こんにちは~しんたろうです。
今回のテーマは「カス相場」についてです。皆さんはチャートの中で中々動かない日やどうしても負けが続く日があることにお気づきでしょうか?後で見たら「なんでこの日にトレードしてしまったんだろう」と明け暮れてしまう日があるかもしれません。なので今回は「カス相場」になりやすい日を覚えていただき、次回からのトレードに生かしていただければ幸いです。
こんな方におすすめ
- 勝ったり負けたりを繰り返している方
- 中々証拠金が増えない方
- チャートの見方を知りたい方
- どんなチャートがカス相場になるか気になる方
- FX初心者の方
勝つためには「やらなくていい相場」を知ることが大切である
カス相場・・・あまり聞き慣れない嫌な言葉ですが、簡単に説明するとトレードに向かないやらなくていい相場を指します。チャートで言うと急激に動きているローソク足や波ではなく、値幅も短く動きもほとんどなく上昇するのか下降するのかよくわからない相場を想像していただければいいと思います。
もしそんな相場が事前に分かっていたとしたらどうでしょうか。「明日はやらなくていい相場だな~」とチャートを見た瞬間から分かったら無駄なトレードも減りますし、時間も有効に使えますよね。なのでFX初心者にはピッタリの情報だと思います。
「でもそんなカス相場が事前に分かったら苦労しないのでは?」
と考えてしまうFX初心者の方もいらっしゃると思いますので、勉強会で提案しているカス相場を事前に知るための情報を5つ考えてみました。
大陽線大陰線出現後
まずは簡単なところで大陽線や大陰線が出現した後のローソク足がカス相場になりやすいと考えております。何故カス相場になりやすいかというとある程度大きな値動きをしたあと、短期的にも長期的にも利食いの対象になりやすいと言えるからです。「このあたりでポジションを軽くしておこう」と考え、一時的に利食いを行い証拠金を増やし、このあとやってくる相場にどんな状態でも対応できるように下準備をしている場面と考えていただくとわかりやすいのではないでしょうか。
通貨ペアによってどの程度動けば大陽線大陰線になるかは決まってないと思いますが、少なくとも日足100PIPS以上の値動きをしたあとはカス相場になりやすいのではないかと考えております。上記チャートの黒矢印がカス相場ですが、その前に出現している大陰線の値幅は日足で200PIPSありましたので、このあたりで・・・と考え利食いを行った可能性があるのではないでしょうか。なので過去チャートを見てある程度大きなローソク足が出現した後の相場は出来るだけトレードしないで様子見したほうが懸命と言えるのです。
水平線付近
気になる水平線付近もカス相場になりやすいと考えられます。上記チャートの場合ですが、過去チャートの気になる高値に対して水平線を引いてみましたが、直近高値に近づいたチャートは突破するのか反転するのか迷っているような値動きを見せており、こんな日にトレードしていたら必ず負けてしまうだろうなと思ってしまうようなローソク足になっております。
なので水平線が引けるポイント(高値安値、キリ番など)に予め水平線を引き、その水平線付近でトレードしないように気をつけていただければ、カス相場を回避することが可能になると考えられます。
休場
カス相場はチャートだけ見ていたのでは気が付かないケースもございます。上記チャートは2021年9月6日付近のチャートですが、赤矢印付近はニューヨーク市場が休場しているときのGBPJPY日足チャートです。ポンドだからニューヨーク市場の休場は関係ないのでは??と思っているのならかなり甘い!!ですよw ドルは基軸通貨なのでGBPJPYにも影響はありますし、全通貨ペアにも影響があります。なので一年の中でどの日がニューヨーク市場休場なのか事前に知っておくこともカス相場を知る上では大切なことなのです。楽天証券(FX)ではニューヨーク市場休場日を公開しておりますので事前にチェックしておくことをおすすめいたします。
重要な経済指標発表前
ここまで来るとカス相場=参加者が少ない日という図式に気がつけるかと思います。そういった意味で言うならば重要な経済指標発表前はカス相場になりやすいと言えるのではないでしょうか。上記チャートはGBPJPY日足チャートでイングランド銀行政策金利発表前がどうなっているか確認したものですが、四角で囲ったチャートは値動きも少なく方向性も見えにくいことから、トレードしても良い結果をもたらしてくれるとは思えないローソク足となっており、こうやってみると重要なGDPや雇用統計、政策金利発表前はトレードしても意味がないことに気がつけると思います。
早朝&深夜2時以降
最後の5つ目は一時間足をチャートを使ってご説明させていただきます。上記チャートはGBPJPYですが、カス相場になりやすい時間帯は早朝と深夜2時以降となります。何故この時間がカス相場になりやすいかというと、GBPJPYの場合、東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場の値動きが関係してくるので、早朝だとニューヨーク市場がクローズした後ですし、東京市場もまだ開始しておりません。深夜2時以降だとロンドン市場もクローズした後になりますので、値動きも鈍くなります。なので自分がトレードする通貨ペアによって、何時から何時まで市場が開場しているのか知ることがカス相場を知る上でとても重要だと言えるのです。
まとめ
カス相場について5つの情報を書き出してみましたが、全ては無駄なトレードを減らし、大口取引の参加者の動向を知るために行うことです。そして「休む」という手法を使いチャンスをしっかり掴むためにもカス相場についてもっと深く知る必要があります。練習が必要な分野なのでご自身のデモチャートなどでカス相場を当てる練習を行ってみてください。おそらく気がつけるポイントがたくさんあったりしますよ。まだまだこんなカス相場を知っているよ~という方がいらっしゃれば是非ご連絡ください。また他のカス相場について情報が出てきましたら追加させていただきたいと思います。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。