こんにちは~しんたろうです。
福岡への引っ越しが決まりました。現在、引っ越し準備に追われております。新しい生活や環境は私にとっていい刺激になりますし、今まで知らなかったこともわかるのでとても楽しみな1つです。
FX勉強会もどんどん新入生が入学しており、更に活気づいておりますが、中々トレンドを理解し、説明できるような生徒さんはまだいらっしゃいませんね。でも焦ることはありません!かなりの時間がかかってもしっかり理解することが肝心です。
今回は新入生のためにトレンドとは何か?にスポットを当てて行きたいと思います。波引きに迷ったら是非参考にしてみてください。
トレンドとは一体何か?説明できますか?
しんたろうのFX勉強会に入学される際に必ず行っていただくのが波引きです。アップトレンドからダウントレンドの波引きを行ってみてください!と課題を出されるものの最初から完璧に波引きができる人は殆ど皆無と言っていいほどで、そもそもアップトレンドやダウントレンドが分かっていない方、どこからトレンドが転換したのかもわからない方などかなりいらっしゃるように思います。
アップトレンド・・・安値を切り上げ高値を更新
ダウントレンド・・・高値を切り下げ安値を更新
この2つのトレンドで相場が作られているのですが、この言葉を知ってはいるけど意味をしっかり把握していないのが殆どです。この意味を知ることが大切な情報となります。
例えばこちらのチャートをご覧になってみてください。一見するとアップトレンドからダウントレンドの波引きを行っているように見えますが、これではトレンドが発生しているとは言えません。読者様はどこが間違っているのかわかりますか?
こちらのチャートの間違っている点は赤丸で囲った2つのポイントです。まずは左側の間違っている点はアップトレンドであれば安値を切り上げないと行けないのに1つ前の安値を切り下げております。これではアップトレンドとは言えませんよね。
次に右側の2つ目の赤丸ですが、1つ前の安値を切り下げていないのに波を作ってしまっております。これではアップトレンドを止めてダウントレンドになったという証拠になりません。波引きで肝心なことはトレンドの定義になっているのかどうか?どこでアップトレンドが終了しダウントレンドになったのか?を知ることにあります。この意味を知ることが波引きで最も大切な情報なのです。
波を引くには決着がついたかどうか知らなくてはならない
まず波引きを順番を追いながら見ていきましょう。
例えばこのようなチャートがあったとします。チャートの右側は現在下落しているのですが、波引きではこの下落している波は描けません。このチャートを仮にアップトレンドと仮定すると下落している波は1つ前の安値に向かって動いていることがわかります。しかしアップトレンドであれば安値にはトレンドを作り出せる神々がいるので、簡単には安値を壊させてくれるとは思いません。ということはここから上昇に現在の波の高値を突破したときに初めて波を引くことが出来るのです。
一つ前の色がついている波に注目してください。ここでの動きをおさらいすると・・・・
1.青い波が左側の高値を抜いてきた。
2.黄緑色の波が作られるが、波としてはアップトレンドなのでまだ波引きは出来ない。
3.赤の波が出現し、青い波の高値をさらに更新。ここで初めて黄緑色の波と赤い色の波が確定し波が引ける。
この工程をしっかり確認しながら波を引かなければ現在、下落している波はアップトレンドになるための押し安値を作っている波だということに気が付かず、ショートポジションを持つことになると思います。ただ波引きをすればいいという考え方ではなくもしこれが本当に自分と向き合っている相場であるならば・・・・という気持ちで波を描いてみてください。
推進波第一波を取ることは出来ない
もし先ほどのチャートがこのような形になったらどうでしょうか?
このまま下落してくれれば一つ前の安値を壊してきたので、波引きとしては波を引くことが可能になります。波引きにおいて最も大切なことは相場の注目する高値安値を壊せるかどうか、この一点に全トレーダーは集中しているのです。でも一般投資家はこう考えている人もいると思います。
売っておけば勝てたんじゃない~?
これが一番危険で一番やってはいけないトレード法だというを自覚しなければなりません。というのも、このチャートがこのまま下落をし続けても安値を壊せるかどうかはその時点になってみるまで分かりません。しかも相場はアップトレンドとして参加者が見ているのであれば、必ず一つ前の安値付近で買い上げるトレーダーもいらっしゃると思いますし、安値更新付近は売り勢力も買い勢力も喧嘩をする箇所なのでかなり複雑にチャートが動きます。
私たちはその喧嘩をしている最中の相場から一刻も早く撤退しなくてはいけませんし、いつか上がる、上昇する!!と思っている相場でショートポジションを保有し続けるほど愚か者ではないはずです。ですが殆どの方が弱い勢力の動きを弱いと思っておらず相場の勢いやローソク足の動きでエントリーを繰り返しております。
もちろん相場の流れが見えてくればショートポジションを持つことも出来ると思いますが、メンタルに負荷がかかるだけではなく、ちょっとした動きにビクついてしまいしっかり成績を残すことは出来ないと思います。なので押しや戻りを作っていると分かっているのならばあえて飛び込むことはせず、しっかり本命が登場するまで待つことが肝心だと思います。
波引きのまとめ
波引きの重要なポイントをまとめてみましょう。
1.トレンドの定義(アップトレンドとダウントレンド)に従って波が引けていること
2.波の高値安値をしっかり守っているのか?壊されているのか?チェックすること
3.相場の高値安値が壊されるまで波を引いてはいけないというルールを守ること
4.相場のどこから新しいトレンドが発生したのか説明できること
以上が波引きにおいて大切な4つの事柄です。波引きが苦手な方は今一度このルールを守っているのか確認してみてください。落ち着いて波を引くと見えてくるものがあると思いますよ。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。