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FX波引き練習|逆張り禁止って言うけど何を持って逆張りトレードというの?【動画222】

こんにちは~しんたろうです。

 

しんたろうのFX勉強会では三日間連続の動画公開を行っており、今回は最終第三部目の公開となります。

波引き+エリオット波動論+逆張りについて今回も深く解説しておりますので、しっかりご覧になって2017年のトレードを良い成績で終えてほしいですね。

その中でも逆張りについて解説して行きましょう。

 

どのトレンドに対してトレードを行うべきか?

さて今回の動画の中でも「逆張りするな~おらー!!」としんたろうが吠えているところが多数見受けられますw

でも逆張りってどこのトレンドに対して行っているのか?真剣に逆張りについて考えたことがあるでしょうか?

そもそも逆張りとは何でしょうか?

逆張りの定義

逆張りを簡単に言うとトレンドに対して逆の方向へトレードすることを指します。

アップトレンドなら売り、ダウントレンドなら買いというように主役のトレンドに対して逆のトレードをすることを意味し、トレードにおいては危険な行為と言わざる得ません。

何故危険かというと、主役のトレンドは大多数のトレーダーの意見が同じ答えに対し、少数派である逆張り勢力は、力自体が弱いことが最初から分かっているからです。

例えば教室の中で全員が同じ意見で挙手しているのに対し、1人だけ挙手していない人の気持ちと一緒ですね。その心細さは痛いほどわかります(泣)

このようにトレンドを形成している最中は、そのトレンドを作っている勢力に乗っかってしまえばいいだけの話で、自分勝手な考え方でトレンドを理解しトレードすることは全く意味が無いことなのです。

値頃感だけでトレードするな!

逆張りを行ってしまう人の特徴は「もっと動きそう」という値頃感だけでトレードするところにあります。

例えばこんなチャートがあったとします。

2012年~2013年頃のEURJPY週足

赤い矢印は現在、自分が立っている位置を示し、青い矢印はトレンドを表します。

もし相場が段々下落してきたらどうでしょうか?

「下落してきたってことはこれからダウントレドになるのかも・・・今から相場の頭を取ってやれ!」

「下落してきたってことは少しお小遣いが稼げるかも。。。ちょっとの値幅でもPIPSは稼げるだろう」

「チャートが下りそうだからエントリーしてみようっかな~♪」

など何の根拠もない理由でトレードをするかもしれません。これが一番危険な値頃感だけのトレードということになります。

熱心な読者様なら「こいつら何してやがるんだ!!」とお怒りのコメントをしたくなるかもしれませんが、もう少々我慢してくださいm(_ _)m

ちなみにこの相場で、もし売りを出していたら、とんでもないことになっておりました。チャートの続きを確認してみましょう。

2013年~2014年頃のEURJPY週足

引き続き赤い矢印は先程の現在位置を示しており、青い矢印はその後のトレンドを示しております。

見て分かる通り見事なアップトレンドとなりました。もし赤矢印で売りエントリーをしていたら大負けを食らったかもしれませんね。

自分勝手な考え方をしない

週足だからこんなことしないだろう!俺ならもっとうまく逃げれるぜ!!~なんて事を言っている人ほど逆張りがお好きなようで痛い目ばかりにあっていると私は考えております。

この「自分なら平気」という考え方が相場において一番危険な感情で、相場の中で最も必要のない感情の一つです。

私達は相場に生かされております。相場の下僕であり相場が動きたい方向へ着いてくだけの付き人に過ぎません。しかも相場は何も語りかけてきませんので、仕草や動きだけで相場が何を求めているのか読み取らないといけないのです。

人間に例えるなら寡黙でわがままなご主人様と言ったところでしょうか?w 何も命令もしてこないのに「オレの心を読め!」的な無謀なことばかり言ってくるのですから厄介です^^;

ただ相場はわがままで傍若無人な人間ではありません。しっかりルールのもとに動いている寡黙な人というイメージで、そのルールを理解した動きを見逃さなければいきなり怒り出したりはしないものです。

 

トレンドの転換が出るまで主役トレンド方向でトレードを行う

トレンドはいつかは終わります。いつまでもトレンドが続くということはなく必ず終焉を迎えます。

ではその「終焉」とはどうやってわかるのでしょうか?値頃感だけで判断するのは止めてしっかりとしたルールに基づいてトレンドの終焉を判断しましょう。

トレンドの定義を再確認する

まずダウ理論から説明していきましょう。ダウ理論はトレンドというものが相場においてどういった意味を示しているのかを世界初の理論として発表した価値のある理論です。

ざっくり説明するとトレンドは二種類に分類されます。

  • アップトレンド
  • ダウントレンド

世間一般で言われているレンジ相場というものはダウ理論では定義づけられてはおりません。ちなみにレンジ相場というものは存在せず、トレンドの集合体というイメージで考えて頂ければいいと思います。

さてトレンドが二種類あったのはわかりましたが、どうなったらトレンド!!と定義付けられるのでしょうか?

