こんにちは~しんたろうです。
今回はロスカット(損切り)について私なりに言いたいことを言っていこうと思っております♪
FX初心者はロスカットがうまく出来ず大切な証拠金を沢山失ってしまう方が多く見受けられます。勉強会に参加される方もそんな方が多いように感じますが、このロスカットをコントロールできなければFXで勝ち続けるのは不可能とはっきり断言させていただきます。
まずは何故、ロスカットが出来ないとヤバイのか一緒にチェックしていきましょう!
ロスカットが出来ない心理状態とは?
皆様はロスカットと聞くと嫌なイメージしか思い浮かばないと思いますが、超一流のトレーダーはロスカットが本当にうまく損失に対してうまくコントロールし大切な証拠金をなるべく失わないように努めております。
反対に初心者はロスカットが下手でメンタルに踊らされて大切な証拠金を湯水のごとく相場に流してしまい撤退を余儀なくされております。でもこの違いは何処から生まれるのでしょう?しんたろうの考えをまとめてみました。
1.ロスカットを行わなかった時の恐ろしさが分かっていない
トレーダーなら誰でもロスカットを経験したことがあると思います。しかしFX初心者や初めてFXに触れる人にとってロスカットの大切さを肌で感じることは中々難しい経験と思います。というのも誰でもFXで負けたくないし一刻も早くお金を増やしたいのですから、そんな嫌な経験を味わなくてもいいのでは?と考えているかもしれません。ただそれでは損切りを入れないことを習慣化してしまうことになり、いつかやってくる大暴落や突発的な動きに対応することも困難となってしまいます。
例えばこのような相場があったとして、読者様が赤矢印で売ったとしましょう。相場は反転して価格が急激に上昇したとします。もしこのような相場で損切りを入れず「いつか下がるだろう~」という根拠のない期待を胸に待ってたとしたら、あっという間に相場から撤退を余儀なくされていたはずです。ちなみにこの大陽線は約200PIPS動いておりますので、レバレッジ高めでポジションを持っていたらと思うとゾッとしますね。
2.自分の予想を否定したくない
しんたろうのFX勉強会では、「もっと動く」という根拠のない期待を今すぐ捨てるように徹底的に指導させていただいております。これは自分の間違った予想をすぐにでも断ち切って正しい相場環境認識でトレードを行ってほしいからです。
ただこれが中々難しく、一瞬で切り替えられる人はそんなに多くはありません。でも何故、切り替えがすぐできないのでしょう?私の考えですが余計なプライドが邪魔をしているのかもしれません。
先ほどポンド円4時間足チャートを確認してみると赤矢印で仮に売ったとして、相場は反転し自分とは違う方向へ吹っ飛んでおります。でも過去にこのように考えた人もいるのではないでしょうか?
「慌てて損切りをして待っていたら結局自分の予想通りに相場が動いたよな」
このちょっとした淡い期待が損切りを躊躇させる主な原因だと思います。でもよく考えてみて欲しいのです。以前ロスカットした際は損切りポイントを深く考えずにローソク足の動きだけで損切りしたのではないでしょうか?根拠ある損切りを行っていれば、このような躊躇はなくなりもっと気持ちよく損切りできたはずです。
誰でも自分の考えを根底から否定されるのは好きではありませんし、いい気分ではありません。年齢を重ねればその頑固さは板について離れないことでしょう。なので自分の考えなど意味のない塊だと思うようにしたほうがしんたろうはいいと考えておりますし、人よりもちょっとだけFXを知ったという天狗の鼻を持ったのならば今すぐ叩き折ったほうが良いですよ。プライドはトレードにおいて悪魔だということを知って置いてください。
3.そもそもロスカットの方法を知らない
FX初心者ですから、ロスカットの方法を知らないなんてことはあると思います。ただ今までFXの聖杯探しをしていた方からすると、ロスカットの方法なんて勝ち続けていれば不要だろう?くらいに考え重く受け止めることをしなかったのではないでしょうか?
