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FXデイトレード手法|中途半端な箇所でエントリーしてしまう人は何が足りないのか?

こんにちは~しんたろうです。

 

やっと最近涼しくなってきましたが、それでも30度を超える日ばかりです。29度とか気温見ると「今日は涼しいな~」なんて思ってしまいます。人間は何にでも慣れてしまう生き物なんですねw

トレードも慣れてくるといろいろな失敗も出てきますが、意外と気が付かないところで失敗を繰り返してしまう人も多いかと思います。そこで今回はあとから見れば中途半端な箇所でエントリーしている人は何が足りていないのか?私の分かる範囲で解説していきたいと思います。

 

基本がわかるからこそ失敗してしまうエントリー

初心者の方はダウ理論やエリオット波動論を初めて知ったとき、「これはすごい!」「これこそ聖杯だ」なんて思ったことがあるのではないでしょうか?実は私も初めてダウ理論を知った時にそう思ってしまいました。これ以上何もない!あるはずがない!と。でもそういうことではなかったんですね~ダウ理論だけではもちろん勝てませんし、エリオット波動論を知っただけでは意味がないのです。

中途半端な箇所でエントリー①

ドル円日足(2018年08月17日)

例えばこのようなチャートがいい例なのですが、左側に大きな大陽線があり、その始値付近までレートが元に戻ってきております。普通であれば始値付近に水平線を引き、ロングを待ち構えていると思うのですが、エントリーしたのは中途半端な箇所で、結局、エントリーしたあとに日足は陰線となり、損切りとなってしまったのです。

さてこのエントリー何が悪かったのでしょうか?皆様はわかりますか?

・ポイント1:週足

まず注目していただきたいのが、どのに水平線を引いたか?です。今回の場合、チャートは日足ですが、背景に出ているローソク足は週足となります。ということは週足の始値に水平線を引き、待ち構えていたということになります。

しかしエントリーしたのは日足です。ということはここに「差」が生じます。本来であれば、週足の水平線に対してどう反応したのか?確認するために週足を見ていなければ意味がありません。週足で相場環境認識をしたのですから、それを勝手に日足に落とし込み「もっと動く」「水平線に当たったから」と思い込んだから失敗したのです。

・ポイント2:プライスアクション

この場合の回答例があるとすれば、週足をクローズしたとでエントリーを考えるべきです。例えば自分がロング目線であれば、水平線に当たったローソク足はあくまでも水平線に対して相場の参加者がどう判断するの見るためのローソク足。実際に自分が入るのは次の週足でエントリーを考えるべきです。

エントリーする箇所が決まったからこそ、日足や4時間足に落とし込んでエントリーすることが可能になります。相場環境認識をどこの時間軸で行ったかによって、エントリーするタイミングは異なってくるのです。もっと動くという考え方を捨てられない限り負け続けると思ってください。

中途半端なエントリー②

ユーロ円4時間足(2018年08月17日)

次に多い中途半端なエントリーは上記チャートのような箇所で我慢できずにエントリーしてしまう場合を指します。ドキッとした方は手を胸に当ててよく考えてみてくださいね。今回の場合、何がいけなかったか皆様はわかりますよね?

・ポイント1:波引き

まずはこのチャートに波を引いてみましょう。波を引くとこの様になると思います。

単純なダウントレンド5波を形成している場面です。ポイントは波引きから得られる修正波についてです。青く囲った部分はほぼ同等の値幅を持った修正波になります。勘が良い方は気が付きましたね。

エントリーしたのは第五波目の最後の最後の部分です。中途半端な箇所でエントリーというのは今まで相場をどう見ていたのかわかりませんが、波が終わる寸前で駆け込みエントリーをしている点にあります。

これは中途半端というよりも大変危険なエントリーとも言います。

・ポイント2:第五波目

何故、相場全体を見ずにエントリーをしてしまったのでしょうか?それは簡単で「もっと動きそう」と思ったからなんですが、それ以外にもここには理由があります。エリオット波動論を勘違いして覚えてしまった方に見られる傾向です。

エリオット波動論の基本の一つ「第三波は最短になってはならない」というのが関係してくるのですが、今回のユーロ円のチャートは、第三波は最短ではありませんので、この場合、第五波は短くなる可能性があります。もちろん第五波が伸びることもありますが、第三波は最短ではないので、相場の参加者の意思としては既に目的は果たした!!という状態にあるはずです。

