※この記事は2020年11月28日にゴゴジャングルにて公開された記事です。
こんにちは~しんたろうです。
この記事をご覧になっているということは、トレードで勝ったり負けたりの繰り返しで中々証拠金を増やせずに困っている方ではないでしょうか?
どうすれば勝てるんだろう・・・・
おそらくこのように考えていると思いますが、冷静になって考えてみれば、無駄なエントリーをやめてチャンス相場でガッツリ稼げば証拠金を増やせるはずです。
ですがどこが無駄なエントリーしてしまう場所なのか分からずにいる方が多くいらっしゃるのも事実。なので今回はテクニカル的に負けやすいチャートのポイントを解説していきたいと思います。
無駄なエントリーをやめて証拠金をしっかり増やそう
さてどうやって無駄なエントリーを防げばいいのでしょうか。
そのためにはまず自分自身の分析から始めなくてはいけません。
というのも自分の性格や考え方がもとで無駄なエントリーが増えているのであれば、トレードを中止し今までのトレードを振り返って見る必要があります。
もしかすると自分だけがよく引っかかるチャートのパターンがあるのかもしれません。それが見えれば次回からそのチャートパターンが出現したら中止するだけで無駄なエントリーは防げます。
例えばMT4の基本機能「画像として保存」を使って自分のトレードを保存するのはどうでしょうか?
MT4のチャート部を右クリックするとサブメニューが出てくるので、この機能を使ってどんどんトレード履歴を保存すれば、自分の苦手を克服するヒントが掴めるかもしれません。
MT4の口座履歴のトレードした注文番号を探し、その注文番号を選択しながらチャート部に放り込むとトレード履歴が表示されます。
視覚的に負けパターンを見つめ直せば、何故こんなところからエントリーしたのか?など様々な情報がつかめるはずです。
トレードノートを付けることも大切
株式投資やFXなどの教科書的な書籍を見るとどれもトレードノートを付けなさいと書いてあります。
この意見に私は大賛成で面倒くさがらず自分の見つめ直す材料としてトレードをノートに付けることは無駄なエントリーを減らすことに繋がると思います。
何故エントリーしようと思ったのかなど、そこにテクニカル的な要因があればいいのですが、もし書かれていることが自分の勘を頼りにトレードしたのなら大問題です。
上がりそうだから下がりそうだからという曖昧なものでトレードしているのであれば、宝くじを購入し当たりますように・・・と願っているのと何ら変わりません。
なのでまずノートに記入する内容として
1.トレンド方向(長期短期)
2.波の種別
3.水平線
このような情報が記載されていないのであれば、盲目的にトレードしているのと変わらないと私は考えております。
もしトレードノートの付け方がわからない場合は、すでに完成しているトレードノートを購入し、その通りに記載するだけで完成するものもあります。
Amazonなどで販売されているので、購入してみるのもいいと思います。
便利なものがあるんですね~こういったものをどんどん活用することはとてもいい事です。
負けやすいチャートパターンとは?
前置きが長くなりましたが、ここからが無駄なエントリーが頻発してしまうチャートパターンです。
自分のトレードと比較してみて、その箇所でトレードしていないか確認してみてください。
1.チャートの高値安値
チャートの高値安値はある程度チャートが完成してからはっきり分かるのが一般的ですが、チャートに慣れてくると「このあたりが高値安値っぽい」というのも分かってきます。
ですが初心者が当てずっぽで言い当てられるほど単純ではなく、多くの方がその「高値安値っぽい」ところで無駄なエントリーを繰り返してしまうようです。
例えば上記チャートの場合、安値を形成しているように見えますが、安値のような箇所が三箇所出現しております。
ということは「ここが安値かな?」と完成する前にトレードをスタートしてしまえば、何回も無駄なエントリーを量産することになってしまうかもしれません。
もっとマズイのが自分の考え方を素直に変えられない頑固者の場合です。
「こうなるはずだ」「そろそろ動くはずだ」「こんなチャートありえない」
など意味不明な言葉を並べて自分の考えを押し通そうとする方がいらっしゃいます。
男性に多い傾向ですが、チャートの動きを予想するのは意味がないことですし、自分勝手な考え方をチャートに押し付けるなど言語道断な行為です。
チャートをあなたが動かしているならその言い分も分かりますが、一般投資家の誰もこのチャートを作り出すことさえ出来ないのですから、自分勝手な考え方でチャートを分析すると無駄なエントリーを量産することに繋がってしまいます。
なのでトレンドが出始めてからトレードしても遅くないので、勘だけを頼りにトレードをスタートし、勝手に高値安値だと思ってトレードするのは危険極まりない行為だということになります。
2.キリ番付近(ラウンドナンバー)
キリ番(ラウンドナンバー)付近も無駄なエントリーが量産されてしまうポイントになります。
キリ番とは、キリがいい数字の略でドル円なら100円や120円など、小数点以下が表示されていないキリがいい数字になります。
何故キリ番が無駄なエントリーが量産されやすい箇所かと言うと、多くのトレーダーがキリ番付近の動きをかなり注視しているのが理由です。
エントリーや損切り、利食いなど殆どキリ番付近で行っていることがチャートを見ているとよく分かります。
上記のチャートはキリ番を赤い点線で描いてみたものです。
見ていただくと赤いキリ番付近で反発したり、更新したのにもう一度戻ってきたりと、難しいチャートの動きを繰り返しているのが分かります。
「もうそろそろ更新するのか?」「今度こそ動きだろう」
私も何度も騙され何度も泣きましたが、キリ番付近の動向を理解するのは無駄なことだと割り切ることにしました。
それよりもキリ番付近でトレードすること自体が、無駄なエントリーを量産することに繋がるので、キリ番付近でチャートが揉みだしたらトレードを中止し、様子見するのが得策だと今では考えております。
3.大陽線大陰線発生直後
しんたろうのFX勉強会では、トレードルールの中に大陽線大陰線出現後の相場は手を出さないというのがあります。
というのも大陽線大陰線出現後というのは、チャートが反転したり、動きが鈍くなる可能性が高く、無駄なエントリーが量産されやすいポイントでもあるのです。
こちらのチャートを御覧ください。
大陽線が多く出現しているチャートですが、その後ボラティリティーが低くなっているのがわかります。
レンジ相場のようにトレンドが見えづらく、このあと下落するのか、再び上昇するのか多くの参加者が見守っている場面です。
ですが初心者が見ると上がりそう、下がりそうでトレードしてしまうのでこういった動きがない場面でもトレードをスタートさせてしまいます。
そうすると無駄なエントリーが量産されてしまう結果に繋がってしまうのです。
特に初心者は負けた分を取り返そうと躍起になる傾向があります。
そうなってくると後で見ればカス相場でも、先端でトレードできるかもと積極的にトレードすることになり、無駄なエントリーが量産されてから「やらなければよかった(泣)」と嘆くことになるのです。
なので大きく動いた相場のあとは、絶対にトレードしてはいけないとしんたろうのFX勉強会では決まりごととして遵守しております。
まとめ
今回は無駄なエントリーを量産されやすいチャートパターンを解説しましたが、もっと大切なことはトレードに熱くならないことです。
同じ箇所で無駄なエントリーを何回も繰り返すことで大切な証拠金をどんどん減らす結果になってしまいます。
なので負けたのなら一度冷静になり、相場全体を見回すことを行ってみてください。
そして自分のトレードルールに則ったトレードだったのか真剣に考えてみてください。
一つでも多くの無駄なエントリーを減らして証拠金を増やしていきましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。