こんにちは~しんたろうです。
今回のテーマは「フィボナッチ」です。しんたろうのFX勉強会でも普通に使用している便利ツールなのですが、知れば知るほど不思議なフィボナッチを今回あえて取り上げてみました。
フィボナッチのことを未だにオカルトだと思っているトレーダーもいらっしゃって、私からするとこんな便利ツールを毛嫌いする意味がわからないのですが、今回は初心に戻ってフィボナッチのことを学習していきたいと思います。今回は第一回目なので、数あるフィボナッチの中から「アーク」を取り上げて学習していきましょう。
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フィボナッチ・アークってどんなツール?
フィボナッチはエリオット波動論を勉強すると必ず出てくる数列のことです。この世界は黄金比率で物事が動いている~なんてことが書かれているので気になる方は専門書を読んで頂きたいのですが、エリオット波動論に記載されているフィボナッチは人間がもっとも美しく見える「形」がフィボナッチで説明できることを記載しており、これは相場の波もい同様であることが細かく記載されております。
しんたろうも同様の考えで、フィボナッチを見ているとしか思えない相場の流れを至るところで見ることがあるので、フィボナッチなしではFXは成立しないのではないか?と思うほどに重要視しております。
ここまで便利なフィボナッチですが、読者様がフィボナッチと聞くと「リトレースメント」を思い描くのではないでしょうか?
チャートに設置するとこのような感じになるのですが、リトレースメントは日本語で「綾戻し」という意味で、メイントレンドの戻りがどのあたりまで来るのかということを予想するために使用されることが多く、実際このチャートでも波に対して38.2%付近まで戻していることから、ここからメイントレンドが継続するのでは?と考えることが出来るわけです。ですがリトレースメントには時間という概念がなく、いつ頃戻ってくるのか?ということは分かりませんでした。そこで今回取り上げる「アーク」の登場というわけです。
フィボナッチ・アーク(以下アーク)は、簡単に言うとフィボナッチに時間という概念を取り込んだもので、高値安値を算出したり戻り(修正波)を考えたりする上で使用するツールとなります。まずはチャートにアークを設置してみましょう。
フィボナッチ・アークの設定方法
MT4やMT5をインストールしたばかりでは、アークを使用することは出来ません。以下のように設定してみてください。※以下はMT4で使用する際の説明です。
以上となります。これでツールバーに常に表示されているので、使用したいときにいつでも使うことが出来ます。
時々使用されたい方は、MT4のメニューから「挿入」タブをクリック→フィボナッチを選択→アークを選択 割り当てたいチャートに設置で、いつでも使用できますので、便利で使いやすい方法で設定してみてください。
フィボナッチ・アークの注意点
では実際にチャートにアークを設置してみましょう。波の始点から終点に対してアークを設置します。
アップトレンドであれば安値から高値に向かってアークを割り当てましょう。すると上記のようなちゃーとになります。
・・・・あれ?アークって日本語で「弧」という意味だから湾曲しているのでは?そう思った方、慌てないでください^^;
まだまだ設定が必要なので、数値を色々イジってみましょう。
初期値では、スケール:1 楕円形チェックなしなので、図のように設定してみてください。そうするとチャートがこのようになります。
ちょっと湾曲しているのがお分かりでしょうか?
ちなみに楕円形のチェックを外すとこんな感じになります。
あとはスケールを微調整していくのですが、このスケールの数値入力の目安はバーの本数を参考に入れると良いようです。
このチャートの場合、46本だったので、スケールに46と入力するとこのようになります。
これでアークの設定は以上になります。
フィボナッチ・アークの使用方法
設定が完了したところで、どのように使用するのか考えていきましょう。
まずリトレースメントと考え方は同じで、波に対してどのくらい戻ってくるのかを計測するために用います。
こちらのチャートはGBPUSD1時間足にアークを設置してみました。
注目すべきポイントは61.8%や50%付近と価格が交わっている箇所で、そのあたりがエントリーポイントとなります。
ただこちらのアークだけでは心もとない感じがしますので、私はリトレースメントも同時に設置したほうがいいのではと考えております。同時に表示させるとこんな感じです。
リトレースメントがレジサポのような水平線となっており、アークと重なるところがエントリーポイントとして活用できるようになります。
重なる付近にチャートが接近した際のローソク足プライスアクションを確認すれば、エントリーの対象となるのか確認が取れるというわけです。
まとめ
アークの解説は以上ですが、調べてみてわかったことはかなりマイナーなツールであるようで詳しい解説ページが中々出てこなかった点です。
毛嫌いせずせっかく無料で使える便利ツールなのですから、相場環境認識に活用すればいいのに・・・私も使えそうな相場になったら積極的に使用してみたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
応援ありがとうございます。