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FXエリオット波動論|ダウ理論とエリオット波動論はミックスして考えないと相場を理解することはできない?

こんにちは~しんたろうです。

 

先月でローソク足トレードロジックの販売は終了したのですが、総計で約500名の方にご購入いただきました。本当に皆様の応援、ご指導、ご鞭撻があったからだと思っております。

しかしこれで終わりではありません。購入された方はローソク足トレードロジックを120%理解し、自分のものにするまで学習を続け、しっかり相場からお金を稼ぎ出すまで検証、トレードを行ってほしいのです。

動画を見て記事を読んだから完璧!なわけないのですから、勉強会が終了する2020年7月31日までに理解できていただければ幸いです。悩んで苦しむ時期は長いと思うのか短いと思うのかは購入者様次第ですよ~

さて今回の記事は基本に戻ってダウ理論とエリオット波動論なのですが、波引きから勘違いしている方も多く見受けられましたので解説していきます。自信がない方は是非チェックしてみてください。

 

ダウ理論とエリオット波動論を勘違いしてはならない

まず基本となるダウ理論からおさらいをしていきましょう。

  • アップトレンドは安値を切り上げ、高値は更新
  • ダウントレンドは高値を切り下げ、安値は更新

これがすべての基本となるトレンドの定義です。

簡単に言うとダウ理論とは、トレンドというものを簡単に説明した世界初の理論となるのですが、ここを勘違いしてはいけません。

このチャートはアップトレンドからダウントレンドになる波引きなのですが、アップトレンドがアップトレンドでなくなる箇所が皆様はお分かりになるでしょうか?

先程のチャートに矢印を追加しましたが、アップトレンドでなくなる箇所は注目する安値を切り下げられた箇所です。もちろんダウントレンドにまだなっていないので、この箇所は中立した立場にあることはわかるとおもいます。

ここからダウントレンドになるためには、高値を切り下げないといけないわけですから、相場の参加者が高値を作ってもらわないと私達にはトレンドになった!!と理解することは出来ないのです。

それではこのようなチャートではどうでしょうか?

一見するとダウントレンドからアップトレンドになっているような波に見えると思いますが、これはトレンドの定義に沿った波引きではありません。先程も申し上げた通り、アップトレンドになるためには高値を更新して安値を作らないといけないのですが、このチャートだとダウントレンドの高値を途中まで更新する動きが見えません。

ということは中央下あたりまで相場の参加者はダウントレンド継続中と思っていた箇所になるということです。このようにダウ理論だけでも分かる箇所は多く情報満載なのですが、これだけでは相場全体を見ることは出来ません。ここにエリオット波動論を追加していく必要があるのです。

エリオット波動論を追加してダウ理論を考える

エリオット波動論を加えていくともっと相場全体が見えてくるのです。まずはエリオット波動論の基本もおさらいしていきましょう。

エリオット波動論の基本は推進波5波+修正波3波で一つのグループとして波を見ることにあります。この合計8波が集まって更に大きな波を形成していくのですが、時間軸は関係なくどんなに細かくしてみてもどんなに大きな時間軸で見てもこの合計8波が集まって波を作っていることには変わりはありません。

ここにダウ理論を加えて考えていきましょう。推進波はこの場合、アップトレンドの定義になっており安値を切り上げ高値は更新しております。しかし修正波の部分は直近の安値を壊した訳ではなくダウントレンドの定義になっておりません。修正波はトレンド形成とは言えないことがエリオット波動論からもわかるのです。

さて勘が良い方はもう気がついたと思いますが、先程のチャートにエリオット波動論を加えて考えてみましょう。

先程のチャートの左側にダウントレンドの推進波5波があり、中央下あたりの4波目高値をa波が抜けていないことを考えると、右側の中途半端な波は修正波だったのかな?と相場の参加者はこのように考えていたのかもしれません。しかし相場は上昇を続けてしまっております。

このような場合はどのように考えていけばいいのでしょうか?それはもっと相場全体を見ることで解決できる場合があります。

狭い範囲を見てしまうと、推進波5波に見えてしまい、いきなり相場の見方を変えてしまうことになってしまいますが、視野を広げて見る視点を変えてみるともっといろいろな情報を得ることが出来るようになるのです。

