こんにちは~しんたろうです。
ダウ理論を考える上でどうしても外せないのが「買いと売りのグループ」についてだと私は考えております。
波引きを行うにしろ、トレードを行うにしろ、どうしても相場と向き合った際に出てくる考え方の一つが「買いと売りのグループ」だと思いますので今回は改めて記事にすることにしました。
私の勉強会では基本中の基本ですが、改めて気がつくことも多いと思います。そしてトレンドを知るだけでは絶対に勝てない理由もそこに隠されております。早速一緒に学習していきましょう。
買いと売りのグループの攻防とは?
ボーナス相場というものはチャートが完成した際に気が付きます。
あの時、エントリーしてば良かったな~(泣)と考える人の多くはいつもホームランばかり狙っている一発屋です。
FXは24時間相場なのでいつでもトレードできますし、ここしかやるところがない!なんてことは絶対にありえません。
もちろん「いつでもチャンス!」というわけではありませんので、ルールに基づいてトレードすることが肝心なんですが、ここで必要となってくる考えが「買いと売りのグループ」なのです。
一体どういうことなんでしょうか?
相場はあなたの友人もなければ味方でもありません。
私達が毎日見ているチャートはとんでもない金持ちたちの攻防を第三者目線として閲覧しているに過ぎません。
そこには私達の及びもつかない力が働いておりますし、常に勝ち組は負け組から資金をぶん捕ることを考えており、私達の大切な資産を狙っているのです。
なのでいい加減で自分勝手なトレードは勝ち組に大切なお金を献上しているのと同じことをしていると言ってもよい行動だと思います。
私達は大金持ちのトレードで発生した「おこぼれ」をもらっているにすぎないのです。
買いと売りの二大勢力争い
簡単に言えばFXは国と国の威信をかけた真剣勝負です。それを貨幣に置き換えて戦争していると言ってもいいと思います。
なので急激な流れが世界中で起きれば当然FXにも影響しますし、国単位での事件や災害などもチャートが動く結果となってしまいます。
そこにはチャートを動かす二大勢力である「買いと売りのグループ」が存在しております。
この二大勢力が日々、チャートの陣地を奪い合っているにすぎないのです。
例えばこのようなチャートがあったとしてます。
赤の買いのグループはあるところまで自分の陣地を広げ領地を確保しました。しかし売りのグループによって奪った領地を奪い返されてしまいました。
ということは今現在、買いのグループは敗北し売りのグループの天下となっております。売りのグループはこの買いのグループの勢力を殲滅できるだけの力を持ったということがチャートから分かるのです。
そうなると右側のチャートは陽線二本が出現しておりますが、今後どうなることがわかるのでしょうか?
答えは簡単で買いのグループの敗北は必至です。というのも陽線二本位の規模は先程負かされていることが分かっているので、今回出現した陽線二本くらいの規模では太刀打ち出来ないことが最初から分かっております。
なので私達はその大きさを確認した後に主役であるグループのおこぼれを貰いに行くというわけです。
トレンドの定義とは買いと売りのグループ争い
しんたろうのFX勉強会では一番最初の課題としてトレンドというものが分かっているのかチャートから波引きをして表わせという問題を出題されます。
その際にトレンドというものが分かっていない方はこのようなチャートを描くことがほとんどです。
一見すると合っているように見えますが、これでは買いと売りの攻防がどこで決着を付けどちらの勢力がこのチャートの実権を握っているのかわかりません。
高値安値をしっかり確認しろ!!と私が良く皆様に指導しているのはこれが分かっていないので学習するべしと解説していたためなのです。波引きでよくわからない方はよく読んで理解してくださいね。
全ての理論はダウ理論に繋がる
しんたろうのFX勉強会に入会される方の多くにある質問をさせていただいております。
それは「トレンドの定義」についてです。アップトレンドとは?ダウントレンドとは?どういった状態からトレンドと言うの?などちょっと意地悪に聞くことがありますねw
それも全てダウ理論を肌で感じてもらうためなのですが、最初は買いと売りのグループの攻防が全く見えずに理解するのに苦戦するそうです。
波引きもそうですが、完成したチャートでは「そのように動いた痕跡」にしか見えず波を引いても何故これが間違っているのか?理解できず中々前に進めません。でもそれは全く意味が無いことをしているのです。
どこの高値安値がどこのグループと勝負して勝敗が決まったのか?常に考えながら行動しなければダウ理論を理解するのももちろんですがトレードの基準にもなりません。
もっと簡単に説明すればこのようになると思います。
例えばあなたはこれから大中小の三人に喧嘩を仕掛けに行きます。その目的とは「自分の力を誇示するため」です。この三人が持っている力を奪い取り自分の力を世界に示すために今から喧嘩を仕掛けに行きます。
さてここで問題ですが、この三人の内、誰に喧嘩を仕掛けに行ったほうが効率的でしょうか?
・・・・・誰でも分かる問題を俺に聞くな~!!とお叱りを受けそうですね^^;
答えは大のグループです。
何故大のグループかというと勢力が一番大きいから喧嘩して勝つためには手っ取り早いですよね。
逆に小の規模に喧嘩を仕掛けに行くとすると面倒なだけです。喧嘩をしたいだけなら良いかもしれませんが、世界に自分の力を示すのであれば大に対して喧嘩をしたほうが時間の節約になります。
大に喧嘩を仕掛けて勝てたとしたらあなたの天下は約束されたのと同じです。あなたの望むとおりにチャートが動き好きな時に好きなローソク足を出現させることが出来る世界が待っているのです。
逆張りは意味がない
主役のトレンドが支配している世界で中や小のトレンドが変わったところで大きな流れは変えることは出来ません。むしろ大きなトレンドからしてみたらモグラ叩きの頭が出たようなイメージですぐ叩かれてしまいます。
なので逆張りトレードはリスクしかありませんし、トレンドが見ているならより順張りでトレードを仕掛けたほうが効率的です。
そして一番重要なことはどこのグループのボスに対して喧嘩を仕掛けに行くかということです。大と中と小のグループは何も波に決まったことではありません。ローソク足にもそのような行動が見て取れます。
ローソク足の大中小にもダウ理論が存在し「買いと売りのグループ」の攻防が見えるのだとすれば、ローソク足レベルの攻防もしっかり確認できなければトレードの判断材料として使うことは出来ません。
強ボスが入ればRPGでもそうですが、絶対に戦いに行き勝負を挑みに行きますよね。
なのでローソク足でも強ボスがいるところがわかれば、そのあたりのプライスアクションを確認してトレードすることは可能だと思います。
まとめ
波の基準がよくわからない!トレンドの定義が理解できない!という方は今一度「買いと売りのグループ」について考えてみましょう。
波引きをしていて波の規模がどんどん大きくなるんです~と言っている人もこのあたりの話が見えずただ大きな時間軸で波を引いているに過ぎないのかもしれません。
波引きもダウ理論も全ての理論の根源ですので、しっかりトレンドというものがどうして発生するのか考えて学習してみてください。ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。ではまた~