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FXローソク足|ローソク足の中でローソク足が動く場合、どこに注目をすれば良いのか?

こんにちは~しんたろうです。

 

暑すぎて頭の中が溶けそうです。勉強会参加者の中にも体調不良者が続出中で、お休みを取る方は多く見かけます。確かにここまで暑ければ体も精神もどうにかなってしまいそうですね。皆様もご注意ください。

今回はローソク足の中でローソク足が動く場合の考え方を解説していきたいと思います。皆様も必ず一度は見かけたことがあるパターンなので必ず覚えてしまってください。

 

ローソク足の中でローソク足が動くってどういうこと?

酒田五法ではハラミ足と呼ばれるパターンですね。初心者の方は包足と間違えやすいので注意が必要です。

つつみ足

はらみ足

この2つは一見すると同じような動きをしているように見えますが、中身やその意味は全く異なります。なので勘違いしたまま使用してしまうと痛い目にあいますので注意が必要です。

つつみ足は、一つ前のローソク足を頭から尻尾まで包んでしまう反対勢力のローソク足が出現しております。これは出現する場所にもよるのですが、重要な高値安値を超えたあとに出現するとトレンドの転換を示す重要なポイントになります。

ハラミ足の場合、反対勢力のローソク足が主役になっているローソク足を完全に負かすことが出来ず、丁度ローソク足の中央部分(お腹のあたり)を見ているように見えることからその名が付きました。完全に負かしていないので勢力図関係はそのまま主役の勝ちとなるのですが、今回はこのハラミ足がどのポイントを見ているのかということに注目していきたいと思います。

ハラミ足発生後、気にしているポイントとは?

先程のハラミ足の図をよく見ていただきたいのですが、陽線の始値付近で一度反転し、次に出現する陰線でも始値付近を意識した動きとなっております。

ローソク足の一番勢力が強い箇所は始値付近です。その始値付近を負かすことができるかどうかが、相場の右側を占う上で非常に重要なポイントとなります。

こちらのチャートは、始値付近をものすごく意識しながら近づいたチャートです。ハラミ足ではないのですが、ハラミ足の応用編とも言える相場です。

大きな大陽線のあとに細かい陰線が出現しておりますが、ここでの考え方が相場の右側を知る方法にも繋がります。

  1. 大陽線が出現したあとに、細かな陰線が出現。この時点で大陽線の始値付近に注目
  2. ゆっくり近づいてきた場合、始値付近を反対勢力が狙っていることを確信
  3. 大陽線の始値付近に接近した場合の反対勢力のプライスアクションに注目
  4. もし反対勢力が始値付近を負かしてしまうとそのまま進んでしまう可能性あり

実際にしんたろうはこのようにリアル相場で考えております。もちろんこの動きがわかるからこそ、順張りも逆張りもできる訳で、その動きが把握できないのであれば、初心者にはかなり難しい箇所にもありますのでしばらく様子見が無難だと思われます。

ハラミ足の出現は大チャンス到来サイン!

トレンドが発生している最中のハラミ足の出現は、エントリーチャンス到来と私は考えております。というのも反対勢力がメインとなっているトレンドに対して喧嘩を売ったにもかかわらず、反対勢力がメイントレンドを負かすことが出来なかったという確固たる証明になるからです。

赤矢印のローソク足に注目しましょう。一つ前の陽線に対して、この陰線は陽線の中にすっぽり包まれております(つつみ足という意味ではありません)

この場合、どっちのローソク足が大きいでしょうか?誰でも分かると思いますが、陽線ですよね?ということは陰線は弱い勢力ということがわかりますので、トレンドはメイントレンド継続中となります。

そうすると陽線始値付近に戻ってくるような動きが発生すると、エントリーチャンスと判断され、他のグループが参入してくるのです。まさにハラミ足はエントリーの要と言ってもいいくらいの働きを見せます。

相場は常に3つのグループから成り立っている

私達は常にチャートを見てエントリーの判断、損切り、利食いの判断を行っておりますが、チャートの向こう側の人と戦っていると殆どの方は思っておりますが、正確にはこの考え方ではFXを勝ち続けることは出来ません。

買いのグループVS売りのグループの戦いを傍観している第三者グループという、ある意味三つ巴の戦いを行っているというのが相場の考え方です。なので私達は常に、買いと売りのグループのどっちが強いのか?という疑問と質問を相場に投げかけております。

この答えに対して正確に答えを得ることが出来るポイントの一つがハラミ足発生後の始値付近ということになるのです。なので反対勢力がメイントレンドのどこに注目しているのかということを常に考えながら行動しないと往復ビンタの嵐になってしまいます。

長期足の始値に常勝のヒントが隠されている

ハラミ足は何も1時間足や4時間足に限ったことではありません。お金持ちがどこのチャートを注視しているのかと聞かれたら「長期足」と迷わず答えます。

というのも1分足や5分足を超お金持ちの人が凝視し、大注目しているとは考えられないからです。相場を動かせる人がわざわざ細かすぎるチャートを見ているとすると矛盾が生じます。なのでどこに注目しているかと考えると長期足ということになるのです。

相場を動かせる人たち、ローソク足を動かせる人たち、波を動かせる人たちは、一般投資家ではありません。買いと売りのグループに参加できる人たちです。なので相場環境認識では必ず月足から順番にチェックしていきますが、これを怠ると必ず痛い目にあいますので毎日チェックを行ってみてください。

もちろん波の考え方を忘れてはいけません。どこかの高値を抜けたあとに発生した波の中で、仮にハラミ足が出現したとしましょう。上のチャートの青の矢印付近ですが、この場合、陰線と陽線はどちらが大きいでしょうか?

ひと目見てすぐ判断できると思いますが、この場合陰線が大きいですから反対勢力の陽線は弱いということになります。しかしこの波は修正波として相場の参加者は考えております。このハラミ足もある意味エントリーチャンスとなるのですが、ショート目線ではなくロング目線となる箇所です。

でもそれは何故でしょうか?ハラミ足といっても波の種類によっては考え方を変えなくてはいけないということも、ハラミ足の大切な要素と言えます。

修正波の中はいつメイントレンドに移ってもおかしくないほど緊張しております。その中でもし陽線が発生しようものなら「ここからメインっすね!」と第三者グループに伝わり、一斉にスタート地点に並ぶことは必至です。

なのでもしショート目線で行くのなら、せめて陽線を負かす陰線の存在(売りに賛同するもの)を見てからショートポジションを持つべきです。安易に陽線が出たからと言って買いでもなく、修正波だからもう少し動くでもありません。この箇所は様子見を行い、次に発生する動きが陰線なのか陽線なのか判断してからポジションを持っても遅くはないのです。

 

まとめ

ハラミ足はエントリーの判断材料にもなりますし、トレンドを示唆してくれる灯台のような存在とも言えます。しかし波の考え方を疎かにすれば毒にもなることを知っておきましょう。まず取り組むべきことは待つことです。ハラミ足が出現したら次のローソク足はどうなるのかな~?くらいの余裕で相場を観察しないと、美味しいポイントは逃げてしまいますよ。

ダウ理論やエリオット波動を知るからこそ、相場が見えてくると陥りやすい罠なので、初心者は十分注意してエントリーしてくださいね。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

 

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