こんにちは~しんたろうです。
新しい新居の生活にもようやくなれてきました。今までの住まいよりも便利な点と???になる点とありますが、快適な住まいですw
生活するだけならこれでいいのですが私にはネットがどうしても必要なんです!1月29日にならないと光ファイバーの工事が入りません(T . T)
それまでの間、テザリングで頑張っておりますが、どんどん減るパケットになんだか気持ちも焦り気味です。それでも勉強会を止めることは出来ませんので今年も頑張っていきます。
さて今回のテーマは「エントリーポイント」についてです。といっても初心者なら誰でもやってしまう「先端狙い」について解説していきたいのですが何故、先端を狙うことがいけないことなのでしょうか。一緒に考えてみましょう。
こんな方におすすめ
- エントリーすると逆へ動き出してしまう方
- 先端を狙って痛い目に何度もあっている方
- 無駄なエントリーばかり行ってしまい中々証拠金が増えない方
スタート地点=先端ではありません
完成したチャートを見ると思わず「あそこからあそこまでトレードできたら儲かりそうだな~」と誰でも一度は考えてしまうのではないでしょうか。
確かに完成しているチャートを見れば「あのあたりからトレードできそう」と思ってしまいますが、それをまだ完成していないチャートで、しかもチャートの先端を予想だけで狙ってトレードを開始したらどうなるでしょうか。
上記チャートはUSDCAD日足チャートです。
例えば現在地からダウントレンドになると考えた場合、今がちょうど副次的な波の先端を見ていることになります。
もしここからうまい具合にダウントレンドになってくれればいいのですが、万が一予想が外れてアップトレンドになってしまったら怪我だけでは済まないかもしれません。
その判断を「野性的な勘」だけで行ったのであれば、博打トレードしているのと変わりませんので、反対方向へチャートが動き出してもまた「野性的な勘」だけでトレード開始してしまうことから無駄なトレードになるので注意が必要です。
何故トレードをそこから開始するのか説明できますか?
そもそも現在地からダウントレンドになるという根拠をテクニカル的に提示する必要があるのではないでしょうか。
例えば新種の動物を発見したとしてもいきなり学会に発表することはないですよね。徹底的に調べた上で発表するのが当たり前だと思います。
チャート分析もそうなのではないでしょうか。どこまで調べるかは人それぞれになるかもしれませんが、ダウ理論を使ってトレンドを判断してもいいと思いますし、エリオット波動論を使って、現在の波が修正波であることを突き止めてからでもトレードは遅くはないと私は思います。
勘だけを頼りにトレードすれば「やっぱりこっちだった」「やっぱりあっちだった」のオンパレードになることは明白ですし、トレードもいきあたりばったりになってしまうので、無駄なトレードを量産し続けることに繋がってしまいます。
テクニカル的に分析することによって、自分の分析結果が仮に外れてたとしても、さらに冷静に判断し他の戦略に移行することが出来ると思います。
先程のチャートを再確認してみると小トレンドがまだダウントレンドになっていなことが分かりますし、そもそも大トレンドもダウントレンドになったとは言えないようなチャートです。
もし勘だけでトレードを開始してしまえば、トレード途中になってから「もしかしたらこの波って・・・」と不安がよぎることになり、今まで見えなかった水平線などもどんどん見えてきて更に不安だけが増す事でしょう。
トレード前に下準備を
トレード後に相場環境認識を始めても意味はありません。
チャートは縦横無尽に動いているように見えてしっかりとした法則性のもとに動いております。ローソク足の出現本数にももしかしたら規則性があるのかもしれません。
やることをしっかりやってからトレードを開始しないとチャートのチャンス相場に気が付かないかもしれませんし、重要な水平線に気が付かないままトレードが終了するかもしれません。
読者様は旅行へ行く際、何も準備しないでいきなり家を飛び出すことはしないですよね。「現地へ行けば何とかなる」と思っていても何ともならないことのほうが多いのではないでしょうか。
FXを始めたばかりの方は何故かトレード後に相場環境認識を始める方が多く、これでは見切り発車もいいところですし大切な証拠金を無駄に捨ててしまうことに等しいと私は思います。
順張りを心がけよう
私達はトレンドがしっかり確認できるチャートでのみトレードをすべきだと考えます。
それは参加者の意思がトレンド方向へ向いていることによって、値動きに意思的なものが見えてきますし、トレンドがはっきり分かるチャートでトレードを行ったほうが順張りだけに集中出来ます。
