こんにちは～しんたろうです。

 

ダウ理論を用いてチャートに波を描いていると

「ここは高値として（安値として）機能しているのか？」ということを

しばしば考えることが出てくると思います。

実際のチャートではこんなところですね。

このように波を描いていらっしゃるのではないでしょうか？

このチャートの場合は安値切り上げ、高値更新されていることから

アップトレンドであることはわかると思います。

しかし「このような安値」からチャートは最高値を更新することなく

「このような高値」を作って相場は下落してしまいました。

ということは「このような安値」は「何でもない安値」に変わったということです。

そして「このような高値」は正式に下落の戻り高値として

今後、注目されることになった高値ということになったということです。

その後の動きを確認してみましょう。

下落相場の起点から見ていただくと

高値切り下げ、安値更新していることがわかります。

ダウントレンドが継続していますね。

しかし途中で安値が更新せずに高値を切り上げました。

ここからアップトレンドであることは間違いないのですが

下落の起点を完全に更新するまでは

本当の意味で下落相場の終了とは言えません。

ここがダウ理論の弱点とも言えることだと思います。

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ダウ理論の弱点はシグナルが遅く出る

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下落相場が完全に終わるまで目線の固定は必要だと言えます。

更新が確認できるまで全くトレードできなかったという意見が聞こえれば

その方はルール通り、ダウ理論を実践しているといえるでしょう。

もちろん戦略を変えれば利益を出せなくはないのですが

頭のなかで理解しながらトレードするには

相当な練習が必要な場面であることは間違いありません。

最初のうちはしっかり目線を固定しトレードを行いましょう。

 

それではこのようなチャートの場合はどうでしょうか？

先程と同様にアップトレンド中に高値を更新することなく安値を切り下げてしまいました。

ということは下落相場のスタートでしょうか？

最初のチャートと比べてみてください。

何が違うかわかりますか？

左側の大きな波の起点を崩しておりません。

ということは左側の大きな波の中で動いているだけで

勝負がついていないということです。

その後のチャートを御覧ください。

ダウ理論の定義として更新した波の根本にある高値安値というものは

トレンドを創りだした神々の高値安値です。

そこを崩してくるということは今までのグループではなく新しい別のグループが戦っている場所を表します。

なので安易にダウの定義が崩されたと思うのではなく

ちゃんと波を引いて重要な高値安値を確認し今現在の波がどこの波の中にいるのか確認してからデイトレードを行いましょう。

それではまた～