こんにちは~しんたろうです。
今回公開する勉強会動画は2017年07月14日に行われた波引き勉強会の全記録を公開致します。
何故、全記録??公開するの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今までしんたろうのFX勉強会ではいろいろな波引き動画を公開させていただきました。
しかし未だに波引きに関して訳の分からない波引きをたくさん提出してくる人もいらっしゃって本当に動画を見ているのかな~??と思う方も大勢いらっしゃいます。
そこで波引きはこれで大丈夫!!と断言して頂けるように今回は奮発して約3時間に渡って行われた勉強会を三部に分けて公開することにしました。
波引きで悩んでいる方のお力に慣れればと思っております。
FXチャートにおける「基準」を決める3つの情報とは?
しんたろうのFX勉強会では、波の基準を決める3つの情報を知ることから波引きの旅は始まります。
- エリオット波動論 第一波
- 修正波
- 小波が見えないような急激な波
この3つの情報が相場の規模を知る手がかりとなるのですが、そもそも基準とは一体何なのでしょうか?
それは相場の参加者がどの規模で話をしているのか知る情報と言い換えてもいいと思います。
というのもダウ理論やエリオット波動論は時間軸や大きさに関係なくあくまでも相場のルールを理論化したものであり、どこの時間軸や規模にも関係なく存在する空気みたいなものです。
なのでそれだけ知っても全く意味はなく聖杯でも必勝法でもありません。
しかもFXの場合、上下限がありませんので、将来的にドル円が1ドル500円になったり60円になってもおかしくないのです。
株式の場合、発行部数が決まっているので無限に株券を購入したりすることは物理的に出来ませんが、為替の場合、はっきりいうとどこまで行くの??と言うくらい動いてもおかしくない世界なのです。
そんな天と地が訳の分からない世界で自分の立ち位置を決めるには自分自身で開拓し基準を決めて話をしていかなければなりません。
しかし自分で勝手に決めるわけにはいかず、神々のご意向を無視して話をすればいずれ天罰が下りかねません。そのため神々はどの波の大きさで話をしているのか?それをチャートから導き出せなければ、本当の意味でのトレンドを知ることは不可能だと私は考えております。
相場の参加者は高値安値しか見ていない
そこで必要になってくる情報に3つの基準波の決める情報が必要になってきます。
まず3つの情報に共通している項目をあげてみましょう。それは波の高値安値です。
何故、波の高値安値が重要かというと、そこに神々が隠れているからで波を形成できる大本命が潜んでいるからなのです。
しかし大本命と言ってもピンからキリまでいるので、どの規模の神々なのか一番最初に知る必要があります。なのでどうしても波引きが基礎学習では必要になるのです。
この時、チェックするポイントは高値安値を更新したあとの動きで、その動き自体が重要になります。
というのも重要だと思われている高値安値はある意味、私達が勝手に考えているだけで相場の参加者から見れば本当に重要なのか動いてみるまではわからないのが現状です。
しかしトレンドの定義を考えていくと高値安値を更新すると必ず修正波の動きが出てきます。この修正波の動きが確認できたということは自分が見ていた高値安値が「相場の参加者が見ている高値安値」ということがはっきり断定でき、右側を知る手がかりとなるのです。
波の規模がわかれば右側が分かる
相場の資金力は一般投資家の全資金の何百倍何千倍となるとんでもない資金です。
その神々の資金でも明日にいきなり10倍に膨れ上がっていることなど無いと思いますし、トレードにおいてもいきなりロット数を倍増させて神々がトレードすることも私は無いと思います。
エリオット波動論で言えば5波+3波で一つのグループであるのだから急激に波の大きさが変わることはあまりありません。
なので波引きを行う上で全体的なバランスを見定めることもまた波引きでは重要な要素になると思います。
チャートの波引きの基本を知ろう!
波引きのバランスに関しては個人のセンスが重要なのでは?と考えている方も少なくないと思いますが、実はそうではありません。
波引きにも確認する順番があり、ただ丁寧にチェックしていくだけで誰でもバランス良く波を引くことが可能になります。
今回は実際のチャートで波引きを行ってみましょう。まずはこちらのチャートをご覧ください。
このチャートで波引きを始めていきましょう。矢印から矢印までの相場で波を引く場合、皆様でしたらどのように波を引かれますか?
・・・・簡単すぎて笑えるw
と思った人も多いと思いますが、波を引く順番で言うと「大→中→小」の順番で波を引くとバランスよく描けると思います。
- 目立つ一番大きな①の波を先に描いてしまう
- 波の中に波があれば、一番大きな修正波を確認し更に細かく副次的な波を描く
- 副次的な波を確認したら更に細かく分けることが出来るのか確認する
簡単に説明するとこのようになります。もちろんいい加減に波を描くことはできません。トレンドの定義やエリオット波動論の鉄のルールを考えながら同時進行で波のバランスを整えていかなければ、右側の規模や神々が次に何を起こす可能性があるのか予想を導き出すことは出来ないのです。
なので「ものすごく遠い将来の相場」を予想するなんてことは無意味ですし、私達は相場を動かしている人間と友達でもなければ知り合いでもないので勝手な考えで相場を見ないように常に石橋の上で確認し続けながらトレードしていかなければならないのです。
固定概念は捨てろ!
波引きを行う上で最も大切なことは全体的な流れを知ることです。
今まで何年もFXをしてきた人間からすると「何故、波引きをするの?」と疑問を持ってしまい、頭がカチンコチンに凝り固まっているので柔軟な考えをすることを拒否してしまうような行動をすることがあります。
年配の方が若い人の意見に耳を傾けないような感じですかねw
ただこれは非常に危険な行動で、相場において自然に波が見れるようにならなければ自分勝手にトレンドを作り出し危険な箇所でもトレードを行うようになってしまいます。
そしてどこからエントリーすればいいの??とこれしか考えていない人間からすると、ローソク足のちょっとの動きに翻弄されて自分を見失い、最悪な場合、メンタル崩壊に繋がります。
そうなってからでは遅すぎるのでエントリーする前は今までの知識や相場観を捨て0の状態から相場環境認識を始め、自分の目標PIPSと損切りポイントを確認しトレードする必要があるのです。
そのためには固定概念を捨て、第三者目線でチャートが見れるように訓練する必要があります。100人が100人とも自分と同じ波引きをするだろうか?これを常に考えて行動するのが重要だとしんたろうのFX勉強会では考えているのです。
まとめ
今回は波引き練習の三部作第一回目「波の基準」について深く考える動画となっておりますが、この他にもエントリーやEURAUDで実際にトレードした際の相場環境認識、ローソク足レベルの水平線などかなり内容の濃い動画となっております。
ただ何故そこからエントリーできたのか?では無く、もっと全体的なバランスや流れに注目して動画をご覧になって頂ければ明日からのトレードに役立てると思います。
いきなりハイレベルな波引きなんて私たちは求めておりません。山の頂上に登るにしても誰でも家の玄関から外に出るところから全ては始まるのです。誰でも出来るよ!!という超絶簡単な相場で波引きを開始し、いずれやってくる難しい相場でも波引きが出来るように昇華していきましょう。
全ては基本に立ち戻る「Back to the basic」の精神で学習を続けていきましょうね。それでは次回、第二部をお楽しみに~ではまた~