こんにちは~しんたろうです。
世界情勢が目まぐるしく動いている昨今ですが、相場の動きはルール通りに動いているように見えますね。
結局のところトレンドの中で発生する経済状況は、どんな場合でもそのトレンド通りになってしまうということで織り込み済みなのでしょうね。
ダウ理論を知れば知るほど「なるほど~」と思っているしんたろうですが、今回もしっかり学習していきましょう。
人間は損をすることが大嫌いな生き物です。
今回のテーマは損小利大についてです。
トレードをするなら出来るだけ損を少なくし利益をたくさん得たいのが人間ですよね。私もその1人なのですが、殆どの方は負け続けておりますし中々勝ちきれない方たちばかりです。
でも何故負け続けてしまうのか真剣に考えたことがありますか?
「エントリーすると逆の方へ動いてしまう」
「自分は運が無いだけだ」
「証券会社に監視されている!」
など面白い答えをおっしゃる方もいらっしゃいます笑
でも実は人間が持っている本質によるところもあるのです。
例えば読者様が買い物をしたくてお店にやってきたお客様だと仮定します。
古くなった家電製品をそろそろ買い替えてもいいかな~と考えたとして店員と相談している最中だとします。
Aの販売員は以下のように接客しました。
「こちらの商品ですが価格も下がってきておりますので大変お買い得ですよ。特典も今ならプレゼントしておりますのでお得ですよ~」
Bの販売員は以下のように接客しました。
「お客様が現在ご使用になっている製品とこちらの新商品はこれだけ性能と日々の消費コストに差があります。買い換えないと損してしまいますよ~」
・・・こんな接客があるか~!!と言われてしまいそうですが、二人の販売員の接客を聞いてどちらから購入したいと考えましたか?
そして両販売員の差が読者様にはお分かりいただけたでしょか?
簡単に説明するとAの販売員はお得感を出すために特典プレゼントなどを利用してお客様に接客をしております。
Bの販売員はお客様の現在の状況を説明し、その家電を使い続けると損をしてしまうので早めに買い換えたほうがいいですよ~と接客しております。
普通に考えるならお得感よりも損をしていることが気になってしまい結局のところ購入に至るというわけです。
ちなみにこの販売手法は私が使っていたものですw この販売手法を使うと面白いくらいに商品が売れていくので自分でもびっくりしていたのですが、今考えると負け続けてしまう方は負けたくない!損失を見たくない!と考えて安易に損切りしているということが分かってきたのです。
負けを認めたくないというどうでもいいプライド
人間は損をしたくないと常に考えている生き物です。
買い物にしても少しでも安いものを探したり、使っている家電が最新の家電と比べて電気代が格段に安く仕事の効率化もアップすると分かれば例えまだ使用できるものでも買い替えたりします。
FXにおいても一緒です。自分が持っているポジションが常にマイナスなら気が狂いそうなくらい発狂するでしょうねw
ただFXの場合だと損をする人のタイプが幾つかに分かれます。
塩漬け職人
私はハム職人と言っておりますがw簡単に説明するとポジションがマイナスになっても中々な損切りせず、長い期間放置する人のことです。
ハムは熟成させれば大変美味しい食品ですが、FXの場合は危険極まりないトレードだと言えます。
マイナスポジションになっても認めることが出来ず、「自分は悪くない!いつかプラスになるはずだ!」と前向きに物事を考えているのですが、もしトレンドが発生していることに気が付かない場合は最悪なケースを想定しなくてはいけません。
ポジポジ病
常に頭から尻尾まで根こそぎ取りたい!と考えている方です。
このポジポジ病は損切りもポジポジ病なので損切りポイントもいい加減に設定していることがあって手におえません。
常にエントリーしていないと出遅れてしまうと考えているようで、相場のどうでもいい波でもお構いなしにエントリーしてしまいます。
もちろんトレンドが出ていない箇所でもエントリーしますからあっという間に損切りされてしまいます。
損切り極狭野郎
損切り幅がものすごく狭く何がしたいの??と思わず言ってしまうようなトレードをしている人です。
100PIPS以上の利益を狙っている相場で5PIPS以内の損切りでないとダメだ!!と神がかったトレードを目指している人がよくやっているようです。
特にボラティリティがものすごく大きな通貨ペアでそんなことをしている人がいらっしゃいますが、はっきりいって損切りの嵐になりますのでお気をつけてください。
チキン損切り
自分が決めた損切りポイントまで待てずローソク足の勢いや大きさだけで勝手に損切りを行ってしまう方を言います。
トレードする前にしっかり損切りを決めたはずなのですが、損失金額を見てしまってメンタルにストレスがかかってしまい耐えきれなくて損切りしてしまうのです。
ポジションをクローズしたときの開放感が忘れられない人は損失金額を抱えている時に重圧から逃げたい時にふと頭を開放感が過るんだと思います。
いくつか負けトレードのパターンを解説しましたが、全てに言えることはメンタルに支配されているということです。
負けをしっかり負けとして自分自身で受け止め、相場環境認識を行うことでスタートとゴールを定めチャート全体を見直し考えていくことが一番重要です。
トレーダーは罠師のようなもので、獲物が罠にかかるまでひたすら待ち続けます。獲物と猟師のメンタル勝負ですから待つことに耐えられなくなった方の負けです。
それだけ難しい仕事をしているということに負けている方はいち早く気がついたほうがいいと思います。
まとめ
FXの広告などで、うまそうな話を見たことがあると思います。
10万円から1000万円にしてみた!など広告の種類も様々ですが、証券会社で本気でトレードしている人は擦り切れるくらいに神経を張り詰めてトレードしていることを考えると簡単に儲かる話などないということに気が付くと思います。
変わらなければいけないのは自分自身だと思いますし、稼げる答えは全て自分自身の中にあると言っても過言ではありません。
まず自分の中にしっかりとしたルールが出来上がっているのか?自分のエントリーと損切り利食いに明確な理由があるのか?などポジションを持つ前にしっかり考えたほうがいいと思います。
FXの90%はメンタルなのだとしっかり心に刻みつけてトレードしていきましょうね。ではまた~