これについては本当に危険なことをして来たのだと知ってもらいたいです。FXにおいて一番大切なことは攻撃ではなく防御です。防御が出来なければ攻撃することも出来ませんし、チャンスを掴むことも一生出来ないと思います。
プロボクサーが防御も考えずひたすらに攻撃しているだけの試合を見たことがあるでしょうか?もしそんなことをすれば試合に勝つことよりも選手生命に関わる重大な事態を引き起こしてしまうかもしれませんよね?FXも長くトレードを行うためには防御を覚えて、ここぞという時に攻撃できるようにしっかり準備しておくことが一番大切だと思っております。
そのためにはロスカットを覚えて大切な資金の流出を一刻も早く食い止めないとチャンスを掴むなんて一生不可能だと考えましょう。
4.売りと買いのことばかりに考えてしまう
FX初心者は買いと売りのことばかり考えていて、休むという手法を考えずにただ闇雲にトレードしていると思います。現に勉強会参加者の中にも休むことが出来ず自滅の道を辿ってしまい勉強会を去るものも少なくありません。
しんたろうのFX勉強会では、主に3つの手法でトレードすることを心がけております。それは「買い、売り、休む」ですが、この中で一番難しい手法「休む」は相場環境認識も買いと売りよりも更に難しくなりますし、ポジポジ病患者の方には24時間動いている相場の中で休むべきポイントを探れないと本当に負け続ける結果になりかねません。
例えば上記のチャートのように四角で囲った部分を見て読者様はどのように感じるでしょうか?難しそう~やりたくない!負けそう~^^; と感じてくれれば幸いですが、このようなチャートの動きになっても気が付かず負け続けるトレードしか行っていないトレードもいらっしゃると思います。もし事前に察知し待ち構えることが出来れば大切な資金をつまらない相場に晒すこと無く休み続けることが出来ますよね。
でもFX初心者はこの休むべき箇所が見えずに「もっと動く」という考え方を持ち続け、トレンドが出ている箇所で稼いだお金をつまらない相場で全て捨て去ってしまうのです。この休むべき箇所が見えると見えないとでは大きな差を生むことは誰でも分かると思いますし、今後のFXトレードで生き残れるかどうかに関わる重大なポイントになります。
ロスカットを即座に行うにはどうすれば良いのか?
それでは損切りを出来るだけうまくするにはどうすれば良いのでしょうか?しんたろうのFX勉強会では、いくつかの方法をお伝えしておりますのでご参考にしてみてください。
1.自分の作ったルールを徹底的に守る
しんたろうのFX勉強会では、勉強会参加者の方へマイルールを自分で作って、それを実行するように指導しております。損切りについてのルールや絶対必要だと思うルールを自分なりに考えて宣言し、このルールを厳守するということを第一に考え行動しているのですが、ルールを厳守するという行為は人間が一番苦手とした部分でもあるので守らずいい加減にトレードするものも少なくありません。
例えばルールの一部を抜粋するとこのような文章なのですが・・・
損切が2%を超えるような時は諦める。但し損切を2%以内に置いてトレード出来ると判断した時は例外とする
など損切りやエントリーに関するルールを自ら作ってトレードされております。このルールが本当に機能できるか確認するためには最低でも三ヶ月間は運用期間を設けてしっかり吟味する必要があります。初心者の多くはルールを作ったが半日と待たずルールを改正してしまい結局メンタル崩壊していい加減なトレードに逆戻り~なんて話も聞きます。なのでしっかりルールを長期に渡って運用し、その結果に基づいてルール改正を行うように心がけなくてはいけません。
2.エントリーと損切りの根拠を説明する
これは絶対の条件ですが、エントリーの根拠、ロスカットの根拠など、しっかり説明ができる箇所でエントリーを行っているのか確認することが重要です。
損切り幅が大きいけど、もっと動くはずだから大丈夫だろう~なんて甘いことを並べているうちはいつまで立っても損切り貧乏から抜け出すことは出来ませんし、最悪の場合、塩漬け職人になって大損を抱えながら過ごすことになりかねません。
