こんにちは~しんたろうです。
今回は読者様からの質問に回答していこうと思っております。その内容は以下のような質問です。
「日足がきれいだ。そこの参加者が一番強いから」というところの説明、これってどういうことなのでしょうか?
この内容はとても大切なことなので2018年06月22日の勉強会で取り上げさせていただきました。皆様もどういうことなのかしっかり考えていきましょう。
相場がキレイに見れてくるとアレがわかる??
さて質問に答え前に読者様にこちらのチャートをご覧になっていただきます。どちらがキレイに見えているのかわかりますでしょうか?
違う通貨ペアの週足を2つ比較していきましょう。皆様はどちらのチャートがキレイだと思いますか?
・・・・・・・う~む
考えるほどでもないですねw 答えは下のチャートです。
上のチャートはローソク足の規則性もあまり感じられませんし、トレンドが出ているようなチャートには見えません。下のチャートはアップトレンドを形成していることもわかりますし、何処かの高値に反応して修正波を作っていることがチャートを見れば一目瞭然です。
この汚いのか?綺麗なのか?判断できることもトレードに置いてはとても重要なことなのです。でも何が重要なのでしょうか?
1.トレンドがわかりやすい
まず言えることはトレンドが出ているということは相場の参加者の意思に迷いがないことがわかります。迷いがないということは自分が何をすればいいのか分かっているということ。目的が過半数同じであれば真似をすれば勝てる相場だということ。こうなってくると逆張りやナンピンなども本命ではない行動も少なくなってきます。
トレンドが分かってくれば重要な高値安値も見えやすくなりますし、水平線やゾーンなども使用しやすくなります。ということは自ずと何処からエントリーすれば見えやすくなるということも意味しております。
2.やらなくていい相場が見える
FXで勝つためには買う、売る、休むが出来なくてはいけません。相場が汚く見えているということは迷っているということになりますので、ここでは本来「待つ」という手法を使ってチャンスが来るまでしっかり待たなくては行けないのですが、相場が汚く見えていると気が付かない方や、そもそも相場全体の動きや流れを把握できていない方は難しい相場に対してどんどんポジションを持ってしまい、余計な損切りを繰り返してしまうことになると思います。
あとから見れば難しいとわかるかもしれませんが、ローソク足の値動きや高値安値もしっかり確認していくことで相場の初期からやらなくていい相場を判断し待つことが出来るようになってきます。そのためには日頃から長期足の確認が欠かせないのです。
3.相場のボラティリティ
チャートが汚く見えているということは、相場のボラティリティにも関わってきます。
先程のEURGBP週足チャートをご覧になってください。相場が迷っているせいで相場のボラティリティも低く、このチャートでしっかり成績を残すのは至難だと言えます。週足で76PIPSしか動いていないようなチャートでPIPSを獲得するのはやっぱり嫌ですし、時間もたくさんかかってしまいます。
キレイに見えている相場ではボラティリティーも高く重要な高値安値もしっかり見えているので相場の参加者の目的もはっきりしており、安心して証拠金を使ってトレードすることが可能になります。そうなると資金の流通量も圧倒的に変わってくるのがわかりますね。
まとめ
デイトレードをするには相場の方向性を知るのが一番大切ですし、それがわからないといつまでも逆張りをすることになり大変危険です。ただ相場が出ていると言っても長期の波自体が汚ければボラティリティも低く結果的に難しい相場でトレードに挑むことになってしまいます。
なのでまず長期足の相場環境認識の中にローソク足や波の形が綺麗なのか汚いのかチェック項目を付けるだけでも、危険な箇所を回避することにもつながってくるので、資産を守るためにはチャートの見た目の情報も大切なのだと感じております。
もちろんいきなりその判断が出来るとは思っておりません。毎日波引きを行い、チャートと向き合ってこその話だと思いますので、コツコツと学習し、難しいのか簡単なのか?綺麗なのか?汚いのか?理解できるようになってください。ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。
応援ありがとうございます。