こんにちは~しんたろうです。
読者様は何時から毎日トレードを開始されているのでしょうか?仕事から帰宅されてから?家事の合間?寝る前?人それぞれですし、24時間取引できるFXなら早朝でもトレードが出来ます。しかし最も活発に動く時間帯でトレードされるのが最も効率的なトレード方法であることも間違いありません。今回は基本中の基本である取引時間帯について一緒に学習していきましょう。
こんな方におすすめ
- カップラーメン3分間待てない方
- 取引時間について今まで考えてこなかった方
- 市場の取引開始時間について知らない方
- 活発に動いていない時間帯にトレードして負け続けている方
効率的なFXデイトレードは相場が活発に動く時間帯に行うべし
過去記事
FXローソク足|エントリーしなくていい時間帯がある??時間とローソク足の関係
FXデイトレード手法|チャート上にある情報だけでトレードしましょう。
カップラーメンってwwwと思うかもしれませんが、最後までお読み頂ければご理解いただけると思います。
まず為替について知っておかなければいけない重要な情報として取引時間というものがございます。
為替市場は株式と違って固定された取引所というものを持っておりません。世界中のネットワークを介して日夜レートが変動し、貨幣が流通しております。
一日の外国為替の流れを知ることが、FXを行う上で最も重要な情報と言えるのです。
各市場の取引時間
FX市場はオセアニア市場から始まり、東京・ロンドンと各市場が順次開場し、ニューヨーク市場を経て1日の取引がクローズします。
これを月曜日の早朝から土曜日の早朝まで繰り返されるので、FXは24時間取引を行うことが可能なのです。
上記の取引時間表をご覧になっていただくと市場の取引開始から終了までが分かります。
この時間帯の中で例えばオセアニア勢が活発に取引している時間は何時か分かっていればオセアニアの通貨を取引すればいいですし、東京時間の中で取引するとなると自ずとJPYが絡んだ通貨ペアを選択することになります。
ですので自分が取引したい通貨ペアの最も活発に動く時間帯を知っておかないと、活発に動いていない時間帯にエントリーしてしまい無駄なトレードが増えてしまうだけではなく、時間の効率から見ても損をしていることになります。これは基本中の基本なのでしっかり覚えておいてください。
取引時間をどのようにトレードに活かすか?
ここではGBP/JPYの通貨ペアを取引すると想定してみましょう。
GBPはポンドですから、ロンドン時間に注目する必要があります。逆にJPYは円ですから東京時間に注目ですね。
GBP/JPYは言い換えれば、ポンドvs円ということですから、簡単に考えるとどっちの通貨が価値があるのか?と置き換えることも出来ます。
ということは日本市場が開始する8時頃からロンドン市場が終了する深夜2時頃までが活発なの?と思うかもしれませんが、そうではありません。
GBPvsJPYですからポンドと円の取引時間が重なる時間帯がポイントとなります。
FXはトレード(交換)することで差益が生まれ、お金が増減する仕組みなので、両方の通貨の取引時間が重なる時間帯が最も活発に動く時間帯です。
ならロンドン時間と東京時間が重なる16~18時までが最も活発なんだね~♪ということになりそうですが、半分正解で半分不正解です。
というのも基軸通貨であるUSDの市場であるアメリカ ニューヨーク市場の取引時間も気にしなければいけません。
各通貨の取引量
GBP/JPYは言い換えれば、GBP⇔USドル⇔JPYというふうに変換されております。
え?取引する時に変換したことないけど??と思った方、ご安心ください。勝手に変換しておりますので面倒な手続きはありませんが、内部的に変換しておりますのでGBP/JPYの場合、USDのことも当然考える必要があります。
ここで問題となってくるのが、各通貨の取引量です。取引量の増減によって通貨の価格が決まるのですから、一番取引量の多い通貨を知ることが重要になってきます。
ちなみに読者様は為替市場の中で最も取引量が多い通貨は何かご存知でしょうか?
