こんにちは～しんたろうです。
前回に引き続き資金管理について解説していきます。
トレード方法などによって資金管理は異なりますが、共通していることは相場に対して素直に受け止めトレンドに対して順張りであることが絶対条件です。
なので資金管理と基礎学習は同じくらい大切なことなので今回もしっかり学習していきましょう。
ギャンの価値ある28のルールとは？
「ギャンの価値ある28のルール」とは、私の心の師匠であるウィリアム・ディルバート・ギャンというアメリカの偉大なる投資家の1人が考え出した投資する上で守らなければ行けないルールをまとめたものです。
このルールは以前、初心者向けしんたろうのFX勉強会でも解説したことがあるのですが、当時はルールだけをページに載せただけで細かく解説は行いませんでした。
資金管理の話をするなら、このルールは絶対に欠かせません。
- 資金の1/10以上損失が出るような掛け方はしない。
- 毎度ストップロス・オーダーを置け。
- 過剰な売買をしない。資金配分を守る。
- トレーリングして利幅を増やす。
- トレンドに逆らわない。
- 迷ったらトレードしない。
- アクティブなマーケットでのみ取引する。揉み合いには手を出すな。
- 1銘柄に全力投入なんてしない。2～3銘柄でリスクを分散する。
- 指値注文はせず、成行のみで取引すること。
- 充分な理由がないのに手仕舞わない。
- トレードで儲けた黒字分は別に分けて管理すること。
- スキャルピングはしない。
- ナンピンはしない。
- 耐えよ。焦るな。
- 小さな利益と大きな損失を避けよ。
- ストップロス注文を置き、これをキャンセルしない。
- 頻繁な売買は避ける。
- 空売りも有効に使え。
- 値頃感で取引しない。
- ピラミッディングはレジスタンスやサポートをブレークしてからすること
- トレンドが明確な時だけピラミッディングする。
- ヘッジの両建てはするな。
- 十分な理由がなければポジションを決済してはいけない。
- 儲けた後は、取引量を減らす。
- 相場の天井/底を推測しない。
- 他人の意見には従うな。自分で研究せよ。
- 損失が出た後は取引量を減らせ。
- 間違ったポジションメイク・間違った決済をしない。
読んで頂ければわかると思いますが、短い文章が28個あるだけです。
ですが、その言葉一つ一つはトレードを行ったことがある人間なら痛いほど分かる言葉ばかりで心に染み渡ります。
相場に迷った際や負けた際に読んで頂ければもちろん効果を発揮しますが、私は勝ちだしてきた新米トレーダーにこそ、このルールをおすすめしたいのです。
勝ちだしてくると心の何処かに空きが生じやすくなり天狗になりやすくなります。そうなってくると難しい相場でもトレードするようになったり待つというトレードが出来ない方も出てきます。
そうなってくると自分で自分の首を絞める結果になり大きな損失を抱える原因にもなりかねません。
なので新米トレーダーにこそ、この「ギャンの価値ある28のルール」をおすすめしたいのです。
しっかり熟読して身につけて頂き、相場からお金を恵んでもらっているという姿勢を忘れないでください。
ちなみにウィリアム・ディルバート・ギャンは28のルール以外にも様々な独自手法を編み出したことでも有名ですが、このあたりをお知りになりたい方はGoogle先生に聞いてみて参考にしてみてくださいねm(_ _)m
証拠金の２％を損失許容金とする
ギャンの価値ある28のルールの一つ目に「資金の1/10以上損失が出るような掛け方はしない。」というルールがあります。
仮に100万円が証拠金として用意できた場合、1/10ですから損失額10万円になるようなトレードはするな！とギャン先生はおっしゃっております。
もしとんでもないトレードばかりして最初の証拠金が残り10万円以下になるような自体になった場合、トレードチャンスは全部で約22回だったということがわかります。
出来ればトレード回数は広げたいですし、もう少々厳密に損失をコントロールしたいので、しんたろうのFX勉強会では証拠金の２％を損失許容金額とし、その２％を出来るだけ超えないようにトレードするように心がけております。
もちろん全資産をFXの証拠金とすることもNGです。生活資金はトレード資金とは別にし、その生活資金だけは絶対に手を付けないように気をつけます。トレード資金も最初は全て口座に入金するのではなく半分は保管することをおすすめ致します。
さて2％を損失許容金額とする方法ですが参考例として以下のチャートをご覧になってください。
損失を考えた場合、必ずトレンドが出ていることが絶対条件になりトレード方法は必ず順張りになります。
方法としてはまず①のように修正波の波を見つけます。次に直近高値を確認し②のような下落のサインが出るまで待ちます。最後に③のように損切りするポイント（この場合だと直近高値）とそこまでのPIPS幅を考えて証拠金の２％に収まるように枚数を調整し金額をコントロールしていきます。
追加注文が可能で十分なトレンドが出ている場合はピラミッティング（買い増し）も行うとより資金が増えていきます。
もちろんあくまで一例なので、もっと効率的に損失をコントロールしている方もいらっしゃいますのでご自身のトレードと向き合って検証してみることも必要でしょう。
資金管理を勘違いしてはならない
資金管理とは自分が稼ぎたい目標に対して、どのようにトレードを行うのか計画的に進めることです。
漠然と「お金、たくさん稼ぎたい～！！」なんて考えていたら、いつまでたってもパチンコ症候群と何も変わらなくなってしまいます。
損失コントロールは資金管理の一部の話をしているだけで、厳密に言うと損失コントロール＝資金管理ではありません。
しんたろうのFX勉強会ではローソク足トレードロジックの購入特典として「未来資金表」をプレゼントしておりますが、この表を使って勉強会参加者は日々トレードの記録を行い、獲得PIPSと損失金額を把握しております。
自分と向き合い損失を把握し始めてくるとどんどん勝ちが増えてきます。
というのも漠然とFXを行っている方よりも明確な目標を定め、そのゴールに対して計画的に進めることによって無理がなくなるのと、一日の目標PIPSが定まることによって「まず何を行えばいいの？」が解決していくのです。
目的がはっきりすれば止め時もわかりますし見えてきますよね。
FXは24時間動いている相場で止め時も初心者はわかりません。その中でルールを持つということは非常に大切なことですが、初心者にはそのルールすら把握できません。
なのでしっかりルールを作りFXの基礎学習+資金管理+実戦トレードを行ってどんどん経験値を高めていきましょう。
まとめ
資金管理シリーズの話題はまだまだ続きますよ～
ギャンの価値ある28のルールにはFXでは使用しないルールも含まれておりますが、100年近く経過しているルールが現代においても通用するところがギャンの凄いところですよね。
勉強会でもどんどん取り上げていきますので、是非皆様も参考にしてみてください。
ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。
追記
※2017年04月16日現在
本日、配信する予定となっております、動画メルマガ「プライスアクショントレード凡人会～動画メルマガ～」ですが、16日夕方18時以降の配信となっております。
登録されている方は「あれ？まだ来ないぞ～」と心配なさらぬようご注意くださいm(_ _)m
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