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FXデイトレード手法|「上がりそう」「下がりそう」でエントリーするから必ず負ける

 

こんにちは~しんたろうです。

今回は誰でも経験がある負けトレードパターンの中から「上がりそう」「下がりそう」でエントリーをするとどうなるのか詳しく解説させていただきたいと思います。

特に今年に入ってからまだしっかり勝てていない方は是非お読み頂ければ幸いです。

 

自分勝手な考え方でトレードしてはならない

初心者の方なら「ここまで動いたんだからもっと動くはず」となんの根拠もない自信でエントリーすることがあるかもしれません。

ですが、それが一番危険でやってはいけないトレード方法となります。例えばこんなチャートがあったとします。

こちらは2021年3月1日頃のUSDJPY週足チャートです。

現在の相場はしっかり上昇しているので、一見するとこのまま上昇し続けるのでは?と考えてしまいます。

もちろん損切り幅をしっかり確保できるトレーダーなら今からロングポジションを持つのもいいかもしれませんが、しんたろうから見るとここからロングするのは躊躇してしまうのです。

その理由を開設させていただきます。

 

1,利食い

上がりそう~下がりそうでトレードしている方はまず利食いが見えておりません。

行けるところまで行っちゃえ!!と考えているのなら危険極まりない行為だと言えますw

 

相場の参加者は全員トレーダーです。

投資としてFXに携わっているのなら、いつか必ず利食いをして損益を確定させます。

ではいつ損益を確定させるのでしょうか?

いくつかの理由はあると思いますが、まず思いつくのが「目的を達成したから」だと思います。

高値安値を更新して目的を達成したらかもしれませんし、自分の目指していた利益を確保したからポジションをクローズして次の投資に向かうためかもしれません。

だとするとテクニカル的に考えて何を見て利食いを決めるのでしょうか?

私だったら最も伸びたローソク足で利食いしたくなります。そのほうがお得ですからね~

要するにチャートの中で結構目立つ大陽線大陰線が出現すると「利食いのタイミング到来♫」と考えてしまうのです。

先程のチャートを再度確認してみましょう。

現在のレートから左に目を移すとかなり下落してから急上昇しているローソク足があります。

もし読者様がこの大相場をショートポジションで頭から売っていたとしましょう。

かなり下落してきたので、このあたりで利食い!!と考えたのなら一気に相場は利食いによる影響で元に戻る動きを見せ、もとのレートに戻るはずです。

このチャートを見ても分かる通り大陽線大陰線や急激な相場の動きが発生した場合は、殆どの場合元に戻る傾向にあるのです。

 

ということはかなり下落したり急激に動いたりすると、参加者は「利食い」を考えるようになるということがチャートから見ても分かります。

もちろん絶対元に戻るという保証はどこにもありませんが、今までの過去チャートを見るとかなりの確率で元のレートに戻ってきているので、やはり大陽線大陰線などの急激な動きは利食いを考えさせるのにもってこいのローソク足ということになるのです。

 

ちなみにこのチャートの動きは読者様の記憶にも新しいコロナショックの相場の動きなのですが、このような大相場の時は一般投資家は「どこまで下落するのか?」ばかり考えてしまうかもしれません。

しかし優秀なトレーダーは「いつ利食いしようか?」と考えている参加者が圧倒的に多く、大相場=チャンスタイムと考えている方がいらっしゃるの言うまでもありません。

そのことがこのチャートから見てもわかるのですから、私達が勝手な考え方で「もっと動きそう」と考えるのは完全に間違っているということになります。

私達は常に相場のゴールを考え、どこで利食いが入るのか?ということを忘れてはいけないのです。

 

2,損切り

次に考えなくてはいけないのが損切りです。

上がりそう~下がりそうでトレードすると、どこに損切りを置くのか見えていないでトレードを開始してから損切りを決めてしまう方がいらっしゃいます。

トレードの基本は損切り、利食いを決めてからトレード開始なので、トレード開始前に損切りも見えていないようでは目隠しして高速道路を走っているのに等しい行為だと言えます。

 

では損切りはどのように決めればいいのでしょうか?

通常は「目線が切り替わる場所」に設置していることが一般的ですが、その損切りポイントすら何も考えずにトレードするのは全く意味がありません。

もっとマズイのが損切りポイントが見えているのに勝手に解釈してトレードをしてしまうことです。

「損切りまで遠いからこのあたりに設置しよう」

これではトレンドの転換を確認する前に適当に損切りして無駄にトレードが終わってしまいます。

 

損切りは自分の証拠金を守るために欠かせない作業の一つです。

この損切りをポジションに設定せずに「俺なら大丈夫♫」と言っている方で現在、トレーダーとして生計を立てている方は私は今まで見たことがありません。

そのくらいシンプルなんだけどものすごい重要な損切りです。

なので「損切りまで遠いから」とか「急に動いたから怖い」など自分勝手に考えないように、どのような状態でもしっかり損切りを持つことが重要だと私は考えます。

 

ではこちらのチャートだとどこが損切りになるか考えてみましょう。

こちらのチャートは2021年3月1日頃のGBPJPY週足チャートです。

このチャートを読者様が見てどこが目線の切り替えになり、どこが損切りポイントか分かりますか?

