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FXデイトレード手法|ラウンドナンバー(キリ番)を用いたシンプルトレード

こんにちは~しんたろうです。

皆様はラウンドナンバーという単語をご存知でしょうか?勉強会ではよく「キリ番」と言っているものですが、簡単に言うと「切りがいい数字」のことです。

ドル円なら120円、130円だったり、ポンドドルなら1.25や1.26のような価格のことを指すのですが、このレートを使ってシンプルにトレードすることも出来るのです。

今回はラウンドナンバーを使ったシンプルトレードを解説させていただきます。

ラウンドナンバーを使って行うシンプルトレードとは?

まず最初に何故、ラウンドナンバーがシンプルトレードに最適なのか解説させていただきます。

1.多くの参加者が注目する価格

新聞やニュースなどで為替の話題が出る際に「10年ぶりの更新」とか「3年ぶりの高値更新」など長い期間をかけて更新したという内容を解説するとともに「120円突破」とか切りがいい数字(価格)で解説していると思います。

一般の方がニュースをご覧になる際に、細かすぎる価格よりも切りがよく、わかりやすい価格のほうが伝わりやすいという配慮からそうなっていると思いますが、逆に多くの方の注目を得ているのもまた事実です。

ということは一般人だけではなく多くのトレーダーにも注目されていることは言うまでもありませんし、そのレート付近に価格が近づいてくるとローソク足プライスアクションが起こりやすい環境となることもまた事実です。

2020年5月頃 GBPUSD4時間足

このチャートの赤枠内をご覧になっていただければわかると思いますが、ほとんどの箇所でラウンドナンバー付近が意識されているのがローソク足の値動きを見てもわかると思います。

このように切りが良い価格というのはものすごく注目されている箇所だということがわかるので、トレードするにあたって無視できない情報なのです。

2.利食いとして注目される

もう一つラウンドナンバーが注目される理由としては、利食いとして活用されているのではないかと思われます。

というのも大口取引の方たちが、入力ミスを引き起こしやすい価格をパソコンに入れているとは到底考えられないからです。

間違えやすい価格を入力するよりも単純で覚えやすく間違えようがないレートで利食いをしている可能性が高いことは先程のチャートを見れば一目瞭然だと思います。

仮にキリ番を行き過ぎる価格の動きがあった場合でも、レバレッジが掛かっている相場ではよくあることですし、大口以外の一般投資家が慌てて飛び乗っている可能性もあるかと思いますので、ちょっとラウンドナンバーを飛び越えても、そこまでシビアに考えなくてもいいかもしれません。

どのようにラウンドナンバーを使ってトレードするのか?

ここからが本題となるのですが、注目されている価格帯がラウンドナンバーであれば、そのラウンドナンバーを水平線として見立ててトレードに活用すれば、いい結果を残せると思います。

1.22付近に水平線を引いてみる

先程のGBPUSDのラウンドナンバー1.22に水平線を引いてみました。

水平線としてみてみると、レジサポのような動きになっていることにお気づきでしょうか?

しばらくするとラウンドナンバーをブレイクしてきた陰線が現れましたが、その後、価格を再びブレイクする陽線が現れました。

ここから得られる情報として、今まで注目してきた価格1.22を壊してきたのですから、新たな買い勢力が出現し、次のラウンドナンバーまで駆け上がる可能性が生まれたのではないかと推測します。

ラウンドナンバーに引いた水平線が、レジサポのような動きになれば更にトレードしやすそうですし、1.22をバックに上昇するのであれば損切りも決めやすいと思います。

相場全体に注目していただくと修正波B波が終わったようにも感じますし、これから修正波C波がやってきそうな場面です。これは是非ロングポジションを持って1.23付近で利食いをしてみたい相場ですね~

その後のチャートを確認してみると、ブレイク後、一回水平線付近に戻るようなローソク足の動きを見せますが、1.22の価格を下回ることなく価格は急上昇しております。

そして次のラウンドナンバーまで一気に駆け上がるのですが、その後の下落にも注目してみてください。

ラウンドナンバー付近で見事にストップしておりますね~その後の値動きもラウンドナンバーをレジサポのように水平線として見立て、活用されているのがわかりますので、ラウンドナンバー付近の値動きを見ればトレードをシンプルにすることが可能だと思います。

利食いには±5PIPSくらいの余裕を持って

ここまで説明してもまだ信じられない方もいらっしゃるかもしれませんが、ラウンドナンバーを相場の参加者が活用しているのはチャートを確認してもわかるように、これは事実です。

ですが、チャートによってはキリ番ちょっと手前で相場が反転することもありますし、ちょっと行き過ぎてから戻ってくることもあります。

そこで勉強会ではキリ番±5PIPSくらいの余裕を持って利食いを決めるように指導しており、これは通貨ペアによっても違うですが、大体5PIPSくらいの余裕持っておけば大損にはならないと判断できます。

「もったいない」とか「私なら大丈夫」というような曖昧な感情などは一切排除してください。私もよく最後の最後まで相場の行く末を見て相場に付き合ってしまうのですが、「キリ番付近でどのように動くのかな~」という危険な行動はお金を稼ぐ上では必要ありませんし、大変危険な行為であると言わざる得ません。

何回も「キリ番付近で利食っておけばよかった(泣)」と後悔しておりますし、例えラウンドナンバーを行き過ぎたとしても、再び戻ってきたときにトレード再開すればいいだけです。

24時間相場なのですから、そのあたりにも余裕を持ってトレードしていただければ問題ないと思います。

気配値を使ってラウンドナンバーを見つける

MT4、MT5とも気配値ショートカットはCtrl+M

ラウンドナンバーをいち早く見つけるには気配値がとても便利です。

自分がトレードする通貨ペアを整理しておき、その中から現在、ラウンドナンバーになっている通貨ペアを選んでトレードすれば、効率よくトレードできます。

もしかするとチャンスタイムに突入している可能性は十分にあると思いますので、普段から気配値を見る癖は付けておきましょう。

ラウンドナンバーでトレードする際の注意点

1.25に水平線を引いてみたが・・・

すべてのラウンドナンバーが全部反応し活用されるわけでは決してなく、上のチャートのように1.25というラウンドナンバー付近でローソク足が上下に動いている相場もたくさんあります。

このようなラウンドナンバーを中心にレンジ状態にローソク足がなっている場合、トレードしてもラウンドナンバーを意識しているのは間違いないが、水平線としては活用できず、相場の参加者も迷っている事になり、トレードしてもいい結果を残せるとは限らなくなるのです。

なのでラウンドナンバーを活用し、シンプルにトレードするには、まずラウンドナンバーを相場の参加者が意識し、ピッタリ止まっているようなチャートを選んだほうがトレードしやすくなると思いますので、気配値を使って探し出し、相場環境認識を使ってどんな相場の中にいるのか確認した上で、トレードできるのか判断してみてください。

まとめ

ラウンドナンバーと合わせてよく使う情報としてネックライン、高値安値、大陽線大陰線の始値などがあるのですが、ローソク足のから得られる情報としてはこれ以上のものはないのではないかと思っております。

チャートを検証すれば検証するほど、ラウンドナンバーが意識されていることはわかると思いますし、他の情報と合わせて使用すればより強固な情報を使ってトレード出来ますし、ラウンドナンバーを活用したほうがシンプルにチャートを見ることが出来ると思います。

皆様もラウンドナンバーをしっかりチェックし、エントリーや利食い、相場環境認識に活用してみてください。ここまでご覧いただき誠にありがとうございました。

 

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