ドルじゃないの???もちろんドルが一番多いですが、全体の通貨のどのくらいをドルが占めているのかご存知でしょうか。
上記のグラフは2016年と2019年の各通貨の取引量を表しております。
断トツで多いのがUSDですが、次に多いのがEUR、三番目がJPYです。四番目にGBPですね。
USDが占める通貨の割合は約44%です。次にユーロが16%、円が8.4%、ポンドが6.4%、豪ドルが3.4%と続いていきます。
ということはGBP/JPYの取引の場合、東京市場とロンドン市場が重なる時間帯と、ロンドン時間とニューヨーク市場が重なる時間帯が最も活発に動く時間帯ということになり、注目する時間が限られることになります。
GBP/JPYは最も活発に動く時間帯
・16~18時
・22~25時
ちなみに上記の時間は夏時間なので、冬時間は一時間遅れます。
経済状況や雇用、金融、不動産など様々な国内事情が絡んでくるので、絶対に動く!!というものではありませんが、活発に動く時間帯と取引量に注目すれば、上記の時間帯に取引開始するのが最も効率的だと言えるのです。
実際のチャートでGBP/JPYをチェック
GBP/JPYの活発に動く時間帯が分かればトレードも簡単じゃない~?と思うかもしれませんが本当にそうなのでしょうか?
実際のチャートで確認してみましょう。
上記のチャートは1時間足の背景に4時間足と日足を配置したものです。
注目していただきたいのが16時と22時のローソク足です。
東京市場とロンドン市場が重なる時間帯は、それほど活発に取引されていないように見えます。
全体の取引量ランキングの3位と4位の通貨ですが、この日はそれほど取引されていないように見えますね。
しかし22時のニューヨーク市場開始とともに価格が跳ね上がっております。
ということはロンドン市場の参加者とニューヨーク市場の参加者とのトレードが上手く行っており、活発に取引されていることがチャートからもわかります。
それではこちらのチャートはどうでしょうか?
こちらはイングランド銀行政策金利発表が行われた日のGBP/JPYの1時間足の動きですが、政策金利時にかなり変動しているので、注目する時間帯は20時頃だったことが見て取れます。
その後のニューヨーク時間と重なる時間帯の取引は、政策金利発表時と比べておとなしく見えますので「やることやった!!」感が否めませんw
なので16時と22時だけ注目しておけばいいというものでもなく経済指標や要人発言などどんな内容で相場が動くかわかりませんので、安易なトレード分析は危険と言えるのです。
取引時間を使った応用トレード
それではGBP/JPYの取引時間についてはしっかり覚えてもらったと思いますので、ここでは取引時間を使った応用トレードを考えてみたいと思います。
動く時間帯が分かっているのであれば、逆に活発に動く時間帯なのにもし相場が動かなかったらどうでしょうか?相場の参加者は何を考えると思いますか?実際のチャートで確認してみましょう。
上記のチャートも1時間足の背景に4時間足と日足を配置したチャートです。
一日の値動きがかなり鈍いチャートを探してみました。チェックしてみると16時も22時も方向性があるのかないのかはっきりしないような値動きをしております。
ということは本来動く時間帯なのに動かないということは、相場の参加者がそもそも参加していない、もしくは迷っている相場ということが分かるのではないでしょうか?
実際にこのあとの動きを確認してみると見事なダウントレンドになっており、相場は大きく下落しております。
ということは実際に動く時間帯に取引していないということは今までの動きとは全く違う相場の動きが予想されるので、危ないから様子見している参加者が大多数いたということが分かると思います。
なので自分が取引する通貨ペアの活発に動く時間帯が分からなければ、こういったローソク足から得られる情報にもブレが生じて、取れる相場も最後まで気が付かないで終わるケースも有るということです。
これがFXで大切な「休む」というトレード手法になります。
FX取引時間のまとめ
今回は当たり前すぎる話をさせていただきましたので、もう知っているよ~という方も多いかもしれませんが、意外と忘れがちな情報でもあり、そういえば・・・と思い出してくれる方も少なくないと思います。
相場は私が動かしているものでもありませんし、読者様が動かしているものでもありません。想像を絶する巨大なグループが日夜あーでもないこーでもないと言いながら?動かしているので、そういった巨大な市場の中でおこぼれをもらっているに過ぎないことを重々理解してトレードを行ってみてください。
カップラーメン3分間待てない方は今日から時間を気にして見てくださいねw ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。