先ほどのポンド円のチャートで、もし自分がポジションを売りで持った場合、損切りは何処になるでしょうか?即答で言えないのであればエントリーをすることは控えたほうが良いですし、まだ自分の中で損切りに関してルールが定まっておらず迷っている状態ではないかと思います。そのような状態でトレードすることは密林の中で地図を持たずに彷徨っているのと一緒ですから、いつか密林の肥やしになってしまうかもしれませんね^^;
私のおすすめは損切りやエントリーポイントが決まったら動画に残したり声に出して説明するのがオススメです。本当は誰かに聞いていてもらうのがいいのですが、そんなことをしてくれる相棒なんて誰もいませんよね^^; なのでモニターキャプチャーソフトやスマホなど動画を取れる環境を作って頂き、自分のトレードの根拠とロスカットをするポイントと根拠について後から確認できるように準備をしてみてください。
トレードが終わった際に相場環境認識ビデオをご覧になって頂ければ、「あの時、ここが抜けていたのか~」「変なこと言っていてエントリーの根拠になっていないw」など新たな発見があるかもしれません。
3.損切り幅を固定してみる
これは1つのポイントになるかもしれませんが、損切り幅を固定してトレードを行ってみるのもいいと思います。例えば損切りを10PIPS、利食いを20PIPSにした場合、単純な話をすると最初のトレードで20PIPS獲得すれば損切りトレードを仮に二回行ってしまってもスタート地点に戻るだけですから、まだ挽回するチャンスは有ると言えます。
利食いを大きく狙っている方だと損失に対してある程度余裕が出てくるかもしれませんが、もちろんそれは自分の技術との相談になりますので初心者にはかなり高いハードルだと思います。まずは毎日実行可能なPIPSを自分で決めて、その目標PIPSに対しての損切り幅をしっかり決めてトレードするように心がけないとこのルールは厳しいと思います。
4.ローソク足で損切りポイントを決める
しんたろうのFX勉強会では、この方法を推奨しておりますが、損切りポイントをローソク足の高値安値に置くというものです。誰が見ても変わらない情報の1つとしてローソク足の高値安値がありますが、この安値高値はトレーダーなら誰も気にするポイントの1つですから損切りポイントにはとても有効だとしんたろうは考えております。
長期足になればなるほど、ローソク足の高値安値がキレイに揃ってきます。上記のチャートの場合、4時間足ですが、下落しているローソク足の高値をしっかり守りながら下落しているのが分かります。ダウントレンドの定義は高値を切り下げ安値を更新する動きなので、この状態もしっかりトレンドが発生しているとローソク足レベルで言える箇所です。
なのでローソク足レベルで損切りを決めることもルールを明確にする上では必要だとしんたろうは考えております。
まとめ
ロスカットをした場合、すぐに逆のポジションを取って損失をカバーし、負けをなかったことにしようとする方が多いのですが、これは絶対に行ってはいけないトレード方法だと断言しておきます。
ローソク足の中で売買を繰り返すということは自分の考えが固まっておらず、目線の固定もしていないということが分かってしまいます。FXにおいて大切なことは相場環境認識と資金管理です。なのでバッターボックスに立つ前にしっかり相場をこれでもか~!!というほどチェックし、自分の技術と相談した上で激甘なボールが来るまでバットを振らないという勇気ある行動を心がけましょう。
バッターボックスに立つ前にバットを降ってしまう方や難しいボールが来ると分かっているのに踊らされてバットを降ってしまう方が本当に多いです。野球のように必ずバットを振らなければならないというルールはFXにはありません。しっかり見極めてから行動するように心がけましょう。
それではまた何か言いたくなったら記事にしたいと思いますね。ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。
応援ありがとうございます。