていることに気が付かず、処刑台への階段を自分の手と足で登って行っているに過ぎません。怖すぎます!!
ハイレバ病
海外口座を取引されている方はハイレバの怖さを知ってか知らずか、バンバン取引していると思われますので、おそらくこの病気にかかっていることでしょう。
ハイレバの怖さは一瞬で証拠金が消えることにあるのですが、それ以上に証拠金維持率が異常に低いことが危険であるとしんたろうは考えております。
日本の証券会社の場合、証拠金維持率が100%を下回ると強制ロスカットになる証券会社が多いので、ある程度の証拠金は残りますが、海外口座の場合、30~40%を下回ると強制ロスカットになるので、証拠金の殆どを失うことになります。
なので海外口座を運用する場合、徹底した資金管理と絶対的な相場環境認識を行う必要があり、相当な腕前が必要となってくることは想像に固くありません。税金のことも考えて日本の証券会社で運用するように心がけたいですね。
視野を広げてローソク足の声を感じ取れ!
ここまでお読みいただければ、「サル」という状態がどういう状態か、もうお分かり頂けたかと思います。
何でもかんでも拾い集めてしまい、本当の獲物(チャンス)を取り逃してしまうトレーダーを「サル」と相場の格言は説明しているのです。
でも私達はサルではなく、人間です。サルにならないためにはどうすればいいのでしょうか?そこには具体的な戦略が必要になってきます。
トレードする時間を限定する
どうでもいい相場でトレードしないためにまず確認しておきたいのが、トレードする時間帯です。これは非常に大切な情報で、自分が取引する通貨ペアが最も活発に動く時間帯を本当に知っているのか?ということが「サル」にならないために必要な条件だと考えられます。
例えば、GBPやEURを取引する際に、午前中や深夜に取引しますか?普通はしないですよね~?もし取引しているのなら「サル」になっている可能性が高いと思います。
ユーロ圏が活発に動く時間帯は4時間足のローソク足でいうところの、14時、18時、22時(夏時間)に開始するローソク足のことです。
GBPやEURを取引するならパソコンの前にいる時間帯を14時~に設定したほうが効率的ですし時間を限定することによって、他の時間帯は別の予定を組む無事が出来るようになります。
メンタル崩壊を防ぐことにも繋がりますし、リフレッシュすることがPIPSを安定的に獲得するためには必要最低限なスキルだと思っております。
仮にその時間帯以外で取引してもいい結果を残すことはまず出来ないと思います。殆ど動かないチャートに対してエントリーしているので、ローソク足のちょっとの動きに翻弄されて往復ビンタになる可能性が高くなるならトレードする必要はありませんよね~
損益を見るな!
チャートにビビって損切りを繰り返すトレーダーは損益を見ている可能性が高いとしんたろうは考えております。もちろん損益は見てもいいのですが、意識しすぎると返って逆効果になってしまうので、要注意です。
FXもそうですが、投資には必ずリスクがつきものですし、全くリスクがない投資なんてありえません。トレードする際にリスクを考えてからトレードしているはずですが、絶対に負けられない!!と意識が高すぎると損益がちょっと動いただけでもビビって切ってしまうことになるのです。
そうすると意味のないトレードの嵐になってしまうので、出来るだけ損益を見ずに、PIPSだけ確認して目標達成したらポジションをクローズし、機械的にトレードすることをここがけてもらいたいですね。
証券会社の口座を増やすのではなく、出金して銀行の口座を増やさないとトレードしている意味がない!あくまでもニヤニヤするのは銀行口座の貯金残高を確認したときだけ!と肝に銘じるようにしてくださいw
トレードの基本「買い、売り、休む」という手法を駆使する
トレードをしている方は「買い」「売り」は分かっても、どこで「休む」のかということを知りません。というか休む手法を用いてトレードするという意味が分かっていないと思います。
「休む」のにトレード??と首を傾げている方は、やっぱりその本当の意味を知らないと思いますので、すでに病気が発症している可能性大です。
皆様はたくさんトレードをしてお金を増やすことを第一と考えているようですが、それはかなり大きく勘違いしておりますし、投資をする意味を分かっていないと思います。
本当の投資とはチャンスが有るところでしっかりエントリーし、それ以外はトレードせずにお金を守ること!これを守れなければ絶対にお金は増えません。
勝ち組はどうでもいい相場では全くトレードせずに「休む」という手法を駆使して、相場を見物しております。そうしないとお金が増えないことを知っているからです。
こういうと必ず反論する方が現れますよね~「もし一ヶ月間、難しい相場が続いてもトレードしないのですか?」と。
答えは「トレードしません」です。
難しいと分かっているのにトレードしてしまうということは、やはり病気にかかっていると言わざる得ません。
私達はチャンスが来るまで待ち続ける猟師みたいなもので、獲物が檻の中に完全に入るまで、檻の扉を閉じることはしないのです。獲物の鼻先だけが入った状態で扉を閉じてしまう猟師は三流だとしんたろうは考えております。
天狗になるな!謙虚であれ!
相場において、天狗になっているトレーダーはいつか必ず大負けを経験することでしょう。
そのいい例が、初心者に多い「デモトレード」で勝ちまくっている人と、一回のトレードでたくさんの利益をあげられた「ビギナーズ・ラック」の方に多いと思っております。
FXなんて簡単じゃん~!!と考えたが最後、どんな相場でもトレードするようになり、往復ビンタの嵐になってメンタル崩壊し、証拠金の全てを溶かしてしまうことでしょう。
そういった方は損切りも出来ずにいつまでも損が拡大していくポジションを眺めて一喜一憂することでしょうね。
そうならないためには天狗にならず、「自分は相場に生かされているんだ」という謙虚な気持ちでトレードしてください。大切なことは大勝よりもまず負けないことです。
相場は戦場なので天狗になったトレーダーから即死していきます。最後まで臆病で謙虚で我慢強いトレーダーだけが生き残れる厳しい世界で私達は戦っているのです。
テストに合格しても実戦で使用できなければ意味がありませんし、自分の自信やテクニックがある意味、机上の空論になってはいませんか?
そうならないためにも常にナイフを研いで臨戦態勢でいてください。スタートの合図を聞いても、走り出せなければFXをしている意味はありません。
まとめ
「サルになるな!」という相場の格言を取り上げて自分なりに解説してみましたが、以前、しんたろうのFX勉強会でこんなことがありました。
「サルになるな!」と勉強会参加者に指導したら、「サル」は差別用語だ!ふざけるな!と逆に怒られた経験があります。
確かに海外で「サル」は差別用語で、相手に対して侮辱する意味を含んでいることはわかりますが、この場合の意味はそうではありません。
なのでこの勉強会動画の中ではあまり「サル」について直接的に解説してこなかったのですが、今一度自分の胸に手を当てて頂き、自分はサルではないのか?大丈夫なのか?と自問自答してみてください。
一般の方は相場の格言はおろか、「サル」という本当の意味を理解しておりませんし、負け組の殆どが「サル」になっている状態です。
しんたろうも以前は「サル」だったので、気持ちはわかりますが、負け組がいくら吠えても説得力がないは相場では当たり前のことです。皆様も「サル」と言われないように努力して一人前のトレーダーになってくださいね。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。