こんにちは~しんたろうです。
今年も無事にクリスマスを迎えることが出来、トレード自体もほぼ終了して今はのんびりしておりますが、今年しっかり成績が残せなかった方は動いていないチャートに向かってあーでもないこーでもないと検討会を開いているのではないでしょうか?
今年はコロナがあったから・・・・そういって自分に都合の良い言い訳を並べて嘆いている暇はどこにもありません。来年に向けてしっかり戦略を作っていきましょう。
ということで今回のテーマは「大きなローソク足」です。この情報だけでも値千金ですよ。
大きなローソク足から何がわかるのか?
チャートは相場を動かしている投資家の行動が一分一秒刻みで記録されているライブラリーみたいなもので、私達は過去のチャートの動きから未来を予想しお金を稼いでおります。
そのチャート上で一際目立っているのが大きなローソク足です。大陰線や大陽線ですね~
「この大きなローソク足を端から端までトレードしたい」「こんな大相場で稼ぎたい」そう思ったことがあるのは私だけではないと思います。
ですがチャート上に表示されている大陽線大陰線には、私達が知らなくてはいけない情報が山のように含まれているのです。私から言わせてもらうと宝の山ですね~♪
ではどんな情報が含まれているのでしょうか?
1.総大将がどこにいるのかがわかる
ローソク足の便利な特徴としてスタート地点とゴール地点が一瞬で判断できる点にあります。
ここからすべてのトレンドはスタートしているんだな~と思うと感慨深いものがありますが、その見ているローソク足が大陽線や大陰線であればちょっと話が変わってくるのです。
大陽線や大陰線は、相場の多くの参加者がスタートさせた記録として目立つローソク足です。ということはローソク足の始値や高値安値付近のスタート地点はものすごく注目度が高いポイントとも言いかえることが出来ます。
では仮にものすごく注目度が高いポイントに再びチャートが戻ってきたら相場の参加者はどのような反応と取ると思いますか?そしてチャートはどうなると思いますか?まずはこちらのチャートを御覧ください。
こちらは2016年頃に出来たUSDJPY月足チャートです。
トランプ前大統領が初当選した時に出来上がったチャートですが、注目すべきは大陽線のスタート地点「始値」です。
そのローソク足が出現してからチャートの右側はどのように動いているでしょうか?
一気に下落することなく、じわじわゆっくり下落し、そして始値付近で跳ね返っているのがわかりますね。
ということは大陽線の始値付近はスタート地点でもありますが、逆に言えばゴールでもあるのです。
どういうこと???と思うかもしれませんが、相場の参加者は大きく分けると2つに分類されます。
一つは買うグループ、もう一つは売るグループです。
買うグループは上記チャートでいうと大陽線始値付近を作った人達とその価格まで戻ってくるのを待機しているグループとなります。
何故なら大陽線と同じ動きになるかもしれない・・・と罠を仕掛けているからです。
私も大陽線が過去にあって、もし現在のレートが大陽線のスタート地点に近づいていたら同じこと考えるに違いありません。
「同じ動きになったらたくさんPIPSが楽に取れる~♪」
こう思っていることでしょうw
もう一つの売るグループは買うグループを倒そうとしているグループです。
買うグループが倒せないと、売るグループ=弱小グループという図式が成立してしまいます。
ということは買うグループが集まっているローソク足の始値付近まで売るグループが攻め込んでくる可能性があります。
国の大将を倒さないとその国を制圧したと言えないのであれば、大陽線や大陰線の始値付近には国の総大将が鎮座している可能性が高いことがわかるので近づいてくることも同時に分かるのです。
そういう意味で今回のチャートはじわじわ攻め込んできているということは、大陽線始値付近に総大将が鎮座しているとも言えるのです。
2.獲得できる値幅が楽に計算できる
大陽線や大陰線のスタート地点もものすごく重要な情報ですが、もっと重要な情報は「値幅」です。こちらのチャートを御覧ください。
先程のチャート上に出現したローソク足は「1,335PIPS」もの大きさを持ったローソク足でした。
ということはそれだけたくさんの資金を投入し、作られたローソク足だということがわかります。それを踏まえて次のチャートを御覧ください。
こちらのチャートは2008年頃のUSDJPY月足チャートです。こちらは1,564PIPSあります。
この2つのチャートをよ~~~~~く見て以下の質問にお応えください。
では単純な質問です。どちらのローソク足が大きいですか?
・・・・バカにしているの???そんなの数字が大きほうが大きいに決まっているじゃない~!!
そうですよねw 見ればわかる質問です。
ではもう一つ質問です。どちらのローソク足が気になりますか?目立っていますか?
・・・・大きいほうが気になるに決まっているじゃない!!
普通はそう答えますよね~では最後の質問です。
どちらのチャートでトレードしたいですか?
もうお気づきだと思いますが、大陽線や大陰線が出現したチャートは、相場が加熱している状態とも言えます。
それだけ資金の流れも膨大ですし、相場の参加者の注目度も半端ではありません。
ということは大きなローソク足が出現しているチャートで私達はトレードがしたいはずなんです。でも何故なんでしょうか?
