こんにちは~しんたろうです。
今回のテーマは「失敗トレード」です。私も含めて多くの方は「やっちまったなぁ~」と猛反省するような失敗トレードを経験したことが多数あるのではないでしょうか。私も出版出来るくらいの失敗トレードがあり、自慢ではありませんが誰よりも負けている自信がありますw ですがここから何を学べがいいのかということも知っており、今回は私が経験した失敗トレードからどう立ち直ったかという方法まで解説させていただきます。最後までご覧になっていただければ幸いです。
こんな方におすすめ
- 勝ったり負けたりを繰り返している方
- 何が原因で負けているのかよく分かっていない方
- エントリーすると逆方向へ相場が動く方
- 利食いや損切りに自信がない方
明日のトレードのために失敗トレードから学びましょう
様々な失敗トレードがありますが、分析すると以下のグループに分けられると思います。1つずつ解説致します。
皆様は上記チャートをご覧になってどのように感じたでしょうか。
「もっと下落しそう」
「どこまで動くのかな」
「大相場になるかも」
など色々な予想や憶測が飛び交いそうな場面だと私も思います。
ここから大下落してくれたら儲かりそう~♪と考えるのは人間ですから当然の考えではないでしょうか。
しかしトレンドというものが分かっている方はそう考えません。
というものトレンドというものは一直線には動かないことを知っているからです。
しんたろうのFX勉強会ではトレンドというものを以下のように定義付けております。
・アップトレンド・・・安値切り上げ、高値更新
・ダウントレンド・・・高値切り下げ、安値更新
ということはトレンド発生と名乗るためには、少なくとも高値と安値がはっきり分かっている相場でないとトレンドとは呼べないことになります。
先程のチャートを4時間足に落とし込んで分析してみましょう。
チャートに波を描くとジグザグとした波が見え、高値安値がはっきり分かっているのが分かります。
ということは4時間足チャートぐらいならトレンド発生と呼べるので私達はこの動きを使ってトレードを行うことが可能になるわけです。
しかし週足チャートではまだ小さい高値安値があっても「波」としての高値安値があるわけではないように見えますので、トレンド発生と呼ぶにはまだまだ早いのではないでしょうか。
ここの判断を誤ると失敗トレードを大量に量産することになってしまうのです。
失敗トレード①もっと動くのでは?と考えてしまう
まず考えなくてはいけないのが週足の判断です。確かに下落しそうと見えるかもしれませんが、トレンド発生と位置付けるためには少なくとも高値安値を作り出している相場でないと私達は今、ダウントレンドの中にいるのかアップトレンドの中でトレードしているのか分からなくなってしまいます。
そして「もっと動きそう~」と安易に考え、何も下準備せずに週足だけ見てトレードを開始してしまうと、4時間足や日足のトレンドに巻き込まれて安値掴みという無駄なトレードを量産してしまうことになってしまうのです。
トレンドは1分でも1年でも相場というものがある限り発生しております。自分がどの時間軸でトレードするかで見方が変わるのがトレンドですが、それでも高値安値がはっきり分かっていない相場では、無駄なトレードを作り出すだけなので注意が必要になります。
今回の週足は大きく下落しておりますが、これがアップトレンドのための安値作りを行っているのか、ダウントレンドの序章なのかはまだ分かりません。なので安易に考え「もっと動きそう」と考えるのは危険なのです。
私も昔、どうやってエントリーしても必ず逆方向へ相場が動き出すことに嫌気が差し、それなら長期足でトレードすればいいのではと安易に考え、トレンドも発生していないポイントでポジションを持ち、強制ロスカットを喰らう自体に何度も合ってきました。
当時の私はダウ理論はもちろん、トレンドというものを理解していなかったので当然といえば当然の結果ですが、何故このようなことになるのかさえ考えず無我夢中でチャートを追いかけておりました。
しかし冷静になってみるとただチャートを見ていただけで分析を一切行っていなかったと今では思っております。
なのでFXで稼ぐためにはまず値幅を取らないと話になりませんので、一直線に動いているように見えているチャートでは、必ず逆方向へ動き高値安値を作り出すことを念頭にトレードしていきましょう。
失敗トレード②感情的になってしまう
週足の判断を誤ったために失敗トレードになってしまったと考えた方もいらっしゃるかもしれませんが、もっと冷静になってみると感情に左右されてトレード開始してしまったことも忘れてはいけません。
FXもそうですが、投資は感情に左右されて開始したものは必ず失敗します。私の友人も昔、仮想通貨バブル時にもっと上がり続けとんでもない資産になってしまうかも~と私に目を輝かせて話していたことがありましたが、今では死んだ魚の眼になっており見る影もありません^^;
でも何故そんなことになってしまうかというと、上がり続ける相場を見て冷静になれなかったからではないかと思います。
チャートは誰でも勝てるような相場になると必ず「終焉」を迎え、止めを指してきます。この頃になると一般投資家や今まで投資に興味がなかった人が投資に興味を持ち出し、見様見真似で投資を開始します。
しかし相場を動かせる人達から見ると「美味しいエサ」でしかなく、脂が乗って食いごたえが最高潮になると一気に利食いが入るため、大損害を被る一般投資家がどんどん増えるのです。
ニュースや新聞などのメディアに、金融や投資、為替の話題が出てくると、私は「そろそろ利食い期が近いな」と思ってしまいます。それは大昔から変わらず続けてきている黒い歴史みたいなものです。