進む方向が分かっているからトレードしても儲かりやすい傾向にあるので初心者にはおすすめなのです。
それと先端でトレードすると疑心暗鬼になりやすく「もしかしたらこの判断が間違っていたのかも・・・」とトレード直後に不安になるような値動きをするかもしれません。
そもそも先端でトレードしているのですから、ボラティリティーが弱いのは百も承知のはずです。ですが全くチャートが動かなかったり自分が思っている方向とは逆へ動き出したりすると先端でトレードしているため冷静な判断ではいられないようなメンタル崩壊状態になりかねません。
なので私達一般投資家は先端を狙っても意味がないこと一刻も早く知るべきなのです。
エリオット波動論のルールを徹底する
先端を狙っても意味がないことはエリオット波動論を学習すれば更に理解が深まるはずです。
エリオット波動論にはいくつかのルールがあって、そのルールの1つに「推進波第三波は最短にならない」とあります。
推進波の第一波や第五波と比較した場合、第三波が最短にならないのが推進波なのですから、これをローソク足に置き換えていただければますます先端を狙っても大きくPIPSを獲得することは出来ないと感じます。
第一波が発生したかどうかを判断するには第二波と第三波が登場して初めて分かる波なので、ローソク足や波の先端を狙ってもトレンド発生したとはまだ言えないですから疑心暗鬼になったままトレードを開始してもいい結果は生まれないのではないでしょうか。
実際のチャートで考えてみましょう。
こちらのチャートはGBPJPY1時間足チャートです。
修正波が終わってここから上昇するという場面ですが、注目していただきたいのが赤矢印付近です。
修正波が終わる付近ということがわかっていればもっと安値付近のローソク足安値ヒゲ先くらい狙えそうと思うかもしれません。仮に狙ったとしてもエリオット波動論のルール「第一波の始点を第二波が超えてはならない」というルールから、第一波の始点付近ギリギリまで第二波が攻めてくる可能性もあると考えると、先端を狙っても第二波が発生する寸前で利食いしなければせっかく獲得したPIPSが減るような感覚に陥ることでしょう。
それなら第一波の始点を狙うのではなく、第二波を出現後、押し安値を作ってからエントリーしたほうがしっかり第三波を狙うことが出来る上に、損切りポイントが明確になることから安心してトレードが出来るようになると思います。
なのでトレードするなら赤矢印付近からが望ましいと私は思うのです。
中には損切り幅を100~200PIPSくらい保持できるトレーダーもいらっしゃるので、先端トレード上等!!といってどんどん狙ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんw
それでも私は根拠があって狙うならいいのですが、何も根拠がなくただ自分の勝手な考え方で先端トレードしているのなら今すぐ止めたほうがいいと思います。
私達は先端を狙わないと証拠金が増えないゲームをしているわけではありません。狙うのは値幅ですからわざわざ危ない橋を渡る必要はないのです。
先端トレードがやめられないのであれば病気かもしれませんw
先端トレードは絶対悪!と言っているわけではなありませんが、出来ればやらない方が儲かりやすい事は確かな事です。
上記チャートを確認していただくとどの波でもそうですが、トレンドを転換したばかりのローソク足よりも波が成長して脂が乗っている中盤から後半のほうがローソク足も波も大きく成長していることが分かります。
自分のエントリーポイントを見返してみたときに先端ばかり狙っていて、後半の波に乗り切れていないのだとしたら考えを変えてみるのもありではないでしょうか。
何ためにFXをされているのか今一度考えてみていただくと「なるほど~」というポイントが見えてくるかもしれません。
まとめ
今回のテーマはトレードをこれから開始する方向けであり、トレードに悩んでいる方向けでもある重要な記事だと私は考えております。
お金をたくさん儲ける方法を考えているのならチャートの先端を狙わずにもっと成長した波やローソク足を狙うべきです。
相場の格言に「頭と尻尾はくれてやれ」というのがありますが、やる必要がないことは江戸時代から分かっていることなので、令和を生きる私達が真似できないわけはありません。
ちょっとでも参考になっていただければ月曜日からのトレードに活かしてみてくださいね。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。