 

 

・・・・このあたり????

と首を傾げてしまうのも無理もありません。

今現在、グングン上昇を続け、直近高値を更新し、それでもなお上昇を継続しております。

もし損切りを決めるのであれば、直近安値ですが、チャートを見るとかなりチャートの下部の部分になってしまうのです。

 

直近安値まで遠いな~と思った方は、ここで考え方を変えてみましょう。

もしこのチャートがアップトレンドだとすると、トレンドの定義ではアップトレンドは安値を切り上げるとありますので、現在のGBPJPYのチャートでは高値付近。

必ずいつか直近安値に向かうようなチャートの動きになるはずです。

そうなるといつまでもロングポジションを持つのは危険だと思いませんか?

 

ですがまだ陰線すら週足には出現していないので、ショートポジションを持つことも躊躇います。

となるとこのあたりの相場は買うことも難しいし、売るにしてもまだ早いということになるのです。

もしトレードするなら小さな値幅を細かく利食いするしかありませんし、損切りするポイントも明確にしておかなければなりません。

 

それは高値を更新すると必ず安値に向かう動きになるからです。そして現在のGBPJPYは直近安値がかなりチャートの下部にあります。

いつ下落してきもおかしくないチャートなので、損切りを躊躇すると大怪我では済まないかもしれないのです。

 

相場は縦横無尽のように動いているように見えてしっかりルール通りに動いております。

高値→安値→高値→安値の順番で必ず動いているのです。

GBPJPYのチャートがいつ下落してくるのかは誰にも分かりませんが、だからこそ今現在、どこが損切りポイントになるのか、直近高値安値はどこなのかいろいろな時間軸チャートを使って確認しておく必要があるのです。

 

特に直近に高値安値が無いチャートの場合は非常に危険だと考えます。

いつ下落してくるかわからないハラハラするチャートで安心してトレードが出来ると思いますか?

なのでいつも相場の参加者の損切りがどこにあるのか考える必要があるのです。

 

3,時間軸

上がりそう~下がりそうでトレードする方の特徴としてもう一つ上げるとすれば、時間軸を勝手に解釈することかもしれません。

もちろん長期足の動きは絶対ですし、無視していては大相場を考えることも出来なくなります。

ただ相場を見る力がない方は「もっと動く」と考えているので、ちょっとの値動きから長期足のゴールを定めてしまい、今までやったことがないトレード手法へ変更してしまうのです。

 

自分も昔勘違いしていたのですが、短期の値動きでボコボコに負けていた時、長期的に保有すれば勝てるのでは?と長期足の相場環境認識もせずポジションを持ち続けたことがありました。

ですが短期で間違った見方でトレードしていたのに、長期になっていきなり勝てるほどFXは甘くありません。

もちろん推進波のあとは修正波が来ますので、そういった基本的なこともわからないまま時間軸を変更してしまうと、急激な相場の動きからどうでもいい損切りを喰らうことになります。

 

もっと最悪なのはポジションの塩漬けです。

もっと動く!!と思ってしまうと急な頭の切り替えは難しいかもしれません。

そうすると短期でトレードしていたときでは経験したことがない急激な相場の動きに出くわすこともあります。

なので自分勝手に時間軸を変更することは極力避けたほうがいいのです。

 

まずトレード前にどの時間軸でトレードするのかはっきりさせることが重要です。

日足なら日足を基軸として、長期を重要なポイント探しに使用し、トレードタイミングを見るために短期足を使用すれば、結果的に日足でトレードしていることになります。

これなら日足の値動きで損切りと利食いを決めればいいわけです。

あくまでも長期足は抵抗されるのではないかというポイントを探るために使用するのであって、間違っても長期足にトレードを委ねてはいけません。

 

チャートは敵ではありませんが友人でも味方でもありません。

一寸先は闇ですので、何が起きてもおかしくありません。

なので急な時間軸の変更は避けて頂き、しっかりトレンドに乗ってトレードを行っていただきたいのです。

まとめ

待てない参加者や、波はどのように動いているのかわからない参加者はしっかりトレンドの定義やダウ理論を学んだほうがいいかもしれません。

しんたろうのFX勉強会では毎週日曜日にFXプチ勉強会を開催しており、トレンド、波引き、ダウ理論を中心に無料で開講しております。

是非今回の話をもっと詳しくお聞きになりたい方はご連絡頂ければ幸いです。

チャートに自分の勝手な考え方を押し付けないように日頃から注意して相場をチェックしてみてくださいね。

ここまでお読み頂きありがとうございます。

  • B!