ここがトレンドを説明する上でもっとも大切なことなのでしっかり覚えておきましょう。

  • アップトレンドは安値を切り上げ、高値は更新する動き
  • ダウントレンドは高値を切り下げ、安値は更新する動き

これが基本中の基本のトレンドの定義ですが、これと逆張りと、どういう関係があるのでしょうか?

2017年05月頃のAUDUSD4時間足チャート

仮にアップトレント中に逆張りを行うということについて考えてみましょう。

このようなチャートがあった場合、青矢印で売りでエントリーするのは確実に逆張りしていると言えます。

では長期足がダウントレンド、4時間足がアップトレンドで青矢印で売りエントリーするのは逆張りしていると言えるでしょうか?

今回のチャートでは逆張りになります。

意味がわからん!!長期は売りなんでしょ?と思う方もいらっしゃると思いますが、4時間足はダウントレンドになっておらず、直近の安値も負かされておりません。

それなのにもし青矢印で売りを出していたのなら確実に負けております。

長期を信じて売ったのに何故、負けたのか?それはトレンドの定義をしっかり理解していないということになるのです。

トレンドの転換点を確認する

長期足がダウントレンドで4時間足チャートがアップトレンド、しかも自分の狙いは長期トレンドに対する順張りだったとしましょう。

そこまで分かっているのであれば、4時間足が売りの番になってからエントリーすればいいだけの話ですが、実際にどうなったら売りの番になったと言えるのでしょうか?

それにはトレンドの定義をしっかり理解することが大切だと私は考えております。

上記チャートで、もし長期ダウントレンドに対して順張りをするのであれば、4時間足チャートの直近安値を下回り、更に高値をつけてから下落する赤い四角部分で売りを考える必要があるので、ここまでの下準備をする必要があります。

ここまでしっかり確認した上でエントリーすれば長期トレンドを待っていたトレーダーは「待ってました!!」と喜んで売りを出してくると思います。

もちろん実際の相場ではエリオット波動論も一緒に考えていかなければならないので、ここまで単純に相場は進まないと思いますが、そのような相場を見つけトレードするにしても、「休む」という手法が使えなければ逆張りは完治できないと思います。

修正波の規模を確認する

逆張りを防ぐ方法の一つとして修正波の規模を比較するという作業も必要になってくると思います。

例えば修正波の規模が同等だった場合はどうでしょうか?先程のチャートを確認してみましょう。

例えば先程、青矢印あたりで売りを出した場合、逆張りだと説明しました。

このチャートをしっかり確認してほしいのですが、青矢印値幅と赤の値幅は計測すると全く同じ値幅だということがわかります。

ということは過去にこの値幅が買いのグループによって完全に負かされたということが既に分かっている相場だったのです。

例え長期足がダウントレンドだったとしても4時間足チャートの赤い規模の修正波の値幅を負かせる勢力が存在しているのであれば、決着が着いていない相場では何もすることが出来ず、値頃感や勢いだけでトレードすることがどんなに危険なことかよーーーくわかるはずです。

過去に負かされたという事実がある以上、例え陰線が続いたとしても、そこはトレードすることが出来ず4時間足チャートが売りに転じるまでショートでエントリーなんてことは出来ないということを示します。

なので波引きでは特に修正波の規模を同じグループで見れるように色分けし、大-中-小で波引きが出来るように訓練する必要があります。それは全て逆張りを防ぎ、右側のチャートを露わにするためです。

左側のチャートがわかれば右側のチャートを理解するのはそこまで難しい作業ではありません。

例え4時間足であっても修正波の規模を比較することはとても重要ですので、この作業を怠ると事故につながるので注意が必要です。

 

まとめ

エリオット波動論 推進波と修正波の大きさはどっちが大きいのか?よく勉強会参加者に聞いておりますが、全員推進波と答えてくれます。

しかし実際のトレードでは逆張りをしており、重要な水平線も確認せず値頃感だけのトレードで私に怒られております。

相場環境認識をしっかり行うことももちろん大切ですが、トレンドの定義を説明できるのであれば自分のトレードが逆張りなのか順張りなのかもしっかり説明できるはずです。

もちろん相場に対する基準波も大きく関わってきます。他の人はアップトレンドでも自分はダウントレンドとして見ていた~なんて意見はたくさんありますし、見ている時間軸によって意見は変わります。

しかし逆張りを正確に指摘できると言うとは、エントリーが早すぎる!!ということがトレンドの定義から分かるので私がおらおら~!!と吠えることが出来るのです。

逆張りは悪!!とまで言いませんが、少なくとも勝ち続けるには順張りが出来なければなりませんので、どうしても逆張りをしたいのであれば順張りを覚えてからにしましょうね。

それでは2017年07月14日勉強会第三部を公開しますので、お暇な方だけご覧になってください。ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。

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