こんにちは~しんたろうです。
トレンドの定義3でアップトレンドとダウントレンドのことを勉強しましたが、ダウ理論のことを少しは分かっていただけたでしょうか?
あくまでもダウ理論はFXの「空気」みたいなもので、知っていて当たり前!という理論です。もちろん勝つためには必須知識になりますので絶対覚えておきましょう。
今回はトレンドにおける転換点のお話です。ダウ理論では「明確な転換点が現れるまでトレンドは続く」とあります。では明確な転換点とはどんな場所でしょうか?
トレンドの終わりと始まり
ではおさらいです。
アップトレンド・・・・・高値を更新し続け、安値を切り上げる動き
ダウントレンド・・・・・安値を更新し続け、高値を切り下げる動き
これが二種類のトレンドでしたよね。ルールが守られている場所が「トレンド」であるならば、転換点とは二種類のトレンドルールから外れ、ルールが守られていない場所ということになります。
上の図はよく見る転換ポイントです。
①はルール通りのアップトレンドです。②では安値が切り上げられなかったためアップトレンドでは無くなりました。しかしいきなりダウントレンドの開始ではないのです。
酒田五法では三山、今はトリプルトップと呼んでいる場所です。注目するべき場所は②のアップトレンドが終了した箇所で、よく勘違いしてしまう方が多いポイントでもあります。ここからエントリーを開始してしまうと、いわゆる「飛び乗り」になるのですが、逆に大きく動く箇所でもあるので感情(メンタル)に左右されやすく初心者トレーダーは必ず負ける箇所の一つでもあります。
大事なことは高値安値なのです。「更新するのかしないのか」その一点に世界中のトレーダーは集中しております。私達一般投資家はトレンドの転換点でポジションを持つことは出来ませんし持ってはいけません。しっかりルール通りの動きを確認してから同じ方向(トレンド)にポジションを持つことが大切なのです。
波の中に波がある??
それではこんな場合はどうでしょうか?
一見するとダウントレンドのような動きになっていますね。しかし冷静にルールを思い出してみましょう。前回つけた安値を切り下げておりません。ということは下の図のような考え方になります。
大事なポイントは直近の高値安値を更新出来たかどうかです。④の安値は直近の高値を更新できずに下落しているため安値として認められず重要な安値をまだ切り下げていないため、今現在は何でもない安値ということになります。もちろん時間軸を変えてみればダウントレンドになっておりますが、トレンドを判断する際、分析している時間軸を変えて見ることは避けたほうがいいと思います。時間軸がブレるということは自分が見ているチャートの基準がコロコロ変わってしまい、波の大きさが変わってしまうため自分がどこの波で勝負を仕掛けるのか判断基準が曖昧になってしまうためです。
なので日足なら日足、4時間足なら4時間足とトレードの基準になる時間軸を決めることがトレードにおいては必要になってきます。私達はこれを「目線の固定」と言っておりますが、トレンドの更新を果たした際に初めてわかる高値安値があることを覚えておきましょう。
ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。それではまた~