こんにちは~しんたろうです。
最近の勉強会はもっぱら「壁ダッシュ」撲滅について熱く解説しているのですが、あれだけ壁ダッシュを止めろ!!と指導しても止められない参加者が跡を絶たず、即死寸前までポジションを保有する方が多く見受けられます。
今回は甘い誘惑に負けてヤバ過ぎるところでエントリーを繰り返してしまう方のために「壁ダッシュ」をするとどうなるのか改めて解説させていただきます。
自分で引いた水平線の意味をもっと知ろう
しんたろうのFX勉強会では「壁ダッシュ」は危険行為であると説明しております。それでも目の前に水平線が出現すると「そこまで行けるかも♪」と甘い誘惑に負けてトレードしてしまうのです。それでは「壁ダッシュ」について解説していきましょう。
「壁ダッシュ」とはゴール付近でスタートダッシュをすること
上記の写真は自動車が壁に突っ込んでいる写真なのですが、かなり衝撃的ですよね~安全を確認していれば、こういった事故を未然に防げることは十分出来ると思うのですが、これを皆様はトレードという形で行い、しかも「事故」という形で損失を出しているということを一刻も早く知ったほうがいいと常日頃から考えております。
この壁があると分かっていても衝突しに行ってしまうことを、しんたろうのFX勉強会では「壁ダッシュ」と説明しております。具体例をチャートで説明したいと思います。
こちらはGBPNZD4時間足の背景に日足を配置したものです。
ピンクの水平線は日足の始値に配置しております。ここで注目なのが日足のローソク足は大陰線だということです。
その始値にレートが戻ってくるのですが、逆の勢力である陽線は危険を察知しているのかボラティリティーがだんだん低くなってきております。
ということは相場全体が日足の大陰線始値付近に注目していることが分かり、このあたりは反転する可能性があることを事前に示唆しているのです。
この後の相場は緩やかに下落を見せており、この付近でロングポジションを持つことが、どのくらい危険な行為だったのか相場を見れば誰でもわかると思います。
壁ダッシュはメンタルの弱さが原因
では何故、危険な行為だと知りながらトレードをしてしまうのでしょうか?それには自身のメンタルが関係しているとしんたろうは考えております。
時間がない。トレードチャンスが見つからない。
このセリフを常日頃から言っている方は、水平線を見つけると「ここまで動きそう」「ちょっとなら取れるかな?」と楽なトレードに自身が傾いてしまいます。
確かに水平線があると相場は、その付近まで動きますが、逆勢力が待ち構えていることも基礎学習をしているなら知っているはずです。
しかし中々勝てない焦りから、危険とわかっていながら少ないPIPSでも構わないと危ない橋を渡るようになります。そして事故が発生してから気がつくのです。
水平線の意味を分かっているのか?
トレードするのですから、自分で引いた水平線の意味もよくわかっているはずですよね。
大きなローソク足の始値に引く水平線はゴールであってスタートではありません。
先程のチャートをよく観察していただきたいのですが、大陰線の始値は、そこから大陰線がスタートしたことを示す神々の痕跡です。なのでそのスタートを逆勢力が負かすまでは「同じような動きになるかも・・・」と警戒しなければいけません。
相場の参加者は常に後出しジャンケンを考え、相場の動きを真似ることを考えております。以前こんなに下落したのだから、もしかしたらまた下落するかも~♪と考えているポイントが始値に引く水平線なのです。
アップトレンドでも一緒です。大陽線の始値に近づいてきたレードは「再び上昇する?」と警戒し参加者は待機を始めると思います。
何故なら、大陽線を作り出した神々は雑魚ではなく、本命の可能性があるからです。
私達、一般投資家の総資産を合わせても神々には到底及びませんし、私達の資産ではローソク足一本すら作ることが出来ません。
その神々が大陽線や大陰線を作り出しているのですから、私達は警戒をしなければ必ず負けてしまいます。
しかし殆どの方は意識もしなければ警戒もしません。何故、大陽線や大陰線、高値安値を意識せずにトレードが出来るのでしょうか?
むしろ左側のチャートの痕跡を考えてトレードしないと一発で即死することは明白な事実です。
自分で引いた水平線をもっと信じて、その水平線を何のために引き、どのように使うのか?もっとよく考えて行動しないと一発退場になりますよ。
エントリー前に水平線を引かないのは罪でしかない
仕事の関係で、チャートを見る時間がなかった・・こんな意見をよく耳にしますが、時間がないからといって水平線を引かないのは危ない橋を渡っているのと変わりません。
トレードチャンスが見つからないと自分自身に言っているのに、危ない橋を渡っているなんて、この行為自体が非常に危険な行為だと何故気が付かないのでしょうか?
もっとまずいのが、ローソク足の値動きに翻弄されて、その動きだけでエントリーを繰り返してしまう行為です。
エントリー前に水平線も引かない、トレンドもエリオットのカウントも行わない、本能だけでエントリー!!こんなことをしている方が本当に多くいらっしゃいますが、エントリー前に直近の水平線を調べないでエントリーすること自体、悪であり、トレードにおいては犯罪行為くらいに重大な罪です。
何度もいいますが、私達の総資産では神々の総資産には絶対に勝てませんし、ローソク足一本すら動かすことも出来ません。
それならば神々が何を考え、どう行動をするのか、分かってからエントリーしても遅くはないはずです。
私達がFXを行っている目的はお金儲けであって、博打や予想屋になるためではありません。
それならば本当にその水平線付近に神々がいるのかどうか、確認してからでないと怖すぎてポジションを保有するなんて出来ませんよね?
まずはどんな理由があろうと、水平線直前でエントリーすることを一刻も早く止めて頂き、そこまで行けるかも♪という甘い誘惑は早く切り捨ててください。
その誘惑こそが読者様の資産を奪っている悪魔の囁きなのです。誘惑に負けたら一生負け続ける運命にありますので早く気が付いて真面目にトレードをしていきましょう。
まとめ
往復ビンタや入金地獄にあっている方は、冷静に水平線を引いて現在地を確認することを怠った方だと思います。自分も昔、水平線の意味がわからず無謀なトレードばかりしてしまいました。
今、この知識があれば・・・・と何度、自分を責めたかわかりません(泣)本当に自己資金が大切に思っているならドブに捨てるようなトレードは早く捨てて冷静に謙虚にトレードを行っていってください。
間違ってもホームランばかり狙うようなトレードは止めてください。ホームランばかり狙うということは重要な水平線を見逃している可能性が高くなります。本当に痛い目に合う前に止めましょうね。ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。