それはボラティリティーが上がっている相場のほうが儲けやすいからです。
ボラティリティーが上がっている相場では損切りも深くなりますが、それだけリターンも大きくなります。
いつものトレードが化け物トレードに変貌するのは言うまでもないと思います。
大陰線や大腰線がチャート場にあって、そのローソク足の値幅を図るだけでも相場が加熱しているのかそうでないのか一瞬で分かってしまうのです。
それに値幅を図るのは過熱度を知るためだけではありません。
私達がこのチャートでいくら稼ぎたいのか計算するためでもあります。
先程のチャートはダウントレンド真っ最中のチャートですが、そのトレンド中に発生する逆勢力のローソク足陽線は、ダウントレンド参加者から見れば「エサ」でしかなく、証拠金を増やす絶好の「カモ」とも言えるエントリーポイントです。
というのもダウントレンド中は「高値を切り下げ、安値を更新」する動きになるですから、最安値から反転している陽線のすべては、負ける側の参加者ということになります。
安値を更新するということは今まで作ってきた負ける側の陣地をすべて消滅させるとも取れますので、これからメイントレンド側の勝ち組がどこに向かって動き出すのか手に取るようにわかるというわけです。
であればローソク足の値幅が大きく、なおかつトレンドが発生しているチャートでトレードしたほうが、あっという間に儲かると思いませんか?
自分がどれだけ稼ぎたいのかどのくらいのPIPSを狙うのかはすべてローソク足が教えてくれるのです。便利なツールですよね~
3.衆目の価格帯
大きなローソク足の存在意義はまだまだこれだけではありません。大きなローソク足がどこで止まったのかという情報もとても大切です。こちらのチャートを御覧ください。
こちらのチャートは2011年頃のEURUSD月足チャートです。
まず赤矢印が指し示すローソク足を御覧ください。大きなローソク足ですよね~ その終値付近に注目です。
何故ここで止まったのでしょうか?
ここまで大きなローソク足ならもっと大きく成長しそうなものです。チャートの本当のゴールまで一気に突き進んでもおかしくないと思うのですが、この大きなローソク足が止まったところに重要な情報が隠されているのです。
大きなローソク足が止まった付近をよく観察してみるとある特徴が見えてくるのですが、読者様にはお分かりでしょうか?
・・・・・何かあるのかな??気になるポイントがある???
これがわからないと相場の本当の姿は見えてきませんよ~ まず大きなローソク足終値付近に水平線を引いてみましょう。
すると何だか見えてくるものがありませんか?
左側のチャートの安値付近あたりを大陰線が注目していることに気がつくと思います。
これは一体どういうことなんでしょうか?
それは波でもローソク足でもスタート地点に総大将がいるからなんです。
陰線から陽線へ、ダウントレンドからアップトレンドに変化するときでも、その流れを変えるだけの力(資金)が加わらなければ相場は絶対に動きません。
今までの流れを急展開できるほどの力がチャートの根元付近にあるのであれば、反対側にいる相手勢力は、その根元付近を気にしないわけにはいきませんよね~
それならば本当に総大将がそこに鎮座しているのかどうかの分析に、大きなローソク足を使って調べさせるのが一番手っ取り早いと思います。
多くの参加者が参加して作った大陽線大陰線ですから、気になるレートや気になるポイントも同時に現れるはずです。
ですから大きなローソク足の始値だけはなく終値にも重要な意味が隠されていることを覚えておきましょう。
でもこれがわかると何がわかるのでしょうか?まずは波の大きさです。先程のチャートに波を引いてみましょう。
先程赤矢印を振った大陰線が止まった付近に安値があると仮定すると、このような波が出現することがわかります。青色点線の波ですね~
これがわかると相場の参加者がどのくらいの波の大きさでチャートを見ているのかが見えてくるのですが、もしこの青色点線くらいで相場が今後動いてくれるのであれば、次に目指しているゴールも相場が実際に見ている波の大きなも徐々にですが見えてくることになります。
次にわかるのが利食いするポイントです。
大陰線ですら意識するポイントがあるのですから、私達が同じようなローソク足パターンと見つけた際に無視することは絶対にできません。
大切なことは相場の参加者が何を考えているのかいち早く察知し、真似をすることです。
チャートの左側にすべての答えがあるのですから、真似をしたほうがトレードもシンプルですし、勝ちやすくなります。
なので大きなローソク足から利食いするポイントもしっかり探っていきましょう。
まとめ
今回は大きなローソク足を使った応用編的なトレード記事になりましたがいかがだったでしょうか?
大きなローソク足から得られる情報だけでも十分すぎるくらいの結果を獲得できそうですが、ここにご自身が行っている相場環境認識を加えて来年の相場を乗り切って頂ければ幸いです。
私も現在、You Tube企画を頑張っているので、こちらも応援してください。ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。