第三波が既に最短ではない状態なので、第五波目に関しては短くなる可能性も考えなくてはいけないのですが、何故か伸びる可能性を信じてエントリーしてしまっているのです。これではあっという間に負けてしまいます。

ここでの教訓は第三波目が最短ではない状態ならば、第五波目は積極的にエントリーしてはいけない箇所です。短くなる可能性と伸びる可能性があって「自分なら大丈夫」「俺ならその判断できるし~」と天狗になっていると必ず痛い目にあいます。

もちろん高値安値を判断する波引きをしていれば、第四波の安値を超えた時点でエントリーなんて怖すぎて出来ないと思うのですが、波引きも波のカウントも全くしていない初心者は見えていないので、猛獣がいる森の中を裸で歩けるのです。本当に恐ろしいことですね~

中途半端なエントリー③

上げればキリがない中途半端なエントリーですが、これが一番多いのではないでしょうか?「飛び乗り」です。

トルコリラ円4時間足(2018年08月17日)

このチャートはトルコリラ円です。今月はトルコリラショックで相場が荒れていたので敢えて出させていただきました。このようなチャートの場合、青矢印のあたりでエントリーしていた方はもしかしたらひどい目にあっているかもしれません。さてこのエントリーは何がいけなかったのでしょうか?飛び乗りが大好きな待てない方は本当に何回も熟読してくださいね。

・ポイント1:市場

トルコリア円の場合、市場が空いている時間帯はユーロの時間と重なっているため、夏時間でいうと14時のローソク足が非常に重要と言えます。でもエントリーしたのは18時のローソク足でしかも終盤の方です。

今回の出来事は10日に起こっておりますが、この日足の終盤でエントリーというのは中途半端すぎますね。今回も波引きや相場環境認識を怠り、エントリーしたのは明らかです。ですが、それよりも「トルコリラショックが起きたからもっと下落する」と勝手に想像し、相場の参加者が利食いするということまで頭が回っていないのも事実です。

市場が開いている時間帯は活発に動いておりますが、市場がクローズしたらどうなるかは誰でもわかりますし、ローソク足の終値付近でエントリーしていては損切りをどこに置いていたのか多分この方は回答できないと思います。

・ポイント2:ローソク足

飛び乗りを防ぐもう一つの方法はローソク足のPIPSです。先程のトルコリア円のチャートを拡大してみましたので一緒に確認してみましょう。

2018年08月10日トルコリア円4時間足

飛び乗ってエントリーしたのはこのローソク足でいうと②の終値付近です。ですが、エントリーする前に注目していただきたかったのが、①のローソク足のPIPSになります。

①の陰線のPIPSは158となっております。ということは②のローソク足の終値付近は既に158PIPSくらいの大きさにローソク足が成長していたことになります。これがどういう意味価わかりますか?

一つ前のローソク足が158PIPSだったのに、②が158PIPSよりももっと動き400~500PIPSくらいになると計算していたのでしょうか?もしそれを知っていたとしたらその方は超能力者になれると思いますw

普通に考えればエントリーする一つ前のローソク足が158PIPSなのですから成長しても200PIPS前後だと思いますし、ローソク足の終値付近でエントリーすれば、次に出現するローソク足の上ヒゲで見なくても良い損失を見ることになり兼ねません。

相場の参加者が注目していた14時のローソク足が158PIPSくらいなのですから、それよりももっと成長し吹っ飛んでいくとは考えにくいのです。飛び乗ってしまう方は単なる初心者なので我慢できずローソク足のこともわからない自滅型だとしんたろうは考えております。本当に危険なので二度とやらないほうがいいですよ。

 

まとめ

今回は中途半端なエントリーベスト3を解説しましたが、いかがだったでしょうか?基本がある程度わかってくると陥りやすい罠ですので、基本に忠実にしっかり相場環境認識を怠らず行えば、中途半端なエントリーは回避できるはずです。

思い当たる方は是非熟読して無駄なエントリーを繰り返すことなくしっかり資産を作っていきましょう。今回のことは動画メルマガでも解説し配信しますのでご興味がある方はご覧になってみてください。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

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