私達は金融に関してもっと勉強し、今までどんな歴史を人間が送ってきたのか知らなくてはいけません。それを知れば感情的になった人間の末路も知ることになります。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B01GSQZWCU/ref=atv_dp_share_cu_r
私の好きな映画の1つに「マネー・ショート」があります。リーマンショック時の本当にあった話を映画化したものですが、その中に描かれている人間模様を見ると冷静に判断した人にしか勝利が訪れていないのが分かります。
「こうなるはずだ」「こうならなければいけない」「そんなことは非常識だ」と考えている人ほど不幸になるのですが、これを映画の中だからと位置付けるのは簡単です。しかしこれは現実に行った話を元に映画にしているので全てを安易に捉えることも出来ません。
感情的になる方に是非見てもらいたいで、興味がある方は見て頂き感想を聞きたいですね。
失敗トレード③資金管理を怠った
もっと動きそう~ここがチャンスだ!!と感情的になった方が次に行う失敗トレードは「資金管理」です。
本来、自分の証拠金に対してどれくらいの損失なら許容できるのか考えながらトレードするのは当たり前のことです。しかし感情的になると「ここで稼がなくては」と焦ってしまい、いきなりハイレバでトレードを開始してしまいます。
しかし先程も申し上げましたが、トレンドが見えず感情的になった頭で、資金管理を考える余裕はなく、むしろチャートにお願いをするかのように祈るのではないでしょうか。
私も昔、チャートに土下座をしながら「動いてくれ~頼む~~!!」とお願いをしていた時期がありましたw
しかし資金管理を行っている今ではどこまで損失が許容できるのか分かっておりますので、万が一損切りされても慌てること無く対処できます。
相場は突然動き出したり予想外の値動きをすることがあるように見えますが、それは相場全体や長期足が見えていない人がそのように思っているだけで、ちゃんとルールに基づいて動いているに過ぎません。
もっと言うならば慌てる人の殆どは資金管理やリスク管理を行わずただ勘だけを信じてトレードしていると思います。
なので昔の私のように今でも祈っている方がいらっしゃるのであれば、直ちにすべてを見直し冷静に根拠があるトレードを目指し1から学習し直したほうがいいと思います。
私もまだまだ新しい発見をする日々を送っておりますが、それでも感じることは相場環境認識の大切さと資金管理やリスク管理の綿密さが改めて重要だと感じる点です。
ただ闇雲にトレードしても証拠金は増えません。しっかり計画して行動していきましょう。
失敗トレード④週をまたいだ
もう一つ週足を使う際に気をつけたほうがいい点は【週またぎ】についてです。
週足を見ると一見、何事もなく動いているように見えますが、週足が更新されると新しいローソク足が増えるのと同時に、更新された瞬間、ものすごくスプレッドが開き、予期しない損切りを喰らうことがあります。
私はデイトレードを中心に行っているので、その日中に決済してしまうため、そういった失敗トレードはありませんが、昔、週足でたくさんPIPSを叩き出そうと躍起になっていた頃は何度も損切りされることがありました。
その頃の自分は経済指標も分からず、市場にオープンとクローズする時間があることもわからないド素人でした。
早朝にスプレッドが開くこともよく分かっていなかったので、安易に長期間ポジションを持っていればいいんだな~くらいにしか考えていなかったと思います。
ある日ポンドを中心にトレードしていて、気がついたら土曜日になっていたことがありましたw 徹夜も日常茶飯事だったので曜日の感覚がなかったのですが、そんなときに限って土日に金融関係の大ニュースがあったりするものなのです。
ここまでお読み頂ければこの後どうなったかもうお分かりかもしれませんが、市場開始とともに窓開けし、スプレッドも開きまくっていてどうにもならず強制ロスカットにあってしまいました。
それからこの失敗トレードを忘れまいと金曜日に必ずどんなポジションでも手仕舞いして土日に何が起きてもいいように対応するようになりました。
当時は政府の役人も大臣も為替に関するコメントをよくメディアの前でしていた時期なので、国の大臣がニュースサイトで為替に関するコメントをするたびに相場は敏感に反応しておりました。
今では政府も為替に関して相場を混乱させるようなコメントを控える動きになっていますが、私から見るとヒヤッと思うようなコメントをしている大臣もいるので人の口に戸は立てられないな~と感じております。
もちろん平日でも気が抜けないのが相場なので、マジかよ~!とチャートに文句を言わないように最低でも土日をまたぐトレードをしないように今後も気をつけたいものです。
まとめ
失敗トレードを量産しないために普段から気をつけながら自分をアップデートしなくてはいけないのが投資だと思います。もちろん過去の失敗をいつまでも引きずってはいけないのも事実ですが、そこから何も学ばないのはもっと悪だと思います。
もしこの記事をお読みになっても、まだ自分は大丈夫だとお考えであれば、もしかするといつか必ず大損害を被るトレードを行ってしまうかもしれません。兜の緒を締め、いつ何が起きてもいいように気をつけてトレードしていきたいものです。
もう一度いいますが、誰でも勝てるようになったら必ず大きな波が現れます。そのときに冷静に慣れるかが鍵ですので、どんな相場が来てもいいように日頃から訓練してくださいね。ここまでお読み頂き誠にありがとうございます。