このチャートの場合、もっと左側に大きな波があります。色でいうと青の波なのですが、この波の高値安値を右側がまだ壊しておりません。ということはもう少し波を広げて見る必要があったところで狭い範囲を見て判断してしまったことになります。これは波引き初期で起きやすい間違いですので注意が必要です。

先程のチャートをもっと広い視点で見るようになればこのような波引きになると思います。すると相場の参加者がどのくらいの値幅でどのくらいの規模で相場を見ていたのか、ちょっとはご理解いただけたかと思いますが、「こんなの言い出したらキリがないよ」というのは自分勝手な考え方です。

波を作り出している人たちが絶対的な神なのですから、私達はそれに従う下僕でしかありません。相場からお小遣いを貰っているに過ぎない存在です。相場が絶対なのですからチャートだけは疑ってはいけません。しっかり目の前で起こっている現実を素直に受け入れて波引きを行ってみてください。

 

修正波の理解が相場全体の流れを知る切っ掛けになる?

ここからがちょっとややこしい箇所に入ってくるので、頭を柔らかくして考えてみてくださいね。先程のエリオット波動論の基本となる考え方を再度確認していきましょう。

このチャートの場合、修正波a-b-cとなる箇所は左側の波の第五波目の高値安値の中にすっぽり包まれていることがわかります。これなら修正波を理解するのは難しくはないですし、左側にしっかり推進波があるので「次は修正波だな~」と予想するのも出来ると思います。しかし修正波の中にはこんなチャートもあるのです。

注目する高値安値を壊してしまう修正波もあります。トレンドの定義に従って考えていけば注目する高値安値を壊したのだから新たなトレンドが発生??というふうに考えてもおかしくないと思いますが、エリオット波動論ではこれでも修正波であることは変わらないのです。実際のチャートでもこういった箇所は何度も出てきますので、騙された~!!という方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?

ここで大切なことはエリオット波動論だけでも駄目でダウ理論だけでも駄目だということです。2つの理論を並行して考えていく必要があり、単純に「推進波5波出たから」という考えの方が、もしかしたらいい結果を残せるのかもしれません。

しんたろうのFX勉強会では、修正波の理解を深める学習を行っておりますが、全ては推進波でしっかり稼ぐために行っていることです。修正波の中をトレードする危険性を考えれば分かると思いますが、修正波にもこのように大きく分けて2つのパターンが存在することは知っておかなければなりません。

注目する高値安値を壊したんだから騙されたと気がつくまでトレードしていれば良いんじゃない?もしかしたら5波出たあとに新たなトレンドになるかもしれないし~!と考えるのはやっぱり負けるポイントになりやすいとしんたろうは考えております。

学習をすればするほど、修正波の理解も深まりますし、次に発生する本命を知ることにもなります。しかし待つことが出来ない方やポジポジ病患者はそんなことお構い無しでエントリーしたがりますよね。

頭では分かっているけど体が言うことを聞かない・・・・

修正波だということは分かっているけど、やめられない・・・・

これでは正しい判断をしているのにいつまで経ってもトレンドに乗れずに損切りの嵐になってしまい、相場から撤退を余儀なくされます。なので修正波を深く理解し、波引きやエリオット波動論のカウントをしっかり行うことで自分が取りたい波を見つけることが出来るようになるのです。

全ての波を全部取りたい!!!!というのはあまりにも無謀です。ローソク足に落とし込めばある程度の成績は収めることが出来ますが、それでも波の理解を無視すれば痛い目にあることは必至です。しっかり基本に戻って波引きを行ってみてくださいね。

 

まとめ

毎日暑くて難しい相場にイライラし、知恵熱でぶっ倒れてしまう方もいらっしゃると聞きますが、今が正念場ですよ~!大切なことは波の理解を深めることと、チャンスをしっかり捉えて勇気を出してエントリーすることです。相場環境認識と資金管理がFXを勝ち続ける唯一の方法ですから、早い段階で慣れてしまってください。

今回のエリオット波動論+ダウ理論はかなり複雑なので、ご自身のチャートで波を引きながら検証してみてくださいね。ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。ではまた~

 

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