こんにちは~しんたろうです。
今回のテーマは「水平線」です。水平線は教科書的な書籍やFX関連雑誌などでも取り上げられる基本ツールで、トレードする上では欠かせない武器となっておりますが、いざリアルチャートに引いてみようと思ってもどこに引けばいいのか分からず結局、意味のない使い方をする方が多いように感じます。そこで今回は水平線を引く上で気をつけたいポイントなどを記事にしてみましたので気になる方はチェックしてみてください。
こんな方におすすめ
- 水平線が苦手な方
- 水平線をうまくトレードに活かせない方
- 水平線を引く意味がわからない方
何のために水平線を引くのか考えてみよう
そもそも何のために水平線を使うのかまずは基本からおさらいしてみましょう。
水平線を引く3つの理由
- チャートから相場に参加されているトレーダーが何に注目しているのか探る
- チャートのスタートとゴールを探る
- トレードする領域を確認し、波の規模を知る
水平線を引く主な理由を述べてみましたが、簡単に説明すればチャートのどこに参加者が注目しているのか前もって探るために水平線を利用しているということです。
縦横無尽に動いているチャートのように感じますが、全て注目する水平線に対して相場がどのように反応したか確認してからチャートは動いております。
なので重要な水平線がわかれば自ずとチャートの将来も見えてくるというわけです。
水平線を引く際、注意するポイントとは?
水平線はチャートの様々な箇所に引けますが、その引く意味を理解していないと水平線を引いても無駄に終わってしまいます。
まず水平線を引く上で注意するポイントを解説していきます。下記のチャートを御覧ください。
こちらのチャートに水平線を引く際、皆様ならどこに水平線を引くでしょうか?ちょっと考えてみてください。
・・・・引けましたか?全く分からなくても大丈夫ですよ。
まず水平線を引く際のポイントですが、チャートで何度もぶつかって跳ね返っている箇所にとりあえず水平線を引いてみてください。先程のチャートではこんなところです。
水平線は言い換えれば透明な壁だと考えてください。
もし皆様は道を歩いているときに看板に「この先透明な壁あり。注意!!」と記載されていたらどうやって避けますか?
そんなの無理じゃない?他の道を歩こう!などいろいろな方法を考えるかもしれませんが、私だったらカラーボールを投げつけて透明な壁に色を付ける方法を考えます。
カラーボールなんて普通持ってないという批判は今回聞きたくありませんw しかし私が言いたいのが、誰かが当たって砕けた破片が周辺に散らばっていたら誰でもあの辺りに透明な壁があるんだなと気がつけると思うんです。
特に水平線はそういった特徴を持っているので、注目するポイント付近でチャートが何度も引き返してくると私達は水平線の存在を知ることが出来るのです。
なので「チャートが何度もぶつかっている箇所」に水平線を引けば間違いないと位置付けることが出来るのです。
水平線トレードをする際に気をつけなければいけないポイントとは?
何度もぶつかって引き返してくるポイントを水平線として描くことが出来たら、次はいよいよトレード開始と行きたいのですが、そこまで簡単ではありません。
というのもチャートには進むべき方向(トレンド)がありますので、その方向を間違えてしまえば水平線も間違えて使用することになってしまいます。
例えば上記チャートの赤矢印注目してください。もし読者様が赤矢印付近で何度も反転していることを確認し、水平線を引いてトレードに活かそうとした場合、トレンドを確認していなかったらロングポジションを持ってしまっていたのではないでしょうか。
「何度も反転しているなら次も反転しそう」
「このあたりからアップトレンドになるのでは?」
など水平線を間違って使用してしまったため、間違った考え方でトレード開始してしまえば、トレードが今後どのようになるのか説明する必要もない結果になることは明白です。
なのでまずチャートを分析する順番は・・・
- トレンド
- 波のカウント(現在地の把握)
- 水平線(注目するポイント分析)
- ローソク足
となり、水平線は現在地が分かってから注目するポイントを分析することによって、毒にも薬にも武器にもなるのです。
逆張りに使用してはならない
チャートを見ると不思議なことに注目する水平線にチャートが近づくように見えることがあります。
先程のチャートももし青い水平線を事前に引いていた場合、チャートがまるで水平線に引き寄せられるように見えると「逆張りに使用できるかも」と妄想を抱いてしまうかもしれません。
これは非常に危険でありおすすめできないトレード手法です。
というのも注目する水平線付近は利食いしたい参加者もいれば、新規ポジションを狙っている参加者もいるので一筋縄ではいかない領域です。
もしチャートの赤矢印付近から新規ショートポジションを狙っている参加者からすれば、丁度いいカモがあちらから歩いてきてくれるように見えることでしょう。
こちらのチャートでは水平線付近で反転しているので、もし逆張りをしている参加者は「俺なら逃げられるよ~」と高をくくっているかもしれませんが、あくまで出来上がったチャートですから、万が一水平線に届かずそのままトレンド方向へ方向転換したとしたら事故では済まされない自体になっていたかもしれないのです。
なので「水平線まで必ず近づく」という保証もなければそういったルールも存在しませんので、逆張りトレードする際に水平線を間違って使用しないように気を付けたいものです。
まとめ
水平線を間違って引けば事故につながるだけではなくチャンスを逃す結果になりかねないことが分かっていただけたかと思います。
特にポジポジ病の方やポジションを持っていないと不安になってしまう方など水平線をもっと利用しチャンス相場に乗れるようにチャートを分析しなければ証拠金は増えていきません。
重要な水平線が見えない方は、水平線トレードレポートもご用意しておりますので是非ご活用いただければ幸いです。無料のプチ勉強会でも簡単ではありますがご説明しておりますのでお気軽にご参加ください。
水平線はかなり奥が深いですが、基本的な考え方はそこまで難しくないので早めに水平線をマスターしてトレードに活かしてみてくださいね。ここまでお読み頂きありがとうございました。