こんにちは~しんたろうです。
ドル円がやっと前日日足高値を超えてきました。※2017年03月29日
長かった~!マジで長かったです。
トレンドが出ているときは素直にトレードすることがポイントとなるのですが、どこまでトレンドが続くかは相場次第。
でもダウ理論のある特徴に翻弄されて逆張りをする人もかなりいたのではないでしょうか?
今回は何故、あなたはトレンドが出ている相場で逆張りをしてしまうのか考えていきましょう。
ダウ理論だけでトレードしていると陥りやすい罠とは?
ダウ理論は手法でもなければ聖杯でもありません。
相場とはどのように動き、どのようなものなのかということを理論づけた世界で初めてのレポートです。
しんたろうのFX勉強会でもダウ理論についてはこれでもか~というほど解説してきました。
トレンドとは一体何なのか?アップトレンド、ダウントレンドの定義とは?これも数多く解説してきました。
普通に考えるとトレンドが分かれば勝てるのでは?と思うのが一般的ですが、ここに大きな落とし穴が隠されているということはあまり知られておりません。
まずはこちらのチャートを御覧ください。
2016年5月頃のEURUSD H4のチャートです。緩やかにダウントレンドを形成しております。
ダウントレンドの定義は高値を切り下げながら安値を更新していくとなっているのでこの場合、その動きが続くまでトレンドは続くというのが一般的です。
もし読者様が矢印のところを確認していたらどうするでしょうか?正直に売ることをするのではないでしょうか?
しかし相場はあるポイントを更新しておりますので、右側のチャートはこのようになります。
こればかりはどうにもこうにもわからんな~と思っているのが一般的ですよね。
4時間足のチャートだけで確認していたら立派にトレンドが出ているようにも感じてしまいます。
そうなると4時間足しか確認していない人にとって、この相場はダウントレンドになっているので常に売りの体勢で臨んでいることになります。
では日足ではどうだったんでしょうか?チャートを確認してみましょう。
中央にあるオレンジの波の先端にある赤いチェックマークが読者様が立っている現在地ですね。
出来上がったチャートを見てみるとアップトレンドの戻り安値のようにも見えますし、長期ダウントレンドの高値試しのようにも見えますね。
そろそろ感がいい読者様は気がついたと思いますが、ここにダウ理論のトレンドに含まれる弱点があるのです。
ダウ理論 トレンドの定義とはトレンドというものがどういうものか説明した理論です。
ということは4時間足であっても1分足であっても年足であってもトレンドは出ているので、そのトレンドが続く限り目線は変わらないことを意味します。
しかし相場には2つのグループが存在しておりますので、トレンドが永遠につづくことはありえません。
それは時間軸によっても答えが異なりますしどの時間軸に本命の神々がいるのか私たちには知るよしもありません。
今回の相場ももっと長期目線で考えればダウントレンドの最中なのかもしれませんし、5分足から見ればアップトレンドなのかもしれません。
このようにダウ理論だけでトレンドというものを見てしまうと、どの時間軸のトレンドに対して従えばいいのかがわからなくなってしまうのです。
目線を固定するということの本当の意味とは?
私達の想像もつかない金額の資金が投入されている為替の世界ではどこに神々がいるのか考えたことはありますでしょうか?
1時間足?日足?週足?それとも・・・・・考えたらキリがありませんね。
私の考えでは長期足に神々がいると思っております。
ものすごい資金を投資して為替の世界で生きている神々が1分や5分のローソク足を重要視するのかな??と常々疑問を抱いております。
もし自分なら日足以上の時間軸でスイングトレードや長期保有を考えていると思っておりますので、日足以上のトレンドは非常に重要だと思っております。
しかし私たちは少ない資金でトレードを行っているので神々と対等の立場でチャートを確認することは出来ませんし同じトレードをすることも出来ないと思います。
なのでしんたろうのFX勉強会では長期のトレンドに対して自分が見ている時間軸のチャートが同じ向きになったらエントリーすることを心がけていると共にローソク足ダウ理論での判断も心掛けているのです。
ローソク足ダウ理論はしんたろうのFX勉強会にとって無くてはならない考え方の一つであり、目線を固定するのにうってつけの方法だからです。
逆張りをしないためには何を確認すればいいのか?
さて前置きが長くなりましたが今回のテーマである逆張りについてですが、何故、人は逆張りをしてしまうのでしょうか?
私の考えはこのようになります。
1.ある高値安値を更新したから、もうそろそろ動くだろう~と勝手に考えている
2.ローソク足の動きだけで相場を見ている
3.短期足に翻弄されていて現在地を見失っている
4.負けすぎてメンタル崩壊しているw
5.ルールを無視してトレードをしている(待てない)
上げたらキリがないですね~w
しんたろうのFX勉強会では波引きを最初に学習していただいているのですが、必ず日足で波引きを練習するように指導しております。
それは日足のトレンドを知らなければ短期に落とし込んでトレードすることが出来ないのを知っているからです。
逆張りをしてしまうトレーダーの多くはメンタルが崩壊しているということもありますが、基軸足というものを自分で決めずにトレードしている方が殆どです。
いろいろな時間軸のチャートを確認しローソク足の動きだけでトレードしているので余計な情報がたくさん入って来てしまう上に負けすぎているので、ちょっとの損失でも過敏になってしまい、これ以上負けたくない!という脅迫観念からポジションを解除してしまうのです。
もちろんトレンドを分かっていてあえて逆張りする人もいらっしゃいますが、それもメンタルが崩壊していると言わざる得ません。
ちょっとの利益でも欲しい~!と考え目の前の小銭を稼ぐことに集中している方は遠くにある大金が見えていないのでしょうね。コツコツ勝ってドカン!と負けるパターンです。
なのでトレンドが出ている相場では、しっかりとした逆の動きが出るまで素直にトレードすることをおすすめするとともに基軸足というものを自分で決めて意識してトレンドを確認してみてください。
ローソク足トレードロジックは目線の固定におすすめ
自分はどこの時間軸のチャートを信じてトレードしていいのかわからない!という方はローソク足トレードロジックで目線を固定してみることをおすすめいたします。
ローソク足トレードロジックの利点はローソク足に判断を委ねているところと、目線はローソク足トレードロジックを使用しているときから決まっているので考える必要がないところです。
ある条件に沿ったローソク足が見つかれば、目線はその時から固定されておりますので、あとは同じ方向に向いたらトレードするだけです。簡単ですね~
もちろんその見方がわかるまでしっかり基礎学習を行っていただきますので、自信がない方は是非、しんたろうのFX勉強会の門を叩いてみてくださいね。
まとめ
相場の右側を理解するためにはダウ理論だけでは不足しております。
しんたろうのFX勉強会ではエリオット波動論、水平線、ゾーン、ローソク足を用いてチャートの右側を確認しているのですが、特に大切なのがエリオット波動論です。
波のカウントを行うことによって、自分が確認している相場が一体何なのか?ある程度わかりますし、トレンドの見方も変わってきます。
その情報がわかってこそ水平線やゾーン、ローソク足の考え方が生きて来るのです。
なので今回の動画もマニアックですが、トレンドが出ているのに全く勝てなかった~(泣)と思っているトレーダーはしっかり確認して明日からのトレードに活かして頂ければと思います。
ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。ではまた~