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FX水平線|自分で引いた水平線を勝手に解釈してはダメですよ!

 

こんにちは~しんたろうです。

今回は水平線のお話です。皆様はチャートに水平線をしっかり活用しているでしょうか?

しんたろうのFX勉強会では様々な水平線を使ってトレードを行っておりますが、その水平線の考え方を勘違いして使用すると毒にしなならず場合によっては猛毒へと進化してしまう恐ろしいものです。

なのでまだ水平線を理解できない方も含めて改めて水平線の重要性を解説したいと思います。

 

チャートに引いた水平線を勘違いしてはならない

ではまずこちらのチャートを御覧ください。

2020年9月11日頃GBPUSD日足

アップトレンド中のレジサポを水平線を引いて描いてみました。

見事に直近高値付近を意識してチャートが止まっております。

さてこちらのチャートを見たら読者様は次にトレードをどう考えるでしょうか?

 

「水平線上で止まっているのだから買いだな」

「いやいや、動きが出てからでしょ。今は待ち」

「もしかしたら更に下落するのかも。だったら売り」

 

などいろいろな憶測が見え隠れしているようにも感じます。

しかしここに罠があるのです。読者様も以下の内容に心当たりはありませんか?

1.自分勝手に水平線を想像してはならない

チャートには神々が作った言わば「痕跡」が残っており、全て実際に起きた真実が記録がチャートとして残されております。

そのチャートを自分勝手にこうかな?あのようになるのかな?と考えてはいけないのです。

私達はチャートの下僕です。神々のおこぼれをもらっているに過ぎません。

その神々がチャートに水平線を描き値動きを止めたのですから、私達もトレードを止めないといけないのです。

 

それなのに水平線を勝手に解釈し、もっと動くかもしれない。このまま下落するのかもしれない、水平線を突破するかもしれないと考えるのは非常に危険で、チャートに対して偏見を持って接しているに過ぎないのではないかと思うのです。

なのでチャートの事実を真正面から向き合って、チャートの真実だけでトレードを行っていかなければいけません。

ですがこの話をすると必ずこう反論してくる参加者がいます。

「では水平線があるところではどこでもトレードしろってこと?」

そうとは言っておりません。

自分で見つけた優位性の高い水平線を勝手に解釈するな!と言っているだけです。

例えば上記のチャートに水平線を引いた場合を考えてみましょう。

このチャートはアップトレンドですからロングポジションを持てば勝てる可能性が高くなります。にもかかわらず、チャートが仮に下落したとしましょう。

ロングポジションを持っている参加者は当然損切りされるはずです。

ですが初心者は「負けたくない」「損切りしたくない」という気持ちが全面に出ているので、どうしても損切りができず躊躇してしまいがちです。

仮に「もしかしたら下落するかもしれないから売っておこう」と水平線を無視してトレードを始めたとします。

ラッキーパンチで相場が運良く下落したとしても頭の中ではアップトレンドとして相場を見ているわけです。

だとすると相場は何処まで動きどこからアップトレンドへ転換するのかハラハラしながらトレードすることになります。

短期の波が一体何の波なのかも考えず、短期にしたがってトレードしてしまうのです。

こんな時に大陽線なんて登場したら気が気でないかもしれませんねwだとすると最初からトレードせずアップトレンドになるまでしっかり待てばよかったと思いませんか?

私は水平線を無視したトレードが一番効率の悪いトレードだと私は考えております。

2.水平線に私情を挟んではならない

先程のチャートでもそうですが、チャートに向き合うとき裏の裏をかいてやろう~と考える初心者はたくさんいます。

ですがその行為そのものが無駄で意味がないものです。

自分の考えを逆手に取って逆のパターンを考え、トレードしても頭が混乱するだけで結局無駄なトレードで終わってしまいます。

特に自分の頭の中で囁いている言葉に耳を貸す行為そのものが無駄です。

仮にチャートが下落したとして自身のポジションをロングだとすると、損切りするだけで証拠金は守れます。

ですが初心者が損切り行為に恐怖するのは「こうなったらやだな~」「過去にトレードして負けたことあるしな~」という負の感情によるものです。

こうなってしまうと今現在チャンス相場が訪れている事実から目を背けることに繋がり、短期の波ばかり注視してしまう臆病なトレーダーになってしまいます。

なので自身のトレードは全てチャートの真実だけを使ってトレードし、自分の考え感情は封印し表に出ないトレードを推し進める必要があるのです。

3.水平線に対する負け癖を捨てる

トレードを1000回行い、その全てに勝利するトレードはほぼ皆無だと思います。

私もそうですが、負けたことがないトレーダーなんてこの世にいるはずはありません。

ではプロと初心者の違いはどこから生まれるのでしょうか?

私は損切りする根拠と勝てる手法に対するこだわりにあると考えております。

例えば先程の水平線上でのトレードを参考例にしてみますと、ルール通りにレジサポになっている箇所でトレードして、仮に自分の戦略とは違う方向へ行ったとしたら、プロなら迷わず損切りします。

そこに躊躇も躊躇いもありませんし、「トレードしなければよかった~(泣)」なんて感情は微塵もありません。

ですが初心者はどうでしょうか?

ルール通り!と思ってトレードしても、ちょっとの値動きに一喜一憂し、自分の戦略とは逆の方向へチャートが動いても損切りできず、「もしかしたら戻ってくるかも」なんて曖昧は感情でトレードを続行してしまうかもしれません。

そして大損してから机を殴るような感情を爆発させ大騒ぎするかもしれませんw

だとしたらどちらが効率的にトレードを行い、損失をコントロールし次のチャンスに向けて動けているでしょうか?

冷静に考えてみれば完全にプロの考え方が理にかなっておりますが、感情が真っ先に動いている方だとスムーズには動けませんし、自分の間違いも素直に認めることが出来るのではないでしょうか?

なので今、もし感情でトレードし負けているのだとしたら、速攻で今の負け癖そのものを捨てる勇気を持たないと明日からの相場でボコボコに負ける可能性が出てきてしまうと思います。

プロに今すぐ慣れなくてもプロと同じ考え方で行動することは出来ます。なので負け癖がこびりついているのであれば今すぐ捨てる勇気を持ってください。

 

まとめ

自分に引いた水平線ほど信じられないものはない!と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、だとしたら誰を信じればいいのでしょうかw

トレードする時は自分ひとりですし、負けても誰の責任でもありません。全て自己判断した結果です。

なので勉強会に参加されていない方も自分が引いた水平線が信じられるまで検証し、実践においてしっかり機能できるまで練習するしかありません。

バックテストや過去チャートを使って水平線を理解し、動いているチャートでしっかり使えるようにしておいてくださいね。ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。

 

